精神科病院への看護師転職

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1.精神科病院の看護師の仕事内容、1日のスケジュール

「残業や夜勤がキツくて看護師を辞めたい」と体力面の悩みを抱える看護師は多いです。そんな方にお勧めの1つが「精神科病院」です。精神科病院で勤務すれば、プライベートと仕事の両方を充実させやすくなります。「楽な勤務は給料が安いのでは?」という給与面の心配もあると思いますので、ここでは給料や仕事内容の話はもちろん、看護師が精神科病院に転職したらライフスタイルがどう変わるのかなど精神科病院の看護師について詳しく解説します。

看護師転職相談U子

転職相談U子
私は28歳の女性看護師で既婚です。都内の総合病院の内科病棟で勤務しています。新米ママで育児や家事に忙しいのに加えて、今勤務する総合病院は残業も多いため、なかなか自分の時間がとれずに思い悩む毎日です。子育てや育児も仕事も全部うまくいかないように感じることも多く「看護師を辞めたい」と考えてしまうこともあります。でもせっかく看護師を続けるのなら妥協せず、きちんとスキルアップしたいという気持ちもあり、そんなわがままな私に看護師として働き続けるためのアドバイス頂けないでしょうか。一応転職エージェントからは精神科病院勤務の看護師は比較的ライフワークバランスがとりやすいとは言われているのですが・・・。
キャリ姉
もちろん転職相談U子さんの悩みを解決できる様々な選択肢があるとは思いますが、選択肢の1つとして精神科病院などの精神科への転職も悪くはないと思います。精神科病院へ転職して子育てと仕事の両立がしやすくなったという看護師は多いですし、私のよく知る看護師も精神科病院へ転職して子育てと仕事の両立がうまくいったと言っていました。精神科病院では、医療処置が少なく、患者さんの自立度が高いため、定時に終わることが多いというのがまず特徴の1つです。全体的に業務に余裕があるため、カンファレンスや研修、委員会活動など業務時間内にきちんと終わらせることができます。精神科の看護師としてスキルアップをしながら、子育てや家事をないがしろにすることなく、充実した日々を送っている看護師も多くいます。
転職相談U子
精神科病院は、実習に行った記憶があるけど、あまり印象に残っていなくて。看護師の1日の流れはどんな感じでしょうか?
キャリ姉
精神科病院での看護師仕事内容を紹介してみますね。まずはサンプルとして、私が昔担当していた方から聞いた精神科病院の看護師のある1日のスケジュール(日勤の事例)を見てみましょう。毎日同じ業務ではないですので一例ということで。

 

時間業務内容
9:00朝礼、申し送り、環境整備
バイタルサインチェック
入浴の介助、医療処置など
12:00昼食、与薬
13:00記録入力
カンファレンス、作業療法など
16:00記録入力、残薬確認
17:10終礼、夜勤へ申し送り
キャリ姉
バイタルサインチェックや医療処置は、早ければ午前中に済んでしまうこともあります。上記のスケジュールだと、午後は、患者さんとのコミュニケーション、記録入力、カンファレンスに時間を割くことができます。1週間のスケジュールで言うと曜日によって決められた業務があって、入浴介助、カンファレンス、レクリエーション、外出訓練などをする日が決まっています。患者さんが病気とうまく向き合いながら生活していく手段を、手助けするようなイメージですね。
転職相談U子
作業療法に一緒に参加できるのは楽しそうですね。業務内容だけ見れば、定時にあがれるような気がしますね。16時のところに「残薬確認」と書いてありましたが、どういう意味ですか?
キャリ姉
精神科ではほとんどの患者さんが、内服薬で病気をコントロールしていきます。抗精神病薬を個別に管理しているため、1日の残薬にズレがないか確認をする作業があります。また、精神科の患者さんは不安になったり怒りっぽくなったり感情が大きく変化しますので、患者さんが1日穏やかに過ごせるよう、症状に応じて抗不安薬などの頓服薬を医師の指示の必要に応じて投薬しながらコントロールしていきます。

