看護師のキャリアアップを目指して!心臓血管外科へ転職した男性看護師の体験談
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん | |
性別 | 男性 |
年齢(心臓血管外科への転職時) | 27歳 |
転職前の職場 | 大学病院・集中治療室・大分県・2交代 |
転職後の職場 | 個人病院・心臓血管外科・福岡県・2交代 |
使った転職エージェント | なし。自分で病院情報を検索した。 |
転職理由 | もっと高いレベルで看護師として活躍したかった。心臓血管外科領域に興味があった。 |
キャリ姉
心臓血管外科へ転職される前は大分でICU勤務だったんですね。まずは前職について簡単に年収や仕事内容など教えて下さい。
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん
前職は集中治療室の看護師でしたが仕事内容は大きく3つありました。1つ目は術後の患者さんの受け入れを行うことです。大学病院ということもあり、心臓血管外科から整形外科、消化器外科、脳神経外科など担当する領域は多岐にわたります。術後1~3日まで、呼吸、循環などの全身状態が安定し一般病棟に戻るまでの急性期を担当します。2つ目は救急患者さんの受け入れを行うことです。地方であったため周辺地域に高度救急センターの役割がある病院がなく、大動脈解離や心筋梗塞などの重症な患者さんから、交通事故や災害などの重症な患者さん、自殺を図り睡眠薬を過量服薬した患者さんなど様々な背景のある患者さんが来ていました。3つ目は院内で急変した患者さんの受け入れを行うことです。心停止を起こしリカバリーできた場合には多くの生命維持装置が付くことが多いのですが、その機械類を管理しながら全身状態の改善に向けて取り組んでいました。
給料・年収水準についてです。前職は国立の大学病院に約6年間ほど勤めましたが、基本給は就職当時と変わらず月額23万円ほどで他の病院と比較しても高くないようでした。一般病棟とは違い集中治療室勤務では危険手当てがあり、他の病棟と比較して月額3万円多かったです。夜勤手当ては1回で8000円ほど、通勤手当ては2000円ほど、残業はある月、ない月と差が激しく0円~5万円でした。手取りとしては月額28万円で、年収としては500万円程度だったかと思います。20代という意味でいえば魅力的な水準だったのかと思います。
給料・年収水準についてです。前職は国立の大学病院に約6年間ほど勤めましたが、基本給は就職当時と変わらず月額23万円ほどで他の病院と比較しても高くないようでした。一般病棟とは違い集中治療室勤務では危険手当てがあり、他の病棟と比較して月額3万円多かったです。夜勤手当ては1回で8000円ほど、通勤手当ては2000円ほど、残業はある月、ない月と差が激しく0円~5万円でした。手取りとしては月額28万円で、年収としては500万円程度だったかと思います。20代という意味でいえば魅力的な水準だったのかと思います。
キャリ姉
集中治療室から心臓血管外科へ転職されたのはどういう理由があったのでしょうか?何か心臓血管外科に魅力を感じたのでしょうか?
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん
私が前職をやめて転職しようとしたきっかけは周囲との看護への思いに温度差を激しく感じたこと、もっと高いレベルで働きたいと考えたことです。私が転職した当時は現在ほど言われていませんでしたが、働き方改革が言われ始めた頃でした。国立の大学病院であったため、その流れに逆らうことはできず、看護のための学習会や研修を勤務時間外ですることは制限され始め、患者さんのためというより、プライベートな時間を確保しようとする看護師が多いように感じていました。そこでもっと高いレベルに身を投じることで自分自身成長することができるのではないか、もっと看護について考えを深めることができるのではないかと考え転職を決意し実行しました。転職した当時は心臓血管外科領域に興味があったため心臓血管外科領域に力を入れている病院を探しました。
キャリ姉
やりがいという観点から心臓血管外科への転職を検討しはじめたのですね。求人はどのように探しましたか?
