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和歌山の国立総合病院の募集へ応募!和歌山の看護師の転職体験談

和歌山県内で転職した看護師Aさん
性別女性
年齢(看護師として和歌山県内で転職した当時)29歳
転職前の職場公立総合病院(消化器内科、精神科)・和歌山県・三交代制
転職後の職場国立総合病院(消化器内科)・和歌山県・三交代制
使った転職エージェントナース人材バンク
転職理由激務度合いが高すぎて他の和歌山県内の看護師募集へ応募しようと思った

キャリ姉
まずは前職の仕事内容や給料の話を教えて下さい。
和歌山県内で転職した看護師Aさん
和歌山県というところは田舎町で、医科大学病院は県内一つしかありません。よって、県庁所在地以外は総合病院が大学病院並に大きくあります。私はある地方の公立総合病院で看護師をしていました。前述したように地方の総合病院は、巷ではいわゆる大手企業のように扱われており、基本の給料はその地方では比較的多めでした。夜勤手当は最高で月に40,000円、結核等の疾患を取り扱うための手当等もいくらかありました。ある月の給料は基本給が月額200,000円、夜勤手当等もろもろの手当てを入れて約60,000円程度ありました。都会の方に比べればずいぶん少ないようですが、和歌山県では年齢でみれば比較的多い方です。そして6月と12月に毎月のお給料とは別にボーナスがあり、合わせて1,000,000円ほどでした。よって、年収で言えば約4,000,000円程度でした。
仕事内容としては消化器内科の病棟看護師と、精神科の病棟看護師の二つの病棟を経験しました。私が勤めていた消化器内科は、いわゆるなんでも屋状態でした。重症末期のがん患者や肺炎や結核や多剤耐性菌を持っている感染症の患者の対応も消化器以外にもたくさん看ている病棟でした。看取りから専門主義操作が必要とすることまであらゆることを行わなければなりませんでした。患者一人のケアや医療処置がとにかく多く、一番の稼働率と死亡率を誇る病棟でした。注射や点滴、呼吸器回路の交換の組み立てや準備等様々な用意と処置が日々ありました。
精神科はさほど忙しくはなかったのですが、医師数の減少で精神科疾患に分類された病棟が少なくなり、認知症から急性統合失調症まであらゆるジャンルの患者を看ていました。
キャリ姉
なかなか充実しているように見えますし給料も高いですね。なぜ前職を辞めて転職しようと思いましたか?
和歌山県内で転職した看護師Aさん
とにかく病棟の業務は多忙を極めており、他の科は定時で帰宅できるのに私のいた消化器内科病棟はいつも残業3時間は当たり前でした。また、処置やケアの準備に追われて出勤時間は始業一時間前は当たり前でした。そして、残業をとることは暗黙のうちにいけないことだという風な風潮があり、特に若者は「勉強だから」「まだ仕事に慣れていないだけだから」と残業の申請をしてはいけないという圧を先輩からかけられている職場でした。
いくら地方の中ではよいお給料をもらっていたとしても、これはモラルとしておかしいと思っていました。また、他の病棟はいつも定時に帰宅ができ、忙しい病棟はいつも残業して当たり前だというような習慣や考えが病院内に当然のように充満している点もおかしいと思いました。病棟によって差がでるのならば人員増員をするべきだと思うのに、上層部は業務整理ばかり下の者に命じるばかりで多忙な稼働率はかえようともせず、どうしようもないこの遅れた風潮や考えは精神衛生上よくないと思い、ほかの病院の募集などをチェックし始めて、転職に至りました。実際にうつ病になる同部署の看護師も多かったのです。
キャリ姉
なるほど。勤務環境が悪かったんですね。今回は同じく和歌山県内の国立総合病院の募集へ応募されて転職されていますが転職活動の進め方を教えて下さい。
和歌山県内で転職した看護師Aさん
病院の風潮がおかしいと悩みはじめた一年前から、募集先を探すのにナース人材バンクには登録していました。担当の方は半年でかわったりもしましたが、一ヵ月に一回は電話で連絡をくれていたので好感を持っていました。そこで、アドバイザーに頼み、毎回メールにて概要を連絡してもらうようにしました。そして、気に入った内容のものがあったので連絡をとりました。募集先は相当数おくって頂きました。和歌山県は狭い田舎なので、自身でほとんどの病院の噂は人づてに耳にすることができます。しかし、あえて転職活動にナース人材バンクにひとかみしてもらうことで、新しい職場にはあえて「サイト等を利用してきた」とアピールすることができます。これが、田舎ではなかなか有効だと考えました。自分で個人的に病院に応募するのではないことが田舎ならではの狭い慣習や時代遅れな風潮から離れることにつながり、「人間関係や仕事をドライにとらえている人」と同僚や上司に間接的に伝えることになるからです。そうすれば、上司は「待遇が悪ければすぐにやめられてしまう」と考えることになり、保身につながると思いました。エージェントの方には上記をありのまま話しました。

