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看護師求人の中でも、企業内医務室でのお仕事は非常に人気が高く、応募者が殺到する傾向が強くなっています。また、企業内医務室でのお仕事にあこがれはあるけれど求人情報自体あまり見たことがないという看護師の方も大勢いらっしゃると思います。今回は企業の医務室で看護業務をされている2名に実際にインタビューをして、医務室の看護師求人を効率的にゲットするまでの流れについて、お話を伺いました。

1人目/32歳・女性看護師

★医務室でお仕事するまでの経緯は?

看護学校卒業後から29歳までの間、初めて就職した大学病院でがむしゃらに働いてきました。外科病棟で3年、内科メインの混合病棟で約6年働き、院内でも病棟でもそれなりの役割を与えられ、傍から見るとすごく充実した日々を送っているように映っていたと思います。でも実際は体はボロボロ、精神的にもストレスが溜まって、ギリギリの状態で仕事をしていたんです。5年目を過ぎたころからこのままずっとこの調子で働くことになると考えただけでうんざりしていましたし。30を目前にして一度看護師人生をリセットしたいと考えて、退職しました。もちろんお金の当ても結婚の予定も何もなしです。しばらくは旅行をしたり本を読んだりして休憩していました。ある時ネットサーフィンをしていて看護師転職支援サイトに登録しました。転職なんて一度もしたことがないから何からしていいのかわからなかったので、取りあえず登録。コンサルタントさんとこれまでのことなどをいろいろ話しているうちに、病院以外のフィールドで看護師をやってみたいと思い始めました。1人で考えていただけだったら、きっと病院やクリニックくらいしか思い浮かばなかったと思います。だからあの時私に医務室のお仕事を提案して下さったコンサルタントさんには、今でも感謝しています。

★医務室のお仕事の内容とは?

春と秋の職員検診の準備や実施、データ整理の他、日々の体調不良者の対応がメインの仕事となります。医務室のお仕事は単調でつまらなさそうという先入観がありましたが、対象となる人が患者さんから一般職員となると、全く別の領域の職業に転職したような気持ちになりました。事務的なお仕事がとても多いので、パソコンの基本操作くらいは出来る必要があります。また入職してはじめて目の当たりにした、職場のメンタルヘルスの問題。不調を訴えて休職する人が想像以上に多いことに衝撃を受けました。そのような方の定期的な面談や、仕事復帰に向けての支援等を産業医や人事課の職員と相談しながら行います。

★医務室のお仕事の魅力とは?

先ほど少しメンタルヘルスの問題に触れましたが、最近はメタボリックシンドロームの方(予備軍も含めて)がとても目立ちます。健康そうに見えても生活習慣病と呼ばれる疾患の症状がいつ出てもおかしくないような方もおられます。そのような方が早期に生活を改善したり、早めに医療機関に相談しに行けるように関わることが、この仕事の最大の役割でもあり魅力でもあります。病棟勤務ではあまり予防医学に興味を持つことはありませんでしたが、医務室で働くようになってからは予防医学の知識についても積極的に勉強するようになりました。もちろん、医務室の看護師から指導なんてされたくないという気持ちでいる方がほとんどなので、自分のコミュニケーション能力の不十分さに気付いて落ち込むこともしばしばありますが…。

★医務室のお仕事の職場環境や待遇面等は?

私が勤務する医務室は看護職員が私を含めて2人です。1人は保健師さんで常勤ですが、私は嘱託職員という形で採用されています。働く中で特にこの雇用形態を気にすることはありませんが、やはり正社員ではないので退職金がないですし、ボーナスも寸志だけです。交通費や残業代はもちろん支給されています。お金の面から考えると、大学病院の方がずっと恵まれています。でも以前の私と今の私を比べたら、間違いなく今の私の方が心身ともに健康と自信を持って言えます。メンタルヘルスの問題について勉強し始めて、いかに病棟勤務している看護師が誰にも相談できない環境で我慢しながら働いているのかがわかりました。働きやすさや仕事に対する満足感は、お金だけでは換算できないと心から思います。

★医務室の看護師求人を効率的にゲットするには?

私の場合は、転職支援サイトを利用しました。でも、健康に仕事が出来る状態の人と接してみて始めて気がつきましたが、やはり白衣を着て病院で看護師をしていた時には、どこかで甘えのような気持ちがあった気がします。それはきっと、患者さんと病棟看護師は慣れ合いの関係にいるから。自分の言葉遣いや表情、身だしなみなど、企業人としてのマナーは全く出来ていなかったので、面接を受ける前にコンサルタントさんに相談してアドバイスを貰いました。もしもそのような準備が出来ていないまま面接を受けたら、即効でアウトでしょうね。企業内医務室の看護師求人を効率的にゲットしたい方は、転職支援サイトを利用してみてください。

2人目/27歳・女性看護師

★転職するまでの経緯は?

市民病院の脳外科病棟で勤務していましたが、企業で勤務したいという夢を捨てきれず悩んでいました。経験を積みながら看護師転職サイトに登録して求人を探していましたが、例え仕事があったとしても「翌月1日から勤務してほしい」というところばかり。常勤で働いている人が突然退職して翌月転職なんて無理ですよね?だから私は本気で仕事を探すため、市民病院は順序を追って円満退職しました。辞めた後は派遣看護師をしながら企業求人を探す日々。半年経って、やっと今の企業医務室の求人の話をもらえました。派遣看護師は1ヶ月更新でやっていたので、スムーズに企業医務室に転職出来ました。

★企業医務室の役割ややりがいは?

企業医務室のお仕事は、思うほど簡単ではありませんでした。まず、企業のことが分かっていないし、どこでどんな人が仕事しているのかも知らない。だから日々の業務(体調不良者の対応、休職者の復帰に向けての相談、産業医との連絡調整、物品の管理や発注、健診の準備・介助、データ管理等)をこなしながら、各部署でどんな仕事をしているとか、いろいろ自分なりに調べました。職員にも積極的に話しかけたりして、医務室の存在感をアピールしたり。企業での健診が早期受診の動機づけになるように声かけをしたりもします。職員の方から相談を受けた時は、やりがいを感じます。

★企業医務室の看護師のお給料や職場環境は?

今は契約職員という身分で仕事をしています。1人が正社員で、もう一人が産休中なので私は契約社員ということになっていますが、産休中の方がそのまま退職することになりました。なので手続きが終了次第、私が正社員として登用されることになりそうです。手取りのお給料は月24万円くらいで変わりませんが、正社員になると賞与や福利厚生が充実するのでうれしいです。仕事は病棟に比べると体は楽ですが、様々な業務に目を向けていく必要があるので、意外と気を遣います。接遇マナーや自分の身だしなみにも注意しています。