看護師の転職活動の悩み

1.看護師が転職活動で抱える悩み例①在職先にバレれず転職活動ができるか

看護師が転職する理由は、人間関係への不満、給与の改善、労働条件に対する不満、自らのキャリアアップなど、人により様々ですが、そんな悩みを転職で解決しようと実際に転職活動をすると、実はこれまでの仕事の悩み以上に、今度は「転職活動自体から生まれる不安や悩み」が湧いてくるものです。例えば「どうやって円満退職しようか・・・」「転職した先がもっと劣悪な環境だったら・・・」など不安の種は尽きません。実際に転職活動への不安が膨らみ、身動きが取れなくなってしまう看護師も多いです。ここでは看護師の転職にまつわる不安や悩みにはどんなものがあるかを紹介します。

看護師転職相談O子

転職相談O子
私は今26歳で転職活動中で大きい病院での経験を求めて転職活動をしていますが、やっぱり今の職場にはなるべく知られずに転職活動したいなあとか、大きい病院へ行って自分の居場所はあるのかとか、小さな不安や悩みは湧いてきます。やっぱり転職活動って皆さんそれなりのストレスや悩みを感じていますよね?
キャリ姉
転職活動はストレスや悩みは尽きないと思いますよ。でもその先に理想の環境があると思ってみんな頑張るわけです。転職活動の悩みでよく耳にする1つは「在職先に知られず転職活動ができるのか」という点です。今の職場から転職をする場合、一旦退職をし、失業手当をもらいながら転職活動をする方法もありますが、経済的理由などで在職中に次の就職先を決めたい時もあります。その場合、今いる病院で働きながら転職活動をすることになりますが、忙しい看護師の仕事をしながら転職先に関する情報収集や履歴書の作成を行うことは容易ではありません。転職活動の忙しさから職場に迷惑をかけてしまうこともありますので、なるべくなら「転職活動をしていることを、勤務先に知られたくない」という気持ちになる人は多いです。もちろん「私、転職しますので転職活動してます!」とオープンに言える環境であれば問題ないんですが、上下関係などもありますし「残業せずに転職活動でお忙しいね」という嫌味を言われたなんて話も聞きます。

転職を心に強く決めている場合、「バレたっていい」と考える人も中にはいますが、転職活動がバレた後はやはり勤務しにくいというのが現実です。出て行かれる同僚たちもどこかぎこちない接し方になってしまい、不協和音が生じ、結局は後味の悪い退職の仕方になってしまうなんていう事も珍しくありません。そんな寂しい退職を避けるために、周囲にバレないように転職活動を行えるならそれに越したことはありません。もちろん退職願を出してから退職までの1,2か月は辞めることを知られた上で働くことになりますが、その期間は短い方がいいということです。

職場に知られずに看護師が転職

転職相談O子
確かに私も今の職場にはなるべく知られずに転職活動をして、内定が出たら退職の2か月前に上司にその旨を伝えて引き継ぎをしようと思っていました。大手を振って転職活動するとやはり嫌味を言われそうだし、円満退職にも影響が出そうですので・・・。最後の2か月は、あと少しの辛抱・・・と、耐えるしかないですが。
キャリ姉
おっしゃる通り、在職先に早い段階で転職活動を知られてしまうと色んなマイナスも出てきます。「どうせいなくなる人」という雰囲気が出て、周囲の態度が冷たくなることがあります。もちろん退職願を出した後の2か月とかはある程度はしょうがないんですが、無視されているわけではないけれど、どこか冷たい、大切な事は伝えてもらえなくなる、などの扱いを受ける場面が出てきます。周囲にしてみれば「あと少しでいなくなるんだから話しても仕方ない」と思っているのかもしれませんし、あるいは「裏切り者」のように思われてしまっている事もないとは言えません。終身雇用ではなくなった今の時代、より良い環境、より良い待遇を求めて転職をする事は決して悪い事ではありませんが、見送る側の気持ちというのは、いつの時代にも「裏切られた」ような錯覚を起こすのかもしれません。
転職相談O子
「裏切られた」ような錯覚、私も見送る側で少し感じたことがあります。やっぱり退職を周囲に公表してから実際の退職日までは短い方がいいですね。
キャリ姉
私はそう思いますよ。新しい環境や高待遇・好条件の転職先を見つけ退職していく人に対して、残された人がヒガミややっかみから意地悪をするというのは「あるある」です。。特に看護師の世界は女性が大半を占めていますので、人間関係も複雑というか・・・。特に、今までの職場が非常に忙しかったり、きつかったりした場合、その可能性はより高くなってしまうかもしれません。転職先が決定しており「あと少しだから」と割り切って我慢できる場合は良いのですが、まだ転職先も決まっておらず、転職活動をしているだけだった場合は最悪です。

