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看護師が転職して他職種(ペットショップ)へ挑戦した実例をご紹介

看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
性別女性
年齢(他職種へ転職した当時)37歳
転職前の職場山口県内の総合病院・二交代勤務
転職後の職場山口県内のペットショップスタッフ・パート
使った転職エージェント求人情報誌
転職理由母の体調悪化&本当にやりたいことに挑戦してみようと思った

キャリ姉
元々は山口県内の総合病院で看護師として働いていたんですね。まず前職の看護師業務の内容や年収など教えて下さい。
看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
転職前の私の仕事内容は脳外科、病棟勤務でした。病棟なので朝は患者様の情報収集、申し送りから始まります。その後チームナーシングなのでチームに分かれて注射、点滴のミキシングが終わりその日の担当患者様のところに行きバイタルサインチェックをします。脳外科は(言葉は悪いですが)寝たきりの方が多いです。その方の清拭やおむつ交換、入浴介助、洗髪、オペ前の患者様もいらっしゃるのでオペ前処置などとにかく忙しくてすぐにお昼休憩の時間になってしまいます。オペ後の患者様が帰室されるとオペ後の看護、午後からも午前中に終わっていない清拭や看護記録などをします。勤務終わりに申し送り、夜勤者に交代といった感じでした。
給料・年収水準としては、私は山口県内の総合病院に入職して14年間ずっと同じところで働いていたのですが退職前の基本給は23万でした。基本手当に夜勤手当が付いて(夜勤が月に5回くらい)手取りは25万位でした。この中に住宅手当も入っていました(住宅手当は家賃にもよるのですが4万弱いただいていました。)ボーナスが年間100万位だったと思います。お正月は特別手当もありました。1日3000~5000円だったと思います。年収としてはそんなところです。
キャリ姉
地方の看護師さんとしては平均的な待遇と言えるんですかね。今回ペットショップスタッフという全く他職種に転職されているんですが他職種へ挑戦しようと思った理由は何でしょうか?
看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
転職理由は二つあります。
一つは母の状態が悪くなり(この頃母は癌で入退院を繰り返していました)山口市から実家のある周南市に戻ろうと思ったことです。山口市と周南市では車で1時間位なのですが、再々母の病院に行く回数が増え、私が精神的にも肉体的にも辛くなっていました。
もう一つの理由は「本当にやりたいことに挑戦してみよう」と思ったことです。引っ越しをきっかけに転職を考えるようになりました。何かのきっかけがないと転職って難しいと思います。私は、幼い頃から動物が大好きで動物関係の仕事をしてみたいと思っていました。周南市で動物関係の仕事を探していたところペットショップを見つけました。時間的にも母のこともあるのでペットショップでの勤務は融通がききそうで、(看護師の頃は少々体調が悪くても休める雰囲気ではなかったです)ペットショップへの転職を決意しました。
キャリ姉
元々ペットに関わる仕事に興味があったところにお母様の看護の話が重なってペットショップスタッフという全く他職種に挑戦されたんですね。求人はすぐ見つかりましたか?また他職種への挑戦という中でどういう条件で求人を探していましたか?
看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
転職活動の方法としては求人情報誌を見ているとちょうど運が良くペットショップの求人があったという感じでした。ハローワークにも行ったのですがその頃は動物関係の仕事は資格のいるトリマーの募集しかなかったのでハローワークではいい仕事が見つかりませんでした。なのですぐに見つかったという感覚はなくて待ってたら何となく見つかったという感じです。転職にあたり狙っていた条件としては、ペットという好きなものに囲まれる仕事ができるというのはまずあったんですが、それ以外では「時間に融通がきく」という点が一番大きかったです。母の看病もあったので。あとは、給料が看護師と比べたら安いので週に2日からの勤務から週5日の勤務にしてもらい、健康保険もつけてもらいました。(週に5日以上の勤務でないと健康保険はつかなかったからです。)
キャリ姉
ペットショップスタッフの仕事や年収はどんな内容でしょうか?年収は相当下がるかと思いますが。
看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
採用されたペットショップでは犬猫、小動物、アクア、レジの部門がありました。私は犬猫希望だったのですがレジ配属になりました。レジ配属でしたが犬猫のフード、用品の担当でもありました。(犬猫の生体は他の会社が入っていたため犬猫の担当にはなれなかったようです。)朝、ミーティングがあり、その後自分の担当の部門に入ります。レジの場合はレジ開けから始まり、現金チェック、その後開店なのでレジ打ちや接客をします。返品や交換作業、フード、犬猫のおもちゃや用品の品出し、発注、検品、新商品のポップ作り、お店のブログの更新などが主な仕事でした。他の部門では担当の動物のお世話から始まります。その後接客といった感じです。
