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憧れの看護師になるために、看護学校や大学に入ってせっかく看護師資格をとったのに、新卒で就職した病院での仕事がつらくて「看護師を辞めたくなってしまった…どうしたらいいんだろう」と悩む人はいませんか?大丈夫ですアナタだけではなく実は多くの看護師が同じような「辞めたい病」にかかってしまいます。精神科に行けばうつ病診断になる人もいるほどです。1年目で休職する人もいます。

ここでは新人看護師に関する公的なデータ(離職率など)や新卒1年目でメンタルを壊して退職した経験者へのインタビューを元に、退職や休職に至る前に対処できる方法などをご紹介します。今まさに辞めたいと考えてる新人看護師のみなさんにはこの記事でメンタルヘルスの大切さを学び是非自分にあった看護師としての働き方を見つけて下さい。

1.新人看護師で辞める人はどのくらい?離職率データを紹介

実際に新人看護師で辞めたいと思って本当に退職する人はどのくらいいるのでしょうか?2017年に日本看護協会が行った「病院看護実態調査」によると、2016年度に正規雇用された新卒看護師の7.6%が1年未満で離職をしています。これは、新卒で就職した新人看護師の13人に1人が、1年未満で離職をしていることになります。理由はうつ病などのメンタルヘルス系や体力面の人など様々でしょう。

全体では7.6%ですが病床数の違いで離職率にやや差があって大きい病院ほどに新人離職率は下がっています。小さい医療機関の方が人間関係などや待遇面で不満が出やすいのかもしれません。また過去2012年度〜2015年度の同じ調査をみても7.5〜7.9%で結果はあまり変わっていないので、新人看護師離職率はここ数年は横ばいという感じです(ちなみに同データによると新人看護師以外の正規看護師の離職率は、2016年度では10.9%となっていますので新人看護師の離職率はそれよりは低いですね)。

 

2.新人看護師がなぜ辞めたいと思うのか?

上記で新人看護師が7.6%も離職(休職だとさらに多い)しているというデータがわかったところで次は新人看護師の離職理由を考えてみます。退職・休職の看護師の方を想像するとメンタルヘルス系(うつ病など)やフィジカル面(二交代が無理など)がありそうですが、厚生労働省が出している「新人看護職員研修の現状について」という資料を見ると、以下のような辞めたい(辞めた)理由が挙げられています。

1位自分の能力と現場で求められる能力とのギャップ
2位人間としての精神的な未熟さや弱さ
職場の雰囲気や人間関係などの職場環境
ニ交代制など不規則な勤務形態に耐えられない
新卒看護職員に仕事を教えてくれる環境の悪さ

1. これまでの勉強と臨床の違いにリアリティショックを受ける

「自分の能力と現場で求められる能力とのギャップ」というのが1位ですが、多くの看護師が直面するのが、これまでの勉強と臨床現場の違いです。もちろん、看護学生時代に病院実習が行われ、臨床の雰囲気を味わうことはできます。しかし、職員として働くとたとえ新人看護師であっても責任は伴います。そのプレッシャーを感じながら、多忙の看護業務をこなすことの大変さを否応なしに感じてしまうのです。その時に「辞めたい」気持ちが出てくるようです。メンタルヘルスを崩してうつ病になる人もいます。

どの病院でも新人看護研修が組まれ、病棟でもプリセプターや新人看護師の指導係がついて、その病棟や外来で必要な技術や仕事の流れなどを教えてくれます。しかし、新人看護師にも能力の差や知識・技術を身につける早さに違いがあるのは当然のことなのに、少しでもそれらの習得が遅かったり、どこかでつまづいたりしてしまうと、それを挽回するのが難しくなることもあります。勉強と臨床現場のギャップは常に新人看護師には付きまといます。

