医療の中でも小児医療は特殊です。同様に、看護の中でも小児看護は難しい分野だと言われており、看護師のなかでも「小児科は苦手」と「大好き!」に、はっきり分かれるのではないでしょうか。「こども医療センター」「小児総合医療センター」とも呼ばれるこども病院は、独立行政法人管轄で県立・国立の病院です。そのため、看護師だけでなく医師や薬剤師など職員数が多く、それらに伴う人間関係に僻壁する方も少なくないようです。また、小児の扱い方も看護のひとつであるため、大人のように協力的でない小児を対象にした病院を敬遠する看護師もいます。しかし、子供好きで小児科看護に興味がある看護師にしてみれば、これほど恵まれた職場環境は他にはありません。働く上での条件も、申し分ないくらい充実しており満足できるものです。

★小児看護のエキスパートを目指すならこども病院

こども病院は、生まれたばかりの新生児から15歳までを対象に医療を提供しています。そして、総合周産期母子医療センターや救命救急センター、そして障害児支援センターなどを付属する高度多機能病院がほとんどです。

診療科も一般的なものの他に、児童心療内科や思春期女性外来、遺伝相談など、大規模総合病院であっても決して経験できないような診療科が設置されています。また、15歳までの小児が対象であっても、15歳で発症した場合はそのままそれ以上の年齢になっても医療を提供しています。そのため、〈不妊治療婦人科〉や〈妊娠と薬外来〉など、さらに特殊な診療科を設置している病院もあります。

「小児の扱いが得意!」だけではなく、「小児看護を極めたい!」という向上心ある看護師の方には、この上なく最適な職場ではないでしょうか。

★助産師資格保持者はさらに有利! 

こども病院には、通常のICUやCCUの他にNICUが必ずあります。助産師として妊娠や出産に関わってきた看護師の方は、産婦人科以外にNICUや母乳外来、助産外来などでもその経験を発揮することができます。就職や転職する際にも助産師資格保持者はとても有利です。

また、助産師として一般病院で勤務していたけれど、もっと知識やスキルを深めて成長したい方にも好都合です。看護師として他科で勤務して小児看護の経験を積んだ後に、助産業務に戻ることも出来ます。看護師としても助産師としても成長できる病院ですね。

★非常勤でも高待遇!

国家公務員ですから、給与面や福利厚生面、休暇など条件はとても整っていて手厚いです。そして、こども病院の待遇面での特徴は、非常勤職員でもかなりの高待遇を受けられるということです。任用更新制度があったりしますが、民間病院と比べると手当や時給などは高額と言えます。

ですから、それほど小児の扱いは得意ではないけれど、感染症やアレルギー、免疫疾患など小児特有のキーワードに興味がある方は、まず非常勤看護師として働いてみる価値は十分ありそうです。