あと精神科病院特有の業務に保護室の看護があります。急性期や慢性期の増悪期で自傷他害の恐れなどがある時には「保護室(隔離室)」を使用することもあります。保護室は個室の作りで、患者さんを守るために内側からはドアを開けられない構造です。行動範囲や部屋に入れて良いものなど患者さんごとに細かく決まっています。行動制限があると看護師が代わりにしなければならないことも増えて少し大変のようです。

転職相談U子
私の今の病院での内科病棟の業務とは大きく違うなあ。
キャリ姉
精神科病院は特徴的なことが多いと思います。上記で少しお伝えした「医療処置が少ない」「レクリエーション・外出訓練への参加」はもちろん特徴の1つですが「施錠の環境」なども特徴的です。精神科病院では入院形態によって閉鎖病棟への入院があります。閉鎖病棟は精神保健福祉法によって様々な取り決めがされています。閉鎖病棟では施錠が必要になりますが、スタッフが鍵を持ち歩くのも一般病院では考えにくいですよね。
転職相談U子
閉鎖病棟なんて聞きなれないですね。精神科病院ならではの看護が少しずつイメージできるようになってきました。レクリエーションや外出訓練もあまり一般の病院では聞き慣れません。どうして必要なのですか?気分転換ですかね?
キャリ姉
精神科の患者さんは、ストレスとうまく付き合っていかなくてはなりません。療養中はもちろん、退院に向けて、気分転換の方法や退院後の生活技術を習得する必要があります。IADL(手段的日常生活動作)とも呼ばれますが、退院しても困らないように入院中から練習しておくとスムーズに退院できるのです。
転職相談U子
なるほど。患者さんの生活をよりよくするための手段を一緒に考えられるのは精神科看護のやりがいなのかもしれませんね。

精神科病院の看護師の仕事内容

 

2.看護師が精神科病院で働くメリット・デメリット

転職相談U子
精神科病院と言えば患者さんのメンタルが特徴的な印象ですよね。患者さんも精神科病院に入院していれば症状が辛くて看護師に攻撃的になることもあるのではなんて思ってしまいます。「看護師自らもうつ病になってしまう」なんてことも聞いたことがあります。精神科病院への転職は正直こういった不安を感じてしまいます。 看護師が精神科病院で働くデメリットもありますよね?
キャリ姉
メリットもデメリットももちろんあります。メリットについて上記で説明した点以外も含めてもう一度まとめておきます。ここで説明するメリットは私の知る看護師にインタビューした時の話を基にまとめていますが、一般論に近いと思います。

 

精神科病院で看護師が働くメリットの一例

メリット①残業が少なく、業務に余裕がある
一般病棟にいれば残業がないというのは正直考えられません。一般病棟では、イレギュラーな対応も多く、残業が2〜3時間は当たり前で、過去の日本看護協会による調査では、23人に1人は月60時間を超える長時間労働をしている、つまり単純計算すれば1日平均3時間は残業していることになります。一方で精神科病院では医療処置が少なく患者さんの自立度が高いため定時に終わることがほとんどです。精神科病院では育児中や親の介護が必要な看護師が多く働いているのもこの点が関係しているのかもしれません。

メリット②人間関係で悩む看護師が比較的少ない
看護師の職場は「女性の職場」であり、怖い先輩がいたりパワーハラスメントがあったり、人間関係に悩むことが多い印象です。実際に看護師の転職理由でも「人間関係」は上位です。しかし精神科病院の看護師の職場は少し雰囲気が違う傾向があり、精神疾患の患者さんを対象としているため、高いコミュニケーション能力をもった看護師が多く勤務しているためか、人間関係が良好な傾向があります。時間に余裕があると心にも余裕ができ「たのしく」「ラクに」働けるのかもしれません。チーム医療を実践していく上でも人間関係は良くないと仕事に支障が出ます。人間関係で悩むことが減れば、精神的な負担も減ります。

メリット③患者さんとじっくり関わることができる
精神科病院では医療処置に費やす時間が少ないため、患者さん一人ひとりにじっくり関わることができます。精神科の看護では、患者さんの生い立ちや家族環境など「その人の人生」を知る必要がありますので、様々な背景の患者さんがどう病気と向き合っていくかを一緒に考えることができます。長期に入院していた患者さんが退院できた時はとてもやりがいを感じますし、これも働く上でのメリットと言えるでしょう。

 