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん
転職活動の方法としてはマイナビ看護師やナース人材バンクなどに登録する方法も一度は考えたのですが、1度登録しただけで電話やメールなどの勧誘が非常に多く、正直煩わしいようなイメージもあったので止めました。私は心臓血管領域をもっと勉強したいと考えていたので、HPをひたすら検索して手術件数が多いところ、最先端の治療を行ってるところをピックアップしていき、気になる魅力的な病院は実際に見学しに行きました。それを繰り返して結局今の職場が一番魅力があると思い転職先に決めました。
キャリ姉
福岡の個人病院の心臓血管外科へ転職して年収や仕事内容はどう変わりましたか?
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん
まず、仕事内容からです。今の病院での仕事内容は大きく分けて2つあります。1つ目は心臓血管外科の術後の患者さんの受け入れです。手術の件数が非常に多いため集中治療室での入室期間が短く、術後間もない患者さんが日々一般病棟に帰ってきています。2つ目は病院が循環器に特化しているので、循環器領域の患者さんの受け入れも行っています。1日に何人も救急搬送、予定の入院の患者さんがいるため、スタッフで分担しながら業務を行っています。1日でたくさんの患者さんが回復し退院していくのですが、その分受け入れなければならないため、結構煩雑ななかで勤務しています。
年収として基本給は前職より上がって30万円前後となりました。夜勤手当て、通勤手当てなどは前職と比較しても変化はありませんでしたが、基本給があがった分ボーナスは年間手取りで100万円程度となり、前職と比較し2倍以上となりました。年収は600万円程度で、前職よりも上がりました。
年収として基本給は前職より上がって30万円前後となりました。夜勤手当て、通勤手当てなどは前職と比較しても変化はありませんでしたが、基本給があがった分ボーナスは年間手取りで100万円程度となり、前職と比較し2倍以上となりました。年収は600万円程度で、前職よりも上がりました。
キャリ姉
心臓血管外科へ転職してぶっちゃけ良かったですか?転職前と変わらず仕事内容に魅力を感じられていますか?理由なども聞かせて下さい。
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん
はい、転職はよかったと思いますし今でも魅力を感じがら仕事内容をこなしています。そう思う理由は3つあります。
1つ目は心臓血管外科領域に特化しているため、たくさんの症例を経験することができ、知識や技術が豊富になることです。1日に何人もの患者さんを受け入れており、それぞれで疾患は異なるため毎日が勉強になっています。2つ目は最先端の治療を学ぶことができることです。日本のなかでもわりとはやく治療が導入されるため、導入されるための研修会も活発に行われており学習することができます。3つ目は看護にスタッフが多いことです。毎日のカンファレンスのなかでいかにして患者さんをよくしていこう、退院後の生活も見据えて介入していこう、リハビリが進まない患者さんにはいかにしてやる気をもってもらおうなど、毎日患者さんの回復がより得られるようにスタッフみんなで考えることができています。
1つ目は心臓血管外科領域に特化しているため、たくさんの症例を経験することができ、知識や技術が豊富になることです。1日に何人もの患者さんを受け入れており、それぞれで疾患は異なるため毎日が勉強になっています。2つ目は最先端の治療を学ぶことができることです。日本のなかでもわりとはやく治療が導入されるため、導入されるための研修会も活発に行われており学習することができます。3つ目は看護にスタッフが多いことです。毎日のカンファレンスのなかでいかにして患者さんをよくしていこう、退院後の生活も見据えて介入していこう、リハビリが進まない患者さんにはいかにしてやる気をもってもらおうなど、毎日患者さんの回復がより得られるようにスタッフみんなで考えることができています。
キャリ姉
最後に同じようにやりがいなどの面で転職を検討している看護師の方へメッセージを!
心臓血管外科へ転職した男性看護師Aさん
私は前職を続けてストレスを強く感じながら働くのではなく、転職して良かったと思っています。心臓血管外科領域へ早い段階で関わることができて満足しています。やはり転職は可能であれば今のところが嫌だから転職するという後ろ向きな理由ではなく、もっとここの分野を学びたい、専門看護師の免許が取りたいなど前向きな理由で検討することをおすすめします。