看護師の陰口

転職相談O子
私の先輩でも転職する人に意地悪している人いました。でもやっぱり転職活動で100%バレないでっていうのは難しいですよね。。。
キャリ姉
状況によりますが、それでも全くバレないでやりきる人もいますよ。個人で行う転職活動では、今の職場にバレずに転職活動を行おうとすれば全てを一人でこなすわけですから、仕事の現場との両立が非常に難しく下手をすれば仕事に支障が出て自分の株を下げてしまう事にもつながりかねません。そこで、第三者(看護師転職エージェント)の介入が重要となるのです。看護師転職エージェントを介入させる事で諸々の作業の代行をしてくれますし、もちろん応募者情報の保護も万全です。看護師転職エージェントとうまく付き合うことで現職の仕事を100%全うしながら転職活動を進めることが可能になってきます。

 

2.看護師が転職活動で抱える悩み例②激しい引き止めにあわないか

転職相談O子
やはり看護師の転職も苦労が尽きないですね・・・。私はそもそも「簡単に辞めれるのか」という気持ちになることがあります。人手が足りない中、自分がやめたら残されたスタッフがさらに激務になるとわかっているのに「辞めたい」とは言い出しにくいですよね。またいつどこで顔を合わすかわからない看護師仲間や医師、もしかすると自分や家族がその病院にお世話になることがあるかもしれません。それだけに、退職はできるだけ円満に行うのが理想的ですよね。
キャリ姉
ルールとしては一定期間猶予をもって申請すれば看護師には退職する権利があるのですが、上司からの「引き止め」はもちろんあります。実際、引き止めに合ったために転職を諦めなければならなかったという看護師も中にはいますよ。

引き止めに合う理由は、「手放したくない人材だから」「次の人材確保が大変だから」「次の人への指導の時間が惜しい」などが代表的です。中でも「手放したくない人材だから」という場合は、引き止める側も必死になりますので、非常に強い引き止めとなる可能性が高いのです。こうなると、引き止められる側も「私はそんなに必要な存在だったのか」と改めて認識し、転職への思いを変更してしまうこともあります。また「次の人材の確保が大変」や「次の人への指導の時間が惜しい」などの理由の場合は、病院側が業務の合理化を図っているだけの話ですが、人材を確保したり教育する手間や費用を考えれば新しい人を探すより引き止めたほうが良いという判断からなのでしょう。

転職相談O子
引き止められた時の対処法はどうすれば??
キャリ姉
転職しようとする看護師を引き止めたい病院側は、あの手この手を使って強引な引き止めを行ってきます。どうしても手放したくない人材だった場合、もしかすると給与アップや役職などの話も出るかもしれません。もし、転職しようとしている理由が「給与アップのため」や「管理職を目指しているから」などだった場合には、本当にそれが約束されるのであれば、考え直すという手もあります。ただし、この場合は確約をとらなければ騙されるだけになってしまいます。また、もしそういった理由ではなく、他に転職をしたいと思う理由があった場合には、その理由を丁寧に説明し、理解・納得してもらうようにするほかありません。そこで上司が納得できるような説明がきちんとするしかないですね。
転職相談O子
引き止めにあって時間を消費していたら、転職先が決まってても退職日が思うようにならないということにもつながりますね?
キャリ姉
それもよくある話です。後任を準備するために退職日を遅らせるように言われる事もあるくらいですし・・・。しかし、転職先との都合で、この日までには退職しておかなければ間に合わない場合は、安易に受け入れる事ができない点です。何が何でも全て拒否すると言う姿勢を見せれば、病院側も譲らない姿勢にもなりかねないので、円満に退職するためには少し妥協する事も必要かもしれません。転職先に入職する日までに今の病院を退職できれば良いのですから、その日程内でできる範囲で調整を行い、相談と言う形を取れば良いでしょう。
転職相談O子
転職の意思が固く、新天地で新しい生活をスタートさせると強く心に決めているのなら、心を鬼にして振り切るしかありませんが、一応それまでお世話になったであろう上司や同僚なので常識的な対応が必要ですね。
キャリ姉
おっしゃる通りですね。

看護師転職の引き止め

 