精神科病院で看護師が働くメリット

転職相談U子
精神科病院で働くと残業が減ってプライベートを充実させるだけでなく、看護師としても楽しく働けそうですね。精神科で働くデメリットも合わせて知りたいです。
キャリ姉
そうですね。デメリットについてもまとめてみます。

 

精神科病院で看護師が働くデメリットの一例

デメリット①医療処置が少なく、スキルアップしづらい
精神科病院では薬物療法や行動療法などがメインになり医療処置が少ないため、採血や点滴などの技術的なスキルが進歩しない点がデメリットとしてあります。しかし医療処置が全くないわけではなく、頻度が少ないだけで、採血や点滴などが必要になることもあります。医療処置に定期的に触れていたい人の中には不定期のアルバイトなどで看護技術を磨く人もいます。

デメリット②患者さんに暴力・誹謗・中傷を受けることがある
精神疾患ならではの症状により、患者さんに暴力、暴言を受けることもあります。一生懸命看護しているにも関わらず、傷つくことを言われることもあります。病棟では患者の暴力に関する研修に参加したり、CVPPP(包括的暴力防止プログラム)をチームで実践したり、あらゆる工夫しています。対応に困った時は、チームで解決することが徹底されているため、あまり心配しなくても大丈夫なのかもしれません。

また、精神科病院では男性看護師が多く活躍しています。私の知るある精神科病院では男女比が、男性:女性=3:7で、看護師10人のうち3人が男性です。男性看護師は身体介護など肉体労働で頼りになるだけでなく、精神状態が悪化した患者さんには複数の男性看護師で対応するため心強い存在です。危険を伴う患者さんの対応には、ひとりで無理をせず男性看護師の力を借りることができます。女性看護師の場合は転職先の病院に男性看護師が多いか聞いてみると良いでしょう。

デメリット③患者さんに巻き込まれ精神疾患になる
精神科病院では患者さんに影響されて看護師自身が精神疾患になってしまうケースも0ではありません。しかし患者の病気に巻き込まれる点に関しては、病院であらゆるサポートが充実しているので大きな心配はいらないかもしれません。また、プライベートの時間を持てるようになることでリフレッシュできる時間が増えますので患者さんとのコミュニケーションに少し疲れてしまっても、気持ちを切り替える「時間」と「余裕」があると言えます。

 

精神科病院で看護師が働くデメリット

キャリ姉
精神科病院で働くには、残念ながら上記のようにデメリットもあります。デメリットも理解して上で、どう対応していくか一緒に考えていけるいい職場を見つけることが精神科病院への転職のポイントかもしれませんね。

 

3.精神科病院の看護師の気になる年収・待遇

転職相談U子
あと気になるのはやはり給料のことです。残業が少ない精神科病院では、年収が下がるのではないでしょうか。
キャリ姉
精神科病院で働いて「年収が大きく上がる」ということはあまりないですね。なぜなら、おっしゃるように時間外手当が少ないためです。時間外手当を考慮しなければ、基本給は一般病院と大きく差はありません。ある病院では、時間外手当がない分、ボーナスが多く出たり、年収で考えると相当額もらえている人もいるので、給料の低さはケースバイケースという表現になりますね。

また、精神科病院の年収を知る上で知っておきたい手当が危険手当です。危険手当とは患者さんからの暴力を受ける危険性がある場合に支給されるもので、月額平均1万円程度が相場になります(※これも病院によって違うのでまちまち)。中には危険手当がない精神科病院もあり、転職や就職の際には確認しておくことをおすすめします。

下記のページに国内の看護師の平均年収が掲載されており、女性平均で4,770,800円、男性平均で4,894,200円ですが、危険手当なども含めるとここから大きく下回る傾向があるわけでもないですし、残業が少なく余裕を持って働ける点を考慮すれば、多少年収が下がったとしても業務内容に見合ったもしくはそれ以上の年収ではないかと思います。むしろ「精神科病院は残業代がつかない・・・」と診療科で考えるよりも、転職時に年収アップをしたいなら個々の病院の待遇をくまなくチェックすることですね。看護師転職エージェントに「年収いくら以上の精神科病院の常勤」と明確にオファーを出しておけば年収面で恵まれる病院が見つかります。

