この記事では、内科外来への転職経験がある看護師の方にインタビューを行い、内科外来の求人の探し方、転職のポイント、内科外来の仕事内容や役割、給料などについて紹介していています。
夜勤なし・日勤のみの仕事を探している方にとって、内科外来は一つの選択肢となるはずです。転職を考えている看護師の方はぜひ参考にしてみてください!
1.内科外来の看護師求人の探し方
①ハローワークを利用する
②知り合いに紹介してもらう
③病院のHPを確認する
④転職サイトを利用する
①ハローワークを利用する
②知り合いに紹介してもらう
知り合いの紹介は一長一短ありますが、私個人的には一つの選択肢としてありだと思います。
③病院のHPを確認する
④転職サイトを利用する
もちろん転職サイトエージェントやコンサルタントの力量にもよりますが、自分の条件に合った求人をとても簡単に、たくさん紹介してもらうことができます。現職を続けながら内科外来看護師の求人を探すことができ、時間をロスすることもなく効率的に転職活動ができるでしょう。
[speech_bubble type="rtail" subtype="L1" icon="25.jpg" name="内科外来看護師Kさん"]下記は「ナースフル」で募集部署を「外来」、診療科目を「内科」に設定して検索した事例です。(※2019年11月現在)
【ナースフルの内科外来の求人例(募集部署「外来」・診療科目「内科」で検索)】
それ以外に福利厚生や職場までの距離、人間関係など細かな点をキャリアコンサルタントに相談することもできます。先ほどもお伝えした通り、在職中の方でも効率的に求人を探せるので、メリットが多い転職活動の方法だと思います。
2.内科外来の仕事内容や役割は?
また検査の結果に応じて再診、入院の必要がある場合、それらの説明や病棟のスタッフとの連絡を取ることも内科外来の看護師が行うお仕事です。もし緊急入院になった場合は患者様とそのご家族に連絡、説明し病棟スタッフと連携して患者様を病棟へ案内し、必要事項を病棟スタッフに申し送りします。
クリニックの内科外来の場合も診察、検査、処置のサポートを行う必要がありますが入院等がないためその分の負担は少ないと思います。
病院とクリニック、どちらの内科外来でも必要な仕事内容や役割には以下のようなものがあります。
①問診票に基づいて事前の情報収集
②診察時の介助
③検査の説明
④処置
①問診票に基づいて事前の情報収集
初診の場合、患者様は受付で事前に問診票を受け取り記入しているので、それらの症状がいつからどのように生じているかを具体的に質問し理解しておく必要があります。そうすることで医師の診察の際、スムーズに情報を提供できます。また診察前に血圧測定、検尿、体温測定などを行い、その結果を診察時に医師に伝えます。
②診察時の介助
医師による診察時に医師が診察しやすいように介助を行います。診察のときに医師による処置が必要な場合も、処置に必要な物品などを準備し介助にあたります。
③検査の説明
もし検査が必要になった場合は事前に予約、検査前の注意事項、当日の内服の有無、服装、検査後の注意点などの説明も内科外来の看護師が行います。
④処置
医師の指示に基づいて処置を行います。例えば採血、注射、点滴などがあります。
また担当の医師が看護師にどんな働きを求めるかそれぞれ違うため、それぞれの医師の診察をよく観察し、的確に介助できるように働くことが必要です。医師によっては全て自分で行うため看護師のサポートは最小限にして欲しい場合やその逆の場合もあります。そのためどこまでのサポートが必要なのかを見極める力も必要といえるでしょう。
3.内科外来の看護師にまつわるFAQ
ここからは、上記以外で、内科外来看護師のよくある疑問・質問について答えてもらいました。
しかし内科外来の看護師として勤務すると夜勤がないためその分給料は少なくなります。また病棟勤務では残業も多く時間外手当も付いていましたが、内科外来勤務になってから定時で退勤することがほとんどでそれらの手当てもなくなりました。病棟の勤務に比べお給料はかなり下がってしまい、内科外来での年収は約400万円くらいになっています。
下記はナースフルの求人の一例なのですが、約400床の救急病院で、2交代の看護師の月給例が30~37万円であるのに対して、外来看護師は24~30万円と差があるのがわかります。施設にもよりますが、ある程度の給料の開きは出てくると思います。この病院の給料例に基づくと、月給30万円、賞与3.0ヵ月分と記載がありましたので単純計算で年収は450万円です。
ただし子の求人は中堅規模の救急病院ですので、小規模の病院やクリニックであれば更に給料は下がる可能性があり、私の年収400万円というのは妥当な数字だと思います。
【ナースフルの内科外来の求人例(募集部署「外来」・診療科目「内科」で検索)】
時間が以前より多く取れる分、看護知識を常に最新のものとするための勉強に当てることもできるようになりました。病棟勤務のときよりも看護師としての経験だけでなく知識も身につけることができスキルアップできているかなと感じています。
また事務的な作業も任されることが多く、看護師免許を持っていなくてもできるような事務的作業も行う必要があるため、それがストレスになる人もいます。客観的に自己分析した上で自分に内科外来看護師として勤務できるという方にはぜひおすすめします。
内科外来看護師の求人の探し方、転職のポイント、仕事内容や役割、給料などをご紹介しました。内科外来の求人の探し方は一般的な看護師の求人探しと同様いくつかありますが、転職サイトで探す場合は条件を登録しておけば希望に合ったものを紹介してもらえます。
内科外来の仕事内容や役割として、看護師としての知識や判断力、サポート力が求められる一方で、慢性疾患をもつ患者様の対応が多く、事務作業なども多いことが挙げられます。そのため、客観的に内科外来の業務が自分に向いているかを判断することが大事です。また日勤のみで残業もない所が多いため、病棟勤務と比較すると給料は下がる傾向にあります。しかし家庭との両立を図りたい場合は働きやすい部署といえます。自己分析をして自分に合っていると判断した場合、内科外来での勤務も選択肢に加えてみてください。