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看護師の転職活動において志望動機は重要です。でもなかなか文字にしたり、話すのは難しいですよね。そこで今回は具体的な事例を元に、看護師の転職理由のまとめかたや伝え方、例文を紹介します。昨今看護師の活躍の場は病院だけではありませんので介護施設やクリニックなどの事例も織り交ぜてご紹介します。

看護師の就職活動も昔と今では全然違います。昔は、志望動機を聞く医療機関が珍しかったみたいです。でも今は違い、比較的企業に近いような面接スタイルを取られている医療機関も増えてきています。看護師の転職は売り手市場とはいえ、人気の医療機関になるとライバルが多くいますので、志望動機をうまく求人側に伝え、理想の就職先から内定を勝ち取りましょう。

志望動機の例文(1)急性期病院から回復期病院へ転職する場合

<よくある転職理由>
・日々の業務が忙しい(救急搬送や緊急入院対応)
・勉強会や委員会が多く、業務外のタスクが多いためワークライフバランスが取れていない
・在院日数が短く、日々の業務も忙しいため、ひとりひとりの患者に対して丁寧なケアができていない

<志望動機の例文>
回復期病院という退院、在宅復帰に向けて、モチベーションを高く持った患者様のケアに従事できる貴社の業務に魅力を感じております。また現職は急性期病棟で勤務しており、在院日数が短く、また日々の業務に忙殺されているため、患者様ひとりひとりに寄り添った看護が実践できておりません。今後は貴院のような、地域に密着したひとりひとりの患者様に寄り添った看護が実践できる環境で、自身の看護感を実践して行きたいと考えています。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・回復期病院は、大学病院などから急性期治療が終了し、退院・在宅復帰に向けてリハビリに注力する医療機関です。病院に求められる機能を理解しましょう。
・忙しいから転職したいという転職理由、志望動機は望ましくありません。

志望動機の例文(2)病棟勤務から介護老人保健施設へ転職する場合

<よくある転職理由>
・高齢者看護に関心があり、介護施設に興味がある
・ワークライフバランスを良くしたい(救急や緊急入院がない環境に転職したい)

<志望動機の例文>
日本は高齢化社会に突入し、看護師として社会の力になりたいと考えていました。そのため予てより高齢者看護に関心を持っており、この度介護老人保健施設での勤務を目指し、貴法人への転職を希望しています。
また貴法人は、介護老人保健施設だけでなく、特別養護老人ホームや訪問看護ステーションも展開されてお、介護老人保健施設から退所された後も、ひとりひとりの利用者にあった介護看護サービスを提供できる点に魅力を感じております。自身のキャリアの観点においても、介護施設・在宅利用など幅広い業務に従事できる点にも魅力を感じ、この度志望致しました。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・介護施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなど)それぞれには機能の違いあります。介護老人保健施設は医師が常駐しており、回復期病院のように在宅復帰を目指す高齢者が入所しているのが特徴です。
・法人内で幅広い事業を展開している法人は、法人内異動で転職せずに、別の職種に従事できるケースが多いです。

志望動機の例文(3)病棟勤務から美容クリニックへ転職する場合

<よくある転職理由>
・健康な患者様を対応したい(美容クリニックに来院する患者様は病気ではない)。
・自分自身も美容クリニックに通った経験があり、今度は患者様にサービスを提供する側に回りたい

<志望動機の例文>
私は、美容皮膚科に通院した経験があり、通院後の嬉しい変化を感じた経験があります。今度は、自分が患者様の「きれいになる」を支援する側に立ちたいと考えております。数年前から美容クリニックへの転職実現に向け、美容関連の知識習得、接遇研修への参加に励んでまいりました。
美容やファッショントレンドなどに興味があり、常に敏感だと自負しております。これらは美容クリニックの仕事する上で強みになると考えており、強みを活かし活躍したいと考えております。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・美容クリニックには主に、美容外科(美への手術によるアプローチ)、美容皮膚科(手術以外の投薬や脱毛などによる美へのアプローチ)があります。それぞれ看護師に求められるスキルや考え方も異なりますので、応募先の施設の種別を理解しましょう。
・20代の看護師には非常に人気です!美容が好きでは他のライバルに負けてしまいますので、過去の経験や自分の強みを織り交ぜた志望動機にしましょう。