精神科病院の看護師の年収・待遇

 

4.精神科病院の看護師のスキルアップの種類

転職相談U子
続いて「精神科病院の看護師のスキルアップ」について教えて下さい。看護師として働き続けるならば、スキルアップはしていきたいです。精神科病院でできるスキルアップの代表例を教えてください。
キャリ姉
スキルアップの1つとして「精神看護専門看護師」から説明していきますね。日本看護協会の「専門看護師」についてはコチラでも解説していますが、精神看護専門看護師は専門看護師の1つで、精神看護専門看護師になるためには大学院に通う必要があります。また精神看護専門看護師は精神科だけでなく、一般の病院で心のケアをおこなう「リエゾン精神看護」の役割を担うので活動の幅が広がります。患者さんのクレーム対応から、がん患者さんのメンタルヘルスケアまで対応しており、患者さんに寄り添う看護の実践をしています。精神看護専門看護師を取得すれば、転職の際にも有利になります。2017年のデータで、精神看護専門看護師の数は294名なので稀少人材であることがわかると思います。
転職相談U子
精神看護専門看護師は私も知っています。ですが子育てをしているため専門看護師はすぐに取得できないかもしれませんね。狭き門ですし向上心がないとなかなかなれないですよね。精神科の認定看護師もありますよね?
キャリ姉
はい、認定看護師の資格もあります。これは日本看護協会の認定看護師ではなく、一般社団法人日本精神科看護協会のものですが、専門看護師よりも短期間で取得できます。2018年度の精神科認定看護師数は782名です。精神科認定看護師は病院内の研修はもちろん、病院外でも定期的に講師としても活動できるケースもあります。あとは日本看護協会の認定看護師の種類の中に「認知症看護認定看護師」があり、これも精神科看護師のスキルアップの候補の1つです。精神科では認知症を扱っている病棟もあり「認知症看護認定看護師」も人気の資格で、2018年度の人数は1251名になります。
転職相談U子
他にはスキルアップの資格などありますか?認定看護師も魅力的だけど、学校に通うには、経済的にも不安が残ります。もう少し取得しやすい資格はありませんか?
キャリ姉
それならば、認知症ケア専門士・認知症ケア上級専門士がおすすめです。専門看護師や認定看護師よりも比較的容易に取得できる資格で、認知症の専門技術士です。上級専門士の方がケアチームのリーダーや地域のアドバイザーとして幅広く活動できますよ。
転職相談U子
認知症に携わる資格以外にも、精神科特有で取得しやすい資格はありませんか?
キャリ姉
CVPPP(包括的暴力防止プログラム)指導者という資格があります。CVPPPトレーナーとも呼ばれ、精神疾患患者さんによる暴力を防止できるよう専門的な知識や技術を習得します。どうしたら「患者さんの安全を守りながら暴力を防げるのか」などの課題を、勉強会で解決できるよう指導していきます。
転職相談U子
なるほど。たくさん教えて頂いてありがとうございます。精神科は、医療技術が少なくてスキルアップできないと勝手に思い込んでいました。様々な資格が取得できますね。魅力的な資格ばかりで、やりがいにもつながりそうです。

精神科病院の看護師のスキルアップ

 

5.精神科病院の看護師に転職した体験談

キャリ姉
精神科の魅力が伝わって何よりです。最後に2名の看護師のインタビューをご紹介します。転職相談U子さんと同じ「子育て中の看護師」で精神科病院に転職をした方たちです。精神科病院へ転職して生活がどのように変わったのか見てみて下さい。

 

総合病院のICUから精神科病院へ(転職時29歳・女性看護師)

私は3年前くらいに子育てと仕事の両立に悩み、総合病院のICU勤務から精神科病院に転職をしたママ看護師です。子育て中の看護師にとっては、保育園のお迎えや家での子守りなどもある中で、時間外勤務が多いと子供に迷惑がかかりますよね。私は実際に精神科病院に転職したんですが、私が感じている精神科病院勤務のメリットは「定時で上がれてプライベートが充実するようになった」「看護にやりがいを持てるようになった」「人間関係に悩まなくなった」「看護師としてのスキルアップも欠かさずに取り組めている」「充実した研修に参加できるようになった」などでしょうか。

