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★民間救急センターとは

昨今、話題になっている仕事の一つが民間救急センターでの仕事になります。 民間救急センターとは?と思われる方もいるかもしれませんが、いわゆる患者搬送事業になります。

突発的に持病の発作などで倒れた方などを搬送する場合、通常では救急車を手配することになります。 しかし、消防署などに配備されている救急車両にも限界があります。 通報自体がばらついている分には対応することも出来るかもしれませんが、それがまとまってしまったりした場合には救急車の数が足りずに間に合う命も救うことが出来ないなどのケースもあります。 そうしたケースを防ぐため、また迅速に地域の医療機関への搬送を可能にするために生まれたのが民間の救急搬送サービスである民間救急センターになります。 福祉タクシーや民間救急サービスなどと呼ばれることもあり、地域住民の健康を守る砦として活躍しています。

きちんと国土交通省の認可や消防本部の認定を受けた事業所が届出を出して営業を行っているため、しっかりと病院までの搬送をしてもらうことが出来ます。 ただし、民間救急センターで使っている民間救急車は救急車両ではなく一般の車両扱いになるため、信号を無視して走るなどは出来ません。 また、搬送に費用もかかることも、消防署の救急車とは異なる点です。 そういった面で救急車とは差別化が図られていますが、一刻一秒を争う場合などすぐに対応してもらうことが出来るものが民間救急センターしかなかった場合などには非常に有効な手段です。

★民間救急センターで活躍する看護師

民間救急センターで使われている救急搬送用の車両には、運転をするものの他、医療に関わる資格者の乗車が義務付けられています。 そのため、民間救急センターには看護師の需要があり、民間救急センターで働く看護師も増えてきています。 医療従事者として看護師にする事が出来ることはそれほどに多くはありませんが、応急手当など必要な手当をする事で助かる命も多くあります。

民間救急センターでの救急搬送に関して看護師が出来ることは、基本的には救急車に乗車している救急救命士と同程度のものです。 あくまでも看護師には治療を行う許可は下されていません。 患者の状態を把握し、それを正確に病院などに伝えることが求められます。 実際の治療自体は病院に任せ、搬送の間に病院に相応の準備をしてもらうための情報を集めることが民間救急センターで働く看護師の仕事であると言っていいでしょう。 それだけに民間救急センターで働く看護師に求められるのは、あらゆる病気に関する知識と状況を性格に判断することが出来る判断力になります。

血圧や呼吸、脈拍などを伝えるだけではなく、患者自身に意識があるならどういった異変を感じるのか、どこが痛むのかなど詳細な情報を得ることで病院側も正確な診断を行う事が出来るようになります。 全てを病院についてから行うなどした場合、間に合わないと言ったケースもあります。 全ては搬送中に集められる情報を元に病気の可能性などを考え、そこから診断のヒントを得ます。 それだけに民間救急センターで働く看護師の役割は非常に重要であると言えます。

★民間救急センターの需要

昨今、救急車の無意味な呼び出しなどが大きな問題になっています。 定期健診で病院へ行くのが面倒なので救急車を呼んだといった話も耳にします。 そうした事を続けていれば、本当に救急車が必要になる患者のときに救急車が不足してしまうと言う自体にもなってしまい、それをカバーするために民間救急センターが存在します。

消防署は公共機関となるため、そこで配備される車両なども全て税金から賄われることになります。 予算は無限ではなく限りあるものですから、新たな車両の配備などに回すほどの予算はありません。 また、車両を増やせば、それに応じて救急救命士の雇用なども考える必要があり、人件費などの絡みもあってなかなか難しい問題になります。

しかし、その部分を民間に任せることで搬送用の車両を増やし、搬送にかかる人件費などをカバーすることが出来ます。 ある程度の制約はあるものの、民間救急センターがある事で消防署がカバーし切れなかった部分を民間救急センターが補い、結果的に助けることが出来る命を増やす事が出来るようになります。

高齢化が進むこれから、持病を抱えた高齢者が増え続けることを考えれば、民間救急センターの需要はますます高くなることは予想が出来ます。 そこで働く看護師の需要も当然増えることになり、ますます看護師の不足問題は深刻化しそうです。

★民間救急センターがある事デメリット

民間救急センターがあるデメリットとなるのは何でしょう。 そこには看護師の存在が出てきます。 現在、看護師は深刻な人手不足に悩まされています。 医療機関で必要になる人員、昨今では介護施設にも看護師の配置が義務付けられたことで介護関連と医療関連での看護師の争奪戦が激しく繰り広げられています。 その中に民間救急センターと言う需要が入ったことで、更に看護師不足に拍車をかけることになります。 他にも民間企業による看護師の雇用推進などもあって、看護師の絶対数が足りない状態にあります。 この状況を打開する方法を考えなければ、看護師の需要に対して供給が全く追いつかない世界になることは明白です。 看護師の深刻な人手不足。 これこそが民間救急センターがあることのデメリットであると言えます。

★民間救急センターの求人を探すなら

需要も高まり、人気もあるやりがいの大きい仕事でもある民間救急センターですが、その求人を探すのであれば、マイナビ看護師のような求人サイトを利用するのがいいでしょう。