志望動機の例文(4)病棟勤務から訪問看護ステーションに転職する場合

<よくある転職理由>
・世間でニーズが高まっている在宅医療に関心がある
・夜勤は体力的、家庭の都合から日勤だけしか働けない
・こどもの保育園や小学校進学に伴い、日祝は休みたい。でも収入は落としたくないから、常勤で働きたい

<志望動機の例文>
現職で退院調整の業務を経験しました。その際、在宅復帰後の患者様のケアを担当される訪問看護師やケアマネージャーの方々とカンファレンスをさせていただく機会が多くありました。病院退院後、その患者様のライフスタイルやニーズに合わせた在宅でのケアを実施するできるか、熱く答弁されている姿を見ました。私も在宅という患者様が最も望む環境で、ひとりひとりに寄り添ったパーソナライズした看護を提供したいと考え、訪問看護ステーションでの勤務を志望しております。私は訪問看護が未経験ということもあるため、貴社の充実した研修制度に魅力を感じ、この度志望致しました。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・在宅医療は病院とは違い、高度な医療機器や完璧な衛生環境はないです。しかし、病院以上に患者様やご家族との心の距離も近いです。また地域のケアマネージャーやヘルパーなど他職種との連携も求められます。患者やご家族、他職種とのコミュニケーションにおいて、工夫している点、自身の強みを言及すると良いでしょう。
・国は病院の病床数を減らし、在宅医療を加速させる方針です。今後ますますニーズが高まります。在宅医療での経験は、看護師として市場価値を高める経験になります。今回の訪問看護師テーションの転職だけでなく、中長期的にどんな看護師になりたいか描けていると良いかもしれません。

志望動機の例文(5)病棟勤務から治験CRA(臨床開発モニター)へ転職する場合

<よくある転職理由>
・企業で働きたい。日勤のみ、土日祝休みで働きたい
・臨床から離れた環境で看護師として働きたい
・大卒のブランドを活かしたい

<志望動機の例文>
私は大学病院の血液内科病棟にて勤務し、化学療法を通じてがんの治療に励む患者様や、未だ治療法が見つからない難病の患者様などの看護を担当致しました。そこで薬の効果の偉大さや、新薬開発に対する患者様の期待というものを肌で実感し、CRAへの入職に興味がわきました。CRAの仕事は、新薬を心待ちしにしている患者様、将来同じような病気で苦しむ方をなくすことはできる、可能性に満ち溢れた仕事です。病棟で患者様に向き合ってきた経験を活かし、活躍していきたいと考えています。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・治験CRAの仕事は、製薬会社と臨床の担当医師の間に立ち、新薬開発のコーディネートをする仕事です。がんや精神疾患、難病への新薬開発は盛んで、それらの病棟経験があれば活かせる業務は多い可能性があります。治験企業も領域によって強み弱みがあり、自身の経験が活かせないか、企業研究を通じて見つけましょう。
・臨床からは離れ、直接的に患者の健康を支援する仕事ではなくなります。しかし、新薬が開発できれば、目には見えない多くの患者を助けることができます。自分の看護観と適合しているかイメージしましょう。このギャップを理由に、やっぱり自分は現場があっていたと気づき、病院へ復職する看護師も多くいるのが現実です。

志望動機の例文(6)病棟勤務から保育園内看護師に転職する場合

<よくある転職理由>
・子どもが好き。子どもと接することができるども職場で働きたい
・夜勤ができない、日勤帯だけで働きたい
・土日祝休みなど週末のお休みが欲しい
・看護師としての医療機関だけでなく違った環境で働いてみたい

<志望動機の例文>
小児科病棟で3年間勤務し、今後は元気で活発な子どもたちのサポートをする立場に回りたいと考え、保育園への転職を志望しております。保育園では看護師としての業務はもちろん、保育士としても働けるというに魅力を感じています。子どもと接することは好きですし、体力的にも問題ないです。現職で培った病児看護、家族対応スキル、子どもとのコミュニケーションなど活かし、入社後活躍していきたいです。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・保育園で勤務する場合、園児の怪我の対応など看護業務だけでなく、保育業務にも対応する必要があります。看護業務だけしか対応しないスタンスでは採用されることは難しいでしょう。
・収入は保育士ベースになるため、看護師の給与水準と比べると低くなりがちです。
・小児科経験があった方が有利ですが、小児科経験がなくても大きなネックになることはありません。経験よりも子どもや家族とのコミュニケーションスキルを重要視する職場です。