一方で年収面は30万ほど下がったりとデメリットも多少はあります。これは理由は明確で、残業がほとんどないことが影響しています(※一方で危険手当などのプラスもある)。でも世の中いいとこだけを総取りするのは難しいので取捨選択が必要です。私は、年収は少し下がるかわりに子育てに集中できている今の環境には満足しています。看護師もひとりの人間なので、プライベートが充実していれば、心に余裕ができます。余裕ができれば、質の良い看護につながるのではないでしょうか。無理をせず、母親や妻、看護師などそれぞれの役割を果たすことができれば、楽しく仕事を続けられると私は思います。

 

大学病院の外科病棟から精神科病院へ(転職時27歳・女性看護師)

私の学生時代の話からしますと、私は学生時代に精神科領域の病棟実習に行って衝撃を受けました。他の科とは全然違う病棟内の雰囲気に戸惑いましたが、精神科の看護の重要性を感じて「いつかは精神科病院で働いてみたい」と思っていました。でも同級生のほとんどが総合病院に就職したり進学したりするなか、卒後すぐに精神科病院に就職するに至りませんでした。親は精神科病院に少し偏見を持っていたようだし、友達や先生も「まずは一般的な診療科で経験を積んだ方がいい」と言うし。結局精神科病棟がある大学病院に就職して、外科病棟で頑張りました。でも看護師4年目の時に「そろそろ看護師としての基礎も備わってきたかな」と思った頃に看護師転職エージェントに登録し実際に動き出しました。独身のうちに色々動いておこうと思ったのもあります。

看護師転職エージェントには、ゆくゆくはリエゾンナースを目指していることや、そのためにも精神科病院での経験が必要になること、資格取得も行いたい旨は伝えました。結果的には前職と同じ程度の年収で精神科病院への転職ができました。一般病棟とは何もかもが違いますが、なかでも一番私の気持ちが変わりました。やはり自分が興味を持っている診療科で仕事をするとなると、モチベーションが上がります。勉強会や接遇マナー研修などへの参加もイヤイヤではなく積極的に出来るようになりました。大学病院では検査や手術目的等の患者さんも大勢入院していましたが、ここでは療養がメインです。とにかく時間の流れ方が穏やかで、1人1人の患者さんだけではなくスタッフにもしっかりと向き合いながら関わることが出来ます。また、今の病院は福利厚生も充実しているし有給消化率は毎年90%以上なのでこの点も満足しています。あとうちの病院では24時間保育所があるので、ママさんナースの比率も高いです。きっと院内の雰囲気が落ち着いているのは、そのせいもあるのかもしれません。ここなら私も結婚・子育てしながらでも働けると、心から安心しています。

随分遠回りしてしまいましたが、今後はリエゾンナースになる夢はあきらめていません。大学院に進学するには先立つものが必要となりますので、経験を積みながら貯金も頑張ろうと思います。患者さん達だけではなく、看護師達のメンタルヘルスにも目を向けられるリエゾンナースを目指したいです。「遠回り」と表現しましたが、私は大学病院での経験や転職をマイナスに考えているワケではないです。人生って自分の思い通りに事が運ぶとは限らないので、巡って来る運命とか出会いを大切にしながら、ある程度流れに身を任せてみる期間も大切だと思います。実際に外科領域や全科対応の病棟で学んだ看護の基礎は、今の仕事の礎となっていると思います。

 

看護師の精神科病院への転職体験談

精神科病院の看護師へ転職するためのポイント

ストレス社会の中でメンタルヘルスケアの領域は拡大しており、精神科で活躍する看護師も増えています。上記で解説した通り、精神科病院に勤務する看護師になれば「残業が少ない」などのメリットを享受できますが、「給料がいい精神科病院」「資格取得支援のある精神科病院」「立地のいい精神科病院」などは正直応募がすぐに殺到してしまします。好条件の精神科病院の求人をいち早くキャッチするにはマイナビ看護師などの大手の看護師転職エージェントを味方につけましょう。これらは完全無料で利用できて、条件に合う「現在募集中の最新求人」を常にチェックして教えてくれます。すぐに精神科病院へ転職したい方も、まずは情報収集から始めたい方も気軽にご利用下さい。