3.看護師が転職活動で抱える悩み例③転職してキャリア分断・給料ダウンにならないか

キャリ姉
ここまでは元の職場の話ですね。引き続いて転職先の話に移ります。
転職相談O子
そうか・・・辞めるだけが転職じゃないか・・・。
キャリ姉
そうですよ(笑)誰もが、今よりもいい労働環境や条件を求めて転職をします。しかし、本当に今よりもよくなるのか?という思いがあります。特に給料面においては、現状維持ができればまだしも、これまでよりも手取りが少なくなることも懸念されます。また看護師として働いてきたキャリアが断たれたり、過去のキャリアが全く活かせない職場への転職も不安材料です。
転職相談O子
なるほど・・・。
キャリ姉
まず給料の話からすると、どんな職業でもそうですが、転職で気になることの大きな1つは給与に関することです。 看護師の場合、一般的なOLと比べて比較的高給であり、全国の平均年収で480万程度あります(参照:看護師の年収相場)。 しかし、誰もがこのような年収を得ているわけではありません。 看護師は年収の幅が広い職業であり、転職して年収が下がってしまう場合もあるのです。 10万円、20万円の年収ダウンならまだ許容範囲ですが、100万円もダウンするようでは考えものです。そしてそんな事例は少なくありません。私が担当した方で年収が半分になった人もいます(※その方は子育て重視のための転職でしたが・・・)

キャリアの分断についてもそうです。私の担当した看護師さんで「二交代は体力的に無理!」「病棟管理で高齢者中心に向き合う適性がないと思う!」という24歳の看護師さんがいました。まだ病棟経験も短かったんですが、その方は美容クリニック(自費でアンチエイジングなどを行う高須クリニックや湘南美容外科クリニックなど)に転職したいという気持ちをお持ちでした。そこであれば入院患者はいなくて日勤専従ですし、いわゆる病気の方というのもほぼいません。そこへ転職する時にこの方が悩んでいたのが「若い時は病棟のキャリアがあったほうが潰しが効く」という点なんです。やはり若いうちに病棟の経験がないと長い看護師生活では潰しが効かなくなくなるというのは事実です。この方が美容業界に進んで、もし病棟にまた戻るとなると病棟勤務を継続していた場合よりもやはり評価は下がると思います(※結果的にこの方は美容クリニックに転職しましたが・・・)。

給料面に関してもキャリアに関しても一般論はあります。給料はもちろん高いほうがいいし、手当も厚い方がいいし、キャリアメイクについても病棟管理の経験の重要性や認定看護師取得のメリットなどもあります。でも最後は自分の価値観に問いかけてみる他ありません。「給料が下がっても子供といる時間が大事!」となればそれが正解ですし、「出世はしなくても自分の時間が大事!」というのもその人の正解です。一般的にはキャリアが断たれたり給料が安くなることで悩む人もいるという話です。

看護師転職で給料ダウン

 

4.看護師が転職活動で抱える悩み例④新天地に馴染み、新しい人間関係を築けるか

キャリ姉
続けます。お金やキャリアの話もそうですが、「人間関係」も、看護師の転職理由の上位にいつも挙げられる点です。職場の働きやすさは、人間関係の良し悪しで大きく左右されると言っても過言ではありません。それだけ大切で、難しい人間関係を、また一から築くことができるのか?こればかりは働いてみないとわからない部分が大きく、不安が膨らみます。
転職相談O子
人間関係の複雑さは看護師の悩みの上位・・・。とても共感できます。
キャリ姉
看護師は人間関係がそもそも複雑なのに、まして中途入社という立場で人間関係を築いていくのはとても難しいです。もちろん仕事を早く覚えて一日も早く独り立ちできるようにしようとか、自分からの挨拶は徹底しようとか、年下で経験の浅い看護師であってもその職場に慣れるまでは誰に対しても敬語で話そうとか、何か間違いを注意されたり言われてもオロオロした態度は取らずキチンと謝まって先に仕事を進めようとか、常にメモを取って一度言われたことはなるべくその場で覚えるようにしようとか、人間関係を良好にする方法はたくさんあるんでしょうが、無条件にいじめてくる人などもいるので難しいんですよね。なので転職時は可能な限り病院見学をさせてもらったり実際に働いている看護師に話を聞くチャンスを転職エージェントに作ってもらったりした方がいいんですよね。

看護師転職と人間関係

 