志望動機の例文(7)病棟勤務から看護学校教員へ転職する場合

<よくある転職理由>
・後輩指導にやりがいを感じ、教員という看護師の卵を育成するの立ち場に回りたい。
・日勤だけの勤務で年収を上げたい。
・土日祝休みなど週末のお休みが欲しい。
・看護師の現場仕事は体力的にきついため、身体的負担がなく経験や知識を活かせる仕事に転職したい。

<志望動機の例文>
長年培った看護師の知識や経験を、看護師の卵を育てる看護学校の教育の場で活かしたいと考え転職を志望しました。私は小児、成人、老年、母性、精神等幅広い経験があり、看護教育で必要なカリキュラムに対応できると自負しております。また長年、院内の勉強会の運営に携わり、看護師の育成、できなかったことが自立してできるようになる姿を見て、看護師教育に対してやりがいを感じていました。その点から、教員は学生の成長を日々実感できることから高いモチベーションを保てる魅力的な職場環境です。看護教員として未来の看護師を育成していきたいと考えました。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・看護学校の教員は、原則、看護師としての経験が5年以上ないと採用されない場合が多いです。経験がモノを言う職場ですので、若手よりベテランが圧倒的に有利です。
・小児、成人、老年、母性、精神、在宅医療など看護師学校にはカリキュラムが分かれております。どこかの領域におけるプロフェッショナルまたは幅広い領域を経験しているジェネラリストを求めています。但し、成人・老年領域については経験している看護師が多い、すなわちライバルが多いということです。
・原則土日祝休みの学校が多いですが、一部、実習対応や夜間の通信制対応により柔軟な勤務を求められる学校法人もあります。

志望動機の例文(8)病棟勤務から企業内産業看護師へ転職する場合

<よくある転職理由>
・企業で勤務したい
・土日祝休みで働きたい
・日勤のみで働きたい
・働き世代の健康管理、予防医療に取り組みたい

<志望動機の例文>
予てより、働く世代の健康管理、予防医療に取り組みたいと考え、この度志望致しました。大学時代に保健師の資格を取得し、健康管理や予防医療に関して深く研究いたしました。加えて、新卒で大学病院の中病棟で勤務し、成人世代に多い内科疾患に対する看護スキル・知識を身につけることができました。これらの経験を生かし、看護師として貴社社員様の健康管理に勤め、貴社のさらなる発展や売上拡大に寄与したいと考えております。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・保健師資格を持っていると有利です。
・未経験での入社の難易度は非常に高いです。派遣社員や契約社員・非常勤などで企業内産業看護師経験を積み、正社員などに転職するのが一般的です。たとえ経験があったとしても、倍率は10倍以上の狭き門です。
・看護業務だけでなく一般事務作業や電話対応など対応する必要がある企業もあります。
・PCスキルを求められる企業が多いです。マイクロソフトスペシャリストの資格や看護研究論文作成などはアピールにつながります。

志望動機の例文(9)病棟勤務からデイサービスへ転職する場合

<よくある転職理由>
・日勤だけで働きたい
・幼稚園や保育園のお迎えがあるなど、働く上で時間の制限があり時短で勤務できる事業所で働きたい
・ブランクがあるので、注射・点滴・採血など医療行為は不安。そのため、そのような行為が必要でない場所で復職したい。
・腰痛などの身体的な負担、患者の急変や看取りなど精神的な負担のない職場に転職したい。
・高齢者が好き。認知症予防訓練をしたり、明るくゆったりとした時間が流れる環境で高齢者とお話ししながら楽しく働ける職場に転職したい。