no name
なるほど。和歌山という田舎ならではの転職サイトのメリットがあるんですね。転職後の国立総合病院(消化器内科)の仕事内容や給料は?

和歌山県内で転職した看護師Aさん
基本給は前職よりも少し下がってしまいました。しかし、たった10,000円程度なので問題はありません。夜勤手当は変わらず40,000円程度で、他の危険手当等はありません。ボーナス等も大差はなかったです。しかし、前の職場のように始業一時間前出勤は当然といった風潮はありませんし残業をしたらきちんと残業代としてお給料をもらえます。なので総合的には前職場と同等くらいの年収です。
転職後の病院は特定の疾患をみる施設等はないため、結核等の扱いがないので業務的に面倒な作業がなく楽です。以前と同じ消化器内科病棟につとめているのですが、以前のようになんでも屋状態ではなくきちんと消化器の疾患の患者がくるので安心します。注射、点滴、清潔排泄ケア等も役割分担で行うことができています。以前の病院に比べて設備は古いので不便を感じることもありますが、その分難しい疾患の患者がくることもなく、普通に一般の消化器内科として機能していると思います。
キャリ姉
転職して「よかったこと」と「悪かったこと」を教えて下さい。
和歌山県内で転職した看護師Aさん
同じように総合病院ですが、この病院は以前勤めていた病院に比べて看護助手をたくさん雇っており、業務整理ができています。始業開始1時間前出勤は当然といった風潮もなく、残業はなるべくしない方向にするという考えがみんなの間で当たり前となっているので、助け合いの精神があり人間関係も良好です。多忙すぎる状態でピリピリとした雰囲気もありません。また、以前は年休は勝手に上司が適当につけており、自分の意志ではなかなかとれなかったのですが、今の病院は夏季休暇を一週間連続でとらせてくれたり、自分で自由に有休を消化できたりして精神的にとても良いです。
悪かったこととしては、今勤めている病院は、以前よりも少し遠方にあるため通勤に時間がかかります。転職エージェントの方にもう少し近くの病院を探してもらったらよかったと思っています。また、どうしても以前よりは古い病院のため、新しい医療技術を学ぶ機会が少ないのは残念に思います。しかし、今のところは特に不満はありません。
キャリ姉
これから転職したい看護師さんへメッセージを!
和歌山県内で転職した看護師Aさん
私は前職ではたくさんのことを学びたいという向上心で頑張っていました。しかし、あまりの忙しさから胃潰瘍になったり不眠症になったりしていました。自分の向上心に陶酔するあまり、そこに時代遅れな考えや多忙すぎる業務というストレス要因がたくさんあるのにそれに目をつむり、自分を奮い立たせて頑張っていたのです。しかし、今の快適な職場環境をみるとあれはやはりおかしいものだったと気づくことができました。学ぶことはたくさんありましたが、精神衛生上おかしいと思ったら健康を害する前にやめるのは逃げではありません。転職サイトを見渡せば看護師募集は山のようにありますのでもし悩んでいる看護師さんいれば転職サイトの看護師募集を見てみましょう!