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看護師の仕事を続けていく上で問題になってくるのは、「ライフステージとどう折り合いをつけて働くか?」と言うことです。中でも女性看護師は、結婚、出産、子育てを機に、これまでの働き方の見直しを迫られます。特に、3交代の夜勤と子育ての両立は難しく、家族の協力も必要となってきます。しかし、実際には全ての看護師が家族の協力が得られるわけではなく、やむを得ず離職するケースも多く見られます。これは、女性の有資格者が95%以上を占める看護師の世界では大きな損失です。看護師としての経験を積み、これから臨床の場で、そして後輩指導の場で活躍が期待される人の離職、仕事を続けたいけれど育児のために離職する人、そのような人材を確保することは、看護師業界の課題であると同時に、看護師不足を解消する手立てでもあります。そこで、現在数多くの病院で、様々な「子育て支援」が行われています。子育てと仕事の両立の実現は、経験豊かで有能な看護師を確保しておける病院と、慣れ親しんだ病院でキャリアを積み続けながら子育てもできる看護師、両者にとってメリットがあります。では、実際に「子育て支援」の内容にはどのようなものがあるのでしょう。

★託児所がある病院

子育て支援と聞いて、まず挙げられるが「託児所のある病院」です。

この託児所は、病院の従業員だけが利用できるもので、ほとんどの場合、病院の敷地内にありますから、通勤と通園が同時にできます。もちろん一般の乳児院や保育園に預けて仕事をすることもできますが、病院の託児所は、看護師の仕事を理解してくれているので融通も利きやすいもの。それに、子供のことで気になることがある時も、休憩時間に顔を見に行くことができるので安心です。また一般の託児所との一番の違いは、夜勤を考慮し、24時間保育を行っている託児所がある病院もあるということ。昼間は子供を預けたり、面倒を見てもらうことができても、夜間の都合がつかなくて仕事をあきらめていた人も多いため、24時間保育の託児所は利用価値大です。また、「病時保育制度」のある託児所では、子供が急な病気になった時でも「保育+看護」を行ってくれるので、安心して子供を預けて働くことができます。託児所のある病院は、独身時代から長年その病院に働いていた看護師が出産をしても復職できるというメリットがありますが、それ以外にも、それまで子育て支援のない病院で働いていた看護師や、出産を機に休職した看護師の転職先としても人気があります。ただ病院によって託児所の設備や、利用可能時間、利用料金にはかなり差があるので、託児所のある病院ならどこでもいいというわけではありません。託児所は、通常数年間利用することになるでしょうから、料金などの利用条件はもちろん、保育理念や内容もよく検討し、子供にとってもよい時間が過ごせる場所を選びたいものです。

★子育てのための 勤務時間、休暇の優遇

育児や親の介護のため、労働の継続が困難な人、労働を優先させるため、子育てや介護ができない人のための支援制度として、「育児・介護休業法」が平成17年4月に施行されました。この法律には、・育児休業制度、・子の看護休暇制度、・不利益取り扱い禁止、・労働時間の短縮および制限、などが取り決められており、子育てと仕事の両立がしやすい労働環境の整備が図られています。その内容は、病院により違いがありますが、例えば、東京の某大学病院では、育児休業法に基づいた子育て支援として、

・産前6週間、産後8週間の休暇

・子供が3歳になるまでの育児休業制度

・小学3年生になるまでの勤務時間の短縮

・子供が1歳になるまでの育児時間の取得

・子供が病気・怪我をした時の看護休暇

を行っています。これにより、子供が早い時間に下校する小学校低学年までの約9年間に渡り育児支援を受けることができ、仕事と育児の両立が可能になっています。

★子育て支援がある病院の特色

子育ての支援のある病院は、単に制度が整っているということだけではなく、そこで働く同僚や上司、他の部署の人など病院全体の子育てに関する理解度が深く、子育て看護師が気後れすることなく働ける風土が培われていることが多いのが特徴です。看護師の子育て支援は、託児所や、勤務時間の優遇など物理的なことだけでなく、このような「職場の理解」が欠かせないと言えるでしょう。

★子育て支援のある病院への転職

現在、育児支援のある病院は増え続けています。例えば、託児所のある病院に就職したい人は、託児所ありの病院で検索すればたくさん出てきます。しかし、一言で託児所と言っても、格安な料金で子供を預かってくれるところもあれば、毎月5万円近くの保育料+食事・おやつ代が必要なところもあります。また託児所があると言うので面接に行ったら、保育人数が少なく、子供が預けられないという問題が生じることもあります。ですから、どのような託児所があるか詳しい情報を得る必要があります。しかし、「よい託児所探し」に気を取られていると、看護師として自分にあった仕事選びが思うようにすすまないこともあります。育児と仕事、両方が満足のいく就職先を見つけることは、長く勤めるためにとても重要です。

そこで利用したいのがナースフルなどの看護師転職サイトです。転職サイトは、全ての看護師の理想に近い就職先を見つけることを目的としていますから、育児と仕事を両立させたいあなたの希望にあった就職先を見つけてくれるでしょう。核家族の多い現代、子育て支援のある病院への就職希望者は、これからも増えることが予想されます。今現在子育て中の看護師に限らず、今後、子供ができても仕事を続けたいと思っている独身看護師は、将来を考えて、今から子育て支援のある病院に転職しておくのもいいかもしれませんよ。