<志望動機の例文>
前職は急性期病院で3年勤務したのち、出産育児に伴い退職し、この度5年ぶりの復職を志望しております。看護協会主催の職場見学の際、ブランクに対する不安、子供がまだ小さいため勤務時間の制限がある点についても、親身になって受け止めてくださり安心して働くことができる貴社の職場環境に魅力を感じました。また前職で内科病棟におりましたため、高齢者を中心とした慢性疾患・認知症などの患者を多く担当していました。高齢者とのコミュニケーションは、人生の先輩ですので勉強になると感じるので好きでした。貴社入職後も、利用者様のお話にも身を傾け、デイサービスにくるのが楽しみに感じてもらえるようなサービスを提供したいと考えています。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・デイサービスにおける看護業務はバイタルチェック、入浴介助、食事介助、服薬管理、レクリエーション対応、事業所内の感染管理がメインとなります。そのため高度な医療処置を求められない、利用者は元気または安定した容態であるため、ブランク後の復職先としても人気です。
・業務のピークになるのは昼食の介助までという事業所が多いです。そのため時短勤務の相談なども比較的できるケースが多く、勤務時間の制限があり時短勤務を希望する看護師にはオススメの職場と言えるでしょう。
・仮にサービス中に容態の変化があった場合は、かかりつけ医への連絡や救急対応を求められるケースがあります。
・送迎業務は看護師の業務ではなく、介護士や専属のドライバーが行うのが一般的です。

志望動機の例文(10)クリニックから病院へ転職する場合

<よくある転職理由>
・子育てがひと段落し、夜勤を含めた勤務に復帰し、収入アップを実現したい。
・重篤な患者のケアに従事したい。クリニックでは物足りないと感じている。
・ひとりひとりの患者に長い期間寄り添った看護を実践したい。
・未経験の科目の看護スキルや症例経験を身につけるため、経験教育体制が整った病院で勤務したい。

<志望動機の例文>
現在、内科クリニックで勤務し、来院される地域の患者様の外来対応業務に従事しております。これまで子育ての都合から平日・日中のみ勤務しておりましたが、子供の進学に伴い、働く上での制限がなくなり、病院で働きたいと考え転職を希望しました。貴院は回復期病院として、患者のリハビリなどの治療に注力されており、クリニックで実践できなかったひとりひとりの患者に寄り添った退院への支援ができる点に魅力を感じております。現職では、貴院より退院された患者がよく来院されており、貴院の丁寧なリハビリ治療の話をよく聞いておりました。私は、看護師として地域トップクラスの回復期看護を学べる環境で成長したいと考え、この度入職を志望しております。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・病院は24時間365日運営されているため、勤務できる時間(夜勤交代制)や曜日の制限がないかが採用基準にもなります。
・クリニックでは、外来対応業務や医師との密な連携、患者およびご家族対応など病院勤務でも活かせるスキルがあります。アピールできるものはアピールしましょう。
・クリニックはどうしても1日数十人程度の患者を少ない人数で対応する必要があること、また患者が来る周期もまちまちということもあり、ひとりひとりの患者と向き合う看護の実現が難しい環境と言えます。

志望動機の例文(11)クリニックから訪問看護へ転職する場合

<よくある転職理由>
・日勤だけの勤務で年収を上げたい。
・ひとりひとりの患者に長い時間向き合い、丁寧なケアを実践したい。
・地域の訪問看護士やケアマネージャーと連携する機会がクリニックにあり、それらの業務内容に惹かれた。

<志望動機の例文>
ひとりひとりの患者の長時間向き合い丁寧なケアの実践、患者が望むケアプランを自ら計画できる訪問看護の業務に魅力を感じ、転職を志望しています。現職はクリニックであり、どうしても少人数の職員で多くの患者を裁く必要があり、患者の立場に立った看護を実践しきれていない現状があります。その点におきまして、貴社の訪問看護は1回の訪問で、ひとりの患者に30分以上向き合い丁寧な看護を実践できる環境だと考えております。また私自身、訪問看護は未経験ですが研修などの教育環境も整備されており、安心してチャレンジできる職場だと考え、この度入職を志望させていただきました。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・訪問看護ステーションの求人倍率は高く3.69倍と公表されています(公益社団法人日本看護協会Webサイト参照)これはそれぞれの事業所で看護人材が足りていないということです。事業所それぞれ特色があるので自分の希望にあった事業所を見つけましょう。
・経験の有無を大きな採用基準にする事業所は少ないです。夜間休日のオンコール対応可否、自動車や自転車の運転可否、動物のアレルギーなどが採用基準になる場合があります。