2. 精神的に自己否定し自信を失う

「人間としての精神的な未熟さや弱さ」というのが第2位ですが、新人看護師としての技術や知識の習得に問題が生じると、真面目な看護師ほど「自分はできない人間なのだ」「自分ばかりがミスをする」などと自分を責めメンタルヘルスを崩すようになります。すると自己肯定感も消失し、気持ちに余裕が持てなくなり、患者さんに提供する看護の質も保てなくなるでしょう。さらに、同じ病棟や外来の先輩看護師のなかには、そんな新人看護師に対して厳しく接する人もいて、新人看護師はますます追い詰められていき、辞めたい気持ちが募ります。うつ病になる人もいます。休職で済めばいいですが退職者も出ます。

これまでの勉強と臨床現場の違いへのリアリティショックを克服できず、さらに知識や技術の習得の遅れ、先輩看護師との関係性が悪化すると、次第に自分が看護師としてうまくやっていける自信も喪失します。すると、心と体のバランスを崩し、気力低下・食欲不振・体重減少・不眠などのうつ症状が出てきてしまいます。そのような症状に早期に対応しないと、バーンアウト状態となり、突然休職や退職を余儀なくされる状態になることもあるでしょう。

新人看護師の理想と現実のギャップ

 

3.新人看護師がうつ状態になるのを避けるために必要なこと

上記のように理想と現実のギャップに悩みがちな新人看護師ですが、臨床で適応していくためには、知識や技術の習得と同時に、メンタルヘルスをいかに正常に維持していくかも大切です。前述の新人看護師が辞めたい理由の中にある、心身のバランスが崩れる前、最悪うつ状態となる前に、それを避けるための対処が何より大事といえるでしょう。ここでは新人看護師がうつ状態になるのを避けるために必要なことを解説します。メンタルヘルスが今危なくて「うつ病かな・・・」「休職したいな・・・」という方は要チェックです。

1. 無理をしない、自分を追い込まない

まずは、仕事や人間関係で必要以上の、または自分でセルフケアができないくらいのストレスを感じているなら、それ以上一人で頑張るのはやめましょう。「自分はできない看護師なんだ」と一度思ってしまうと、真面目な新人看護師ほどそれを克服しようと無理な努力を続けてしまいます。そのようにして自分を追い込むうちに、気づいたらうつ状態になっていた、ということもあるのです。「休職したい」「辞めたい」気持ちは体のSOSサインかもしれません。退職とまではいかなくても休職は考えてもいいかもしれません。メンタルヘルスを崩してうつ病になったら元も子もありません。

2. 何につまづいているのかすぐに相談をする

「仕事がつらくなってきた」「職場の人間関係に適応できない」など、今自分が問題として抱えていることを、できれば早期に同僚やプリセプター、指導係の看護師、または病棟師長に相談しましょう。メンタルヘルスを保つうえで重要なことです。もし病院内に相談できる人がいなければ、看護学校や大学の先生、転職サイトに相談するのも構いません。まずは、悩みを聞いてもらい、悩みの本質にあるものを見極めることが大切です。もしかしたら、新人看護師への教育体制や指導する側に問題があるかもしれません。うつ病はなってからでは遅いです。

3. 働きづらい環境ならほかの科への移動も考える

新人看護師としてミスが続き、病棟内で先輩看護師からの叱責も多く、気持ちが萎縮しながら働くような環境になってしまったら、思い切ってほかの科への移動を願い出てみるのもアリかもしれません。病院自体を辞めなくても解決策があるかもしれないので「辞めたい」と思ったら検討しましょう。もちろん、ほかの科へ移動しても同じ状況に陥らないように、今の状況を作り出した原因を見つけ、対処することも大切です。また休職が可能なら選択肢としてはありかもしれません。

4. 極度の緊張や不安、不眠などの症状があればまずは休む

心と体のバランスを崩す、うつ状態の寸前まできているなら、心身ともに休ませることが何より大切です。「自分がダメだからこうなってしまった」などと思いつめる必要はまったくありません。その時点の自分の能力と臨床で求める能力に違いがあり、それを克服するための時間がもう少し必要であったということ、または職場を選択するときに自分の能力との不一致があったからかもしれません。必要なら、心理カウンセリングを受けて、一旦立ち止まり、思考を整理することも必要でしょう。そこで、もう同じ病院や病棟で働くことが難しいとなれば、離職し再就職をするのも一つの選択肢です。