給料はかなり下がりました。時給780円です(昇給はあるみたいですが1年に10円ずつしか上がらないという感じ)月に10~12万と給料はかなり下がりました。ボーナスも年に2回あるのですが2万ずつで本当に寸志程度です。他職種に転職してみて看護師資格がいかに需要があるものかというのがわかりますね。
キャリ姉
年収はやっぱり下がりますよね。今回他職種に転職してみてぶっちゃけどう感じていますか?転職してよかったことと悪かったことをまとめてみて下さい。
看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
他職種に転職して良かったことは本当に自分のやりたかった事が出来ている!ということです。看護師の頃は毎日仕事に行くのが憂鬱でした。でも、自分のやりたかったこととなると憂鬱になることはなかったです。人間関係もすごく良かったからかもしれません。犬猫担当ではなかったですが、毎日お店の犬猫と触れ合えること、小動物とも遊べることは本当に心の癒やしにもなりました。動物についての知識も深まりましたし、もっと知りたいと思うようになり向上心も出てきたと思います。私自身の性格も明るくなったのではないかと思います。あとは休みが前よりは取りやすくなったことです。体調が悪いときは正直に体調が悪いといえる雰囲気でした。
他職種に転職して悪かったことはもう言わなくてもわかるかもしれませんが給料が激減してしまったことです。前よりは月に10~15万少ないので生活が本当にギリギリです。きっと退職金がなかったら暮らしていけないレベルです。逆に本当に悪かったのは給料面だけです。
キャリ姉
今後他職種へ転職したい看護師さんへメッセージを一言お願いします。
看護師以外の他職種へ転職した看護師Aさん
今までやってきた仕事とは全く別の他職種仕事をする場合はとても勇気がいることだと思います。でも、一度しかない人生ですし本当にやりたいことを1回でも経験すると違う世界も見えて他の道も開けるかもしれません。チャレンジ精神は大事だと思います。1番のネックは給料面かもしれませんが「やってみたらどうにかなる」事の方がほとんどだと思います。贅沢は出来なくなってしまうかもしれませんがそれ以上に得るものも多いと思います。もし、やっていけそうになかったら看護師免許があればいつでも看護師に戻れる!と思うと心が軽くなります。他職種へ転職するベストタイミングは「今」かもしれないです。

看護師が転職して他職種(結婚式のプロデュース会社)へ挑戦した実例をご紹介

看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
性別女性
年齢(他職種へ転職した当時)28歳
転職前の職場東京都内の民間病院・整形外科病棟看護師・二交代勤務
転職後の職場結婚式のプロデュース会社・東京都・日勤のみ(シフト制。お客様次第で勤務時間、勤務日の急な変更等もあり)
使った転職エージェントなし
転職理由毎日の多忙な業務に追われる中で一度看護師を離れようと決意したため
キャリ姉
まずは前職の仕事内容や給料の話を教えて下さい。
看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
前職は病床数250床程の急性期病院で整形外科看護師として勤務していました。基本給はあまり高くなく月17万5千円でしたが、職務給や住宅手当・残業代や夜勤手当などの手当てが充実していたため、額面で38万円前後になり、手取りにすると30万前後は月にもらえていました。これ以外にボーナスが4ヶ月分あり、年収にすると約540万円程でした。
仕事内容は病棟看護師です。「療養場の世話」は、日常生活(食事・排泄・入浴や歯ブラシ等の清潔保持・移動等)を送る上で、一人で行う事が難しい部分をお手伝いしながら少しでも安全に・苦痛が最小限になるように生活を送っていただけるようにお手伝いをしていました。「診療の補助」については、医師の指示に従い点滴や内服の管理などの医療行為や、私は整形外科で手術や術後の傷が多い患者様が多い病棟でしたので、術前後の管理や医師の回診に同行して傷の処置などの介助にもついていました。また、高齢者の方も多くいたため、認知症の患者様も非常に多く、転倒などの事故も多いことから、安全の管理にも注意を払う必要がありました。
上記2点はテレビ等でも時々見かけるので、イメージしやすいかもしれませんが、それ以外にもカルテの記載や、実施するまでの準備や実施後の片付け・退院指導の準備~実施、緊急入院の患者様対応、他職種とのやり取りなど、患者様に直接的に関わるよりも雑務に追われている時間の方が多いと感じる程、業務は多岐に渡っていました
すでに一度転職を経験しており、2つめの病院でしたので、仕事内容としては比較的同じで、一般的な病棟勤務の看護師の仕事内容だったと思います。
キャリ姉
1度転職を経験されているんですね。今回転職された理由は何でしょうか?