志望動機の例文(12)クリニックから有料老人ホームへ転職する場合

<よくある転職理由>
・クリニックで経験した訪問診療スキルを活かしたい
・日勤だけの勤務で年収を上げたい
・管理職など責任感のあるポジションに就きたい
・経営面で不安のない場所で勤務したい(クリニックの経営は難しく、ライバルも多く淘汰される環境の場合も)

<志望動機の例文>
現職ではクリニックの外来業務と訪問診療業を経験しました。訪問診療業務で有料老人ホームに訪問させていただく機会が多くあり、有料老人ホームでのキャリアに関心を持ちました。特に利用者様との距離が近く、日々のコミュニケーションをベースに看護業務に従事できる点に魅力を感じています。介護施設での仕事は初めてですが、高齢化が進む日本において非常に価値のある仕事だと捉え、高いモチベーションで働ける環境だと考えています。貴社は教育体制に非常に力を入れておられ、未経験でも安心して勤務できる点、長期的なキャリアアップを実現できる点に魅力を感じ。この度入職を志望しております。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・有料老人ホームは看護師を配置している施設と配置していない施設があります。配置している施設の方が医療ケア可能という点を施設の強みとし、他施設と差別化を図っています。
・高級老人ホームの場合、スタッフの接遇面も重視されます。なぜなら利用者が元気であること、入居費および月額利用料で高い料金を払っている意識があり、客としてサービスを求める利用者も中にはいらっしゃると聞くことがあります。そのため、接遇に関する研修を受けた実績などあればアピールすると良いでしょう。
・スキルよりもコミュニケーションスキルを重視される事業所が多いでしょう。

志望動機の例文(13)訪問看護から訪問診療に転職する場合

<よくある転職理由>
・訪問看護を通じて、患者が望んでいるにも関わらず、看護師が処置できないものがあることを痛感し、すぐに患者が望む処置を医師から提供できる訪問診療に転職したい
・居宅ではなく、清潔に保たれた介護施設へ訪問したい。
・在宅医療はやりがいがあるが、毎日していると飽きてしまう。外来業務など違う業務も経験できる訪問診療に魅力に惹かれて転職したい。

<志望動機の例文>
訪問看護業務を3年間勤務し、患者ひとりひとりにあったケアプランを、患者が最も住み慣れた自宅で提供できるという点にやりがいを感じています。しかし一方で褥瘡などすぐに処置が必要、処置を求める患者がいても、資格上の兼ね合いから対応できず申し訳ない気持ちを実感する機会もおおくあります。やはり、最終的に処置や処方をするのは医師であり、訪問看護では患者のリクエストに応えきれないことを痛感しました。訪問診療であれば、在宅医療の業務はそのまま、医師が横におり、患者の望む医療を提供できると考え、この度転職を志望しております。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・訪問診療と訪問看護の大きな違いは、看護師ひとりで訪問するか、看護師と医師で訪問するかの違いです。他にも訪問頻度の違いがあります。訪問看護の方が、訪問診療に比べて訪問頻度は高いです。
・訪問先については、訪問看護は居宅のみ、訪問診療は居宅および介護施設となります。しかし勤務先によって介護施設専門など特色もあります。
・訪問診療だけでなく、週2は外来対応をしているクリニックもあります。

志望動機の例文(14)特別養護老人ホームから有料老人ホームに転職する場合

<よくある転職理由>
・利用者の看取りが多く、精神的に疲れてしまったため転職したい。
・夜間帯や休日のオンコール対応が負担になり転職したい。
・寝たきりの患者が多いため、利用者とのコミュニケーションを取れる機会が少ない。そのため元気な方も多く、コミュニケーションをとりながら看護ができる環境に転職したい。
・介護施設での高齢者看護業務にやりがいがある。キープしながら年収をあげたい。また重要なポストにつける法人でキャリアアップしたい。