5.看護師が転職活動で抱える悩み例⑤さらなるスキルアップができるか

転職相談O子
転職してからも悩みは尽きませんね・・・。
キャリ姉
お金に人間関係に雇用条件に・・・看護師にはいろんな転職の要素がありますからね。。最近は看護師の転職理由でも増えてきているのが「仕事のやりがいを追及しての転職」「看護師としての自分を磨くための転職」です。大きい病院を狙っている転職相談O子さんもきっとそれに該当すると思います。専門性のある病院や、先端医療を行っている病院で、より深く高い知識と技術を身につけたいと思う人や、認定看護師や専門看護師を目指す人は、高い志を持って自らを向上させるための病院に転職をします。しかし、新しいことへの挑戦には不安や悩みがつきもの。本当に自分はそこでやっていけるのか?と臆病になってしまい、最初の一歩が踏み出せないことも多いです。
転職相談O子
気持ちわかります。不安も希望も併存しているような感じですね。
キャリ姉
これはよくあるケースですが、私が担当した看護師さんで、看護師になって働いて経験をある程度積んだらスキルアップとして認定看護師を目指したいと思っていた方がいました。新卒では小さな病院に入り看護師経験を5年積んだタイミングで転職活動をスタートされました。 元の病院には認定看護師を目指している看護師はいなくて、どのタイミングで認定看護師の資格を取るために動き出したら良いのかタイミングがよくわからずに1年近く悩んでいたそうです。認定看護師になるには、必要な臨床経験(専門分野での必要実務経験もあります)とさらに認定看護師の認定資格を取るために講習などを受講したりしなければなりませんので職場のサポートは大切です。認定看護師の教育課程を受ける期間や費用の扱い(休職扱いになるのか研修扱いになるのか、かかる費用は自分で負担するのか病院でサポートしてもらえるのかなど)や、認定看護師になるために必要な認定看護分野での実務経験を優遇して積ませてもらえるかなどの点も職場によって異なるため、雇用先の制度の確認は大事です。
キャリ姉
その方も「本当に転職先で満足なサポートが受けられるか」「転職先で周りの理解や切磋琢磨する仲間は得られるか」など転職先については不安をもっていました。資格取得に打ち込める時期が独身で時間が許されるタイミングと考えていたそうで、やはり不安は多かったそうです。認定看護師になるにも、簡単なことではないので大変さも覚悟しながら周りのサポートももらいつつという感じなのでやはり不安は先立っている様子でした。
転職相談O子
認定看護師などのキャリアアップ目的だとそういう点も気になりますね。

看護師転職とスキルアップ

 

6.看護師が転職活動で抱える悩み例⑥通勤時間・面接対策・託児所問題etc

キャリ姉
ここまで転職前後の看護師の悩みを紹介してきましたが、他にも、「転職をしたいけれど、病院の寮に入っているので、辞めたらたちまち住む所に困る」「極度のあがり症で面接が苦手」「シングルマザーで託児所を使える病院がいい」「採用試験に合格する自信がない」など様々な看護師の転職の悩みが聞かれます。転職を考える看護師には、誰一人として不安や悩みがない人はいません。高報酬、好待遇で迎えられる看護師でさえ、新しい職場に対する不安を抱えています。

私の担当したシングルマザーの看護師さんで、2歳の子供と一緒に住める母子寮のある求人を探している看護師さんがいました。今まで旦那の実家(埼玉)で同居していたんですが、離婚と同時に子供を連れて出て来て、今勤めている病院は独身者を対象とした寮しかないので、子供と一緒に入ることができる寮のあるところへ転職したいと言っていました。この人の場合はそれに加えて託児所もついているところというのが条件でした。結果的には24時間託児制度がある都内の病院に一緒に病院見学に行き、借り上げ賃貸制度のある病院でしたのでそちらもサポートしました。さすがに埼玉からの引っ越しの費用面などは自費でしたが。この方の転職の悩みはとにかく「子供」でしたね。親を頼めないとなると本当に働き方が選択できなくなるのが辛いところです。母子寮+託児所と限定してしまうと病院が限られてはしまい、結果的にはマンションを借り入れてある病院となりましたが、ほぼ満足してはもらいました。ちなみに転職してみたら周りに結構シングルマザーの看護師いたようでお子さんの悩みを解決するために多くのシングルマザー看護師が集まってきているんだと思います。このように転職の悩みは十人十色様々なんですね。

看護師の悩み(住居問題・面接対策・託児所問題)

転職相談O子
このシングルマザーの方は行動力のある方ですね。新しい人生のスタートで不安は多かったでしょうが、不安や悩みがあるからと転職そのものをあきらめるのではなく、しっかりの乗り越えていかれたんですね。看護師の転職に悩み・不安はつきものだと思いますが、私もそんな悩みや不安を踏まえた上で前向きに行動していけるようにしたいと思います。今回もありがとうございました!

 

看護師転職に「不安」は付き物!そんな不安を解消するには?

看護師が転職活動を進めると「年収が下がるんではないか」「転職先でも激務が続くのではないか」「人間関係の悩みが解消されないんじゃないか」など様々な不安が先立ちます。しかし、不安や悩みがあるからと転職そのものをあきらめてしまうと今の状況を変えることはできません。何かを求めて転職するのであれば、転職の不安も受け止めた上で一歩踏み出すしかありません。

看護師の転職活動は、特に初めての転職の人などは一人での全てをこなしていくのは不安でしょう。そんな不安だらけの転職活動は一人で頑張らないでマイナビ看護師などの看護師転職エージェントで転職のプロに相談してみるというのがお勧めの方法です。大手の看護師転職エージェントはアナタの悩み・不安に寄り添いながら転職活動のベストアンサーに導いてくれる頼りになる存在です。