看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
一番の理由は、毎日の多忙な業務に追われる中で、患者様とゆっくり話すことも出来ず、日々必死に業務をこなす毎日で、次第に仕事は仕事と割り切っていく自分や、業務のあまりの忙しさにイライラしてしまう自分自身が嫌になり、もっと人を幸せに出来る仕事や、やりがいを持って出来る仕事がしたいと思うようになったことです。また、治療をしても改善の見込みがなく、次第に家族の面会の頻度も少なくなり、ただ毎日ベッド上で過ごしている患者様を看ることも多く、その人らしい人生ってなんなんだろう、病気になったら治療をするという現場で働くことが私のやりたいことなのだろうかとも考えるようになりました。違う病院を見たら気持ちが変わるのかもしれないと、2つ目の病院に転職しましたが、やはり思うことは変わらず、一度看護師を離れようと決意しました。
キャリ姉
なるほど。看護師自体を一度離れようと思ったんですね。今回は結婚式のプロデュース会社へ転職されていますが転職活動の進め方を教えて下さい。また「狙っていた条件」などはありましたか?
看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
まずは、他の職業を知ることから始めようと、知り合いの紹介を頼りながら他職種の人に会って情報収集したり、自分で仕事を調べたりして、自分がやりたいと思うことや興味のある分野を絞っていきました。
その中で、人に寄り添いながら、幸せを一緒に創り上げることが出来るウエディング業界に興味を持ちました。周りの人からも向いていると言われることが多く、たまたま知人の知り合いに結婚式のプロデュース会社をやっている社長がいたため紹介してもらった所、転職しないかと声をかけてもらい転職が決まりました。
転職にあたり狙っていた条件としては、人間関係が良好な職場で、社会保険等の加入がちゃんとあること、生活が困らないぐらいの給料がもらえれば良いと思っていたので、会社を知るために結婚式本番や打ち合わせの同行・事務作業等の見学などをさせてもらえるようにお願いをしました。また、給料面では生活が困らない程度にいただけるように金額交渉を行い、小さな会社でしたので社会保険の加入が出来るのかも確認しました。
キャリ姉
看護師資格保有者が看護師の仕事で転職するわけではないのでなかなか難しいですね。結婚式のプロデュース会社での仕事内容や給料は?
看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
給料については額面28万円程、手取りで23万円(交通費2万円程が含まれる)、社長の面談時にはボーナスは出したいと思っているとのことでしたが、入職後の経営状態からボーナスや大きな手当てはありませんでしたので、年収にすると340万程度、前職より約200万程年収は下がりました。
仕事内容としては一般的にイメージされる結婚式会場に配属されているプランナーではなく、フリープランナーに近い形になり、広告も出していなかったため、まずはお客様を探す所から始まります。社長の顔が広いため、社長繋がりの方からご紹介をいただくことが多かったですが、ご紹介をいただく⇒ヒアリング(営業含む)⇒お客様に気に入っていただければご契約という形になります。会場を持っているわけではないので、会場探しや会場提案も行い、見学の同行~会場でのご契約、打ち合わせ、本番施工からお引き上げまで、ウエディングプランナーとしてトータルプロデュース・サポートを行います。
キャリ姉
転職して「よかったこと」と「悪かったこと」を教えて下さい。
看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
転職して一番よかったことは、視野が広がったことです。医療業界で当たり前だったことや知らなくても問題なかったことが、医療業界以外の社会に出ると通用しないことや、一般的なマナーも不足していることを痛感することが出来たのは、自分の人生にとって大変勉強になりました。看護師では経験できない営業職を経験できたことや、ホテル等ともやり取りがあるため社会的なマナーも身についたと思います。
また、パソコンスキルも様々な物を作成するので、パソコンのスキルも向上したと思います。小さな会社でしたので、経営にも関わったり、社長のスケジュール管理や地方出張の手配等の簡単な秘書業務も経験することができて、本当に沢山の学びをすることができ、鍛えられました。
悪かったことは年収が大きく下がったことで生活が思った以上に厳しかったことや、入職してすぐに一人しかいなかった先輩のプランナーが数ヶ月後にはいなくなることが判明し、右も左も分からない状態で一人になってしまったことです。社長はほぼプランナー業務には関わっていないので、未経験の状態からプランナー業務含め、それ以外の雑務も全て覚えなければいけなかったので、きつい時期が続きました。また、入職前の見学時は分からなかったですが、先輩のプランナーがきつくて精神的に追い込まれた時期がありました。非常に大量の業務を一人で抱えていたため、残業も多く、お客様とのやり取りも個人携帯だったため完全にOFFに出来る休みがなかった感覚でした。
キャリ姉
これから他職手へ転職したい看護師さんへメッセージを!
看護師以外の他職種へ転職した看護師Bさん
看護師を一度離れて他職種へ行こうと思って世の中を見渡すと、働ける場所って本当に沢山あるなと改めて感じました。看護師は一回離れても、すぐに戻ることも出来ます。だからこそ、色々なことにチャレンジできると思うし、本当に恵まれた資格だなと改めて感じています。今の職場がきついなら頑張りすぎずに転職していいと思うし、看護師以外の仕事に興味があるなら思い切ってチャレンジするのもありですよ!色々な経験をするからこと、今まで見えなかったことも見えるようになるし、沢山のことを学べると思うので、無理せずに自分らしく過ごせる環境を見つけてほしいなと思います!