<志望動機の例文>
特別養護老人ホームで培った高齢者看護の経験を活かし、キャリアアップしたいと考え、貴社への入職を志望しています。貴社は全国に有料老人ホームを展開されており、ホーム内でのキャリア形成以外にも、エリアマネージャーや本社での統括業務など、魅力的なキャリアプランがある点い魅力を感じています。認知症ケアや看取り看護については、現職で非常に多くの症例を経験し、今後貴社においても注力されるサービスかと思い、その経験を活かし活躍したいと考えております。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・特別養護老人ホームは高齢者の「終の棲家」として成立しています。有料老人ホームに比べ、寝たきりでコミュニケーションが難しい利用者が入居されています。これまで看取りは病院や特養で行うことが多かったですが、最近では有料老人ホームで対応するケースが増えています。
・大手の有料老人ホームであれば、ホーム長などホーム内での昇進だけでなく、複数の施設を管理するエリアナースや本部でのマニュアル作成・統括業務などキャルアパスは豊富にあるケースが多いです。
・特別養護老人ホームや介護老人保健施設介護施設らの介護施設の中でも、有料老人ホームは入居費や月額の利用料が比較的高価です。利用者もまだまだ元気な方が多いです。そのため、高齢者看護スキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力、接遇能力も求められます。最近ではメディカルホームと呼ばれる看護師24時間常駐、医療的ケアを提供できる有料老人ホームができており、高齢者にとって介護施設の選択肢は増えてきています。

志望動機の例文(15)手術室勤務からクリティカルスペシャリスト/フィールドナースに転職する場合

<よくある転職理由>
・手術室での経験を企業で活かしたい。
・手術室で働いていた時からよくコミュニケーションを取る機会があったため、興味があった。
・日勤だけの勤務で年収を上げたい。
・英語力を活かして働きたい。

<志望動機の例文>
現職では手術室で勤務し、多くの症例に携わってまいりました。一方で貴社のような医療機器メーカーの担当営業およびクリティカルスペシャリストの方とも多くコミュニケーションを取る機会が多くあり、転職を志望するきっかけになりました。そこで驚いたのが、医師とも対等に渡り合える圧倒的な専門的な知識を持たれていたことです。
また私は、医療のテクノロジーは日進月歩で進化しており、医師のスキルだけでなく、医療機器の質で患者の命を救える時代が来ていると感じています。医療従事者の目線、自身も貴社製品を使った症例経験を活かし、貴社製品の拡販に寄与したいと考えています。

<志望動機の書き方や転職のワンポイントアバアス>
・あまり知られていない仕事ですが、クリティカルスペシャリスト/フィールドナースは医療機器を病院の医療従事者向けに担当営業とともにプレゼンし、会社の売り上げに寄与することがメインとなります。看護師資格を活かし医療従事者目線でプレゼンテーションできることから、医療機器メーカーおよび販売先にとっても価値のある存在です。手術器具などの医療機器は手術時に使うものが多いため、手術の立会いなどの業務も発生します。そのため手術室での経験があると有利になるケースが高いです。
・医療機器メーカーのなかでも特に外資系企業に多いポジションです。外資系企業のため、報酬はスキルや実績・国内の業績によって変わってきます。しかし、手術室で当直込みで勤務するよりも大きく年収を上げることができます。働き方も土日祝休みで日勤のみの勤務となります。
・採用ダードルは非常に高いです。企業によっては、学歴は大卒以上、英語力必須など高いハードルを設けています。

 

志望動機の書き方で転職成功に一歩近づく!

実際にあった転職事例をもとに看護師の転職の志望動機の例文をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。昨今看護師の働く環境は非常に広がっており、病院やクリニックだけではありません。以下のページを見ても就業看護師の85%はまだまだ病院やクリニックで勤務しています。今後様々な転職事例が出てくると思われるのでこのページの志望動機の例文もさらに充実させていきます。

今後、病院クリニック以外の施設形態で働く看護師が増えると予想されていますが、転職活動時、ご紹介した内容を活かしていただけると幸いです。実際にいらっしゃった看護師のエピソードをもとに紹介していますが、ポイントをしっかり守れば、転職の成功確率は確実に上がります。転職先は「どのような仕事なのか」「どんなスキルを活かすことができるのか」「やりがいに感じそうなポイントは何か」事前にしっかりリサーチしておくことで熱意の伝わる志望動機を完成させることができ、希望の転職先から内定をもらえるようになります。