 

 

4.看護師歴15年の現役看護師が語る!私がメンタル崩して新卒1年で辞めた理由

看護師に限らず、どの業界でも新卒として働き仕事に慣れるまでの数ヶ月は、やはり大変です。まずは仕事のやり方を覚え、職場の人間関係にも適応しなくてはいけません。しかし、医療専門職の一つである看護師として新人看護師が職場に適応するのは、もしかするとほかの業界と比べるとややハードルが高いかもしれません。ここでは事実、1年目でメンタルヘルスを崩して新人時代に辞めてしまった方へのインタビューをご紹介します。

37歳女性看護師Aさん
私は今でこそ15年看護師を続けていられていますが、実はハードな新人看護師の仕事についていけず、最終的にはメンタルヘルスを崩し精神的に追い込まれてしまい、新卒1年でうつ病になり休職・離職した経験があります。その理由は、机上の勉強と実際の仕事で求められるレベルのギャップを埋められなかったことや先輩看護師の指導に精神的に耐えられなくなってしまったことが挙げられます。ただし、この似たような状況を誰しも新人看護師なら経験することであり、それを勉強と実践、努力の継続で乗り越えられる人がほとんどでしょう。しかし、私はそれができなかったのです。辞めたい気持ちが先行してしまいました。うつ病になったのも大きかったです。

当時を振り返ってみれば、大卒の看護師として自分の能力を過信していた部分があったのは確かです。そのため、仕事で指摘をされても、それを真に受け止めることができず、行動や思考をより臨床で使える方向に変えていく努力ができませんでした。そのため、同じミスを繰り返し、その度に先輩看護師から指摘を受けることを繰り返します。すると「自分が責められている」という気持ちが強くなり、しまいには自己肯定感がまったく持てなくなってしまったのです。辞めたい、辞めたいの連続でした。うつ病になる前に気づけばよかったのですが。

今度は他の病棟スタッフからも「仕事ができない新人」と見られ、ますます仕事でミスをすることが怖くなり、最終的には精神的にかなり追い詰められ、その時点でやっと退職願を提出することになります。結局、病院側の計らいで他部署に移動となり、1年間は同じ病院で勤め上げることができましたが、退職後にも精神的な落ち込みは続き、次の就職先を見つけるまでに心身が復活するまで2ヶ月以上を要することになりました。

キャリ姉
新人看護師時代にメンタルヘルスを崩して休職・退職する人は多いですよね。
37歳女性看護師Aさん
上記の新人看護師の離職理由ランキングというのはまさに私が陥っていたケースだと思いますし多くの新人看護師に当てはまることだと思います。休職で済めばいいですがメンタルヘルスを崩すと退職までつながってしまいます。

 

新人看護師にとってメンタルヘルスの維持が超大事!

新人看護師が受けるリアリティショックは、それを克服できないと想像以上に身体や心理的にも負担をかけます。そのリアリティショックを克服できる、適切なサポートや体制がないと、新人看護師はそれを一人で克服できず、最終的に精神的に追い込まれ辞めたい気持ちが上がってバーンアウトや離職につながるのです。その現実を受け止め、新人看護師を支える職場や新人看護師自身も、メンタルヘルスの維持が、勤務継続のためにいかに大切であるかということを理解することが大切といえるでしょう。本当に精神的にきつくなってメンタルヘルス的に危なくて誰にも相談できないという時はマイナビ看護師などの転職サイトへのヒアリングを依頼することで話が前に進むこともあるかもしれませんので検討してみましょう。「辞めたい気持ち」な何かのSOSかもしれません。うつ病になってからでは遅いです。