目次
看護師の活躍の場所は主に病院・クリニックや介護施設などが一般的ですが、看護師の資格を活かして一般企業で働くという選択肢もあります。今回は、一般企業でオフィス勤務等をしながら活躍している看護師さん4人にインタビューしてきましたのでご紹介します。企業の健康管理室や医療機器メーカー、健康食品会社のコールセンターなど様々なキャリアの方が登場します。企業での看護師募集は病院等に比べるとかなり少なく、一般企業勤務に憧れる方も多いと思いますので、実際の体験談をぜひ参考に転職活動をしてみて下さい。
1.保健師の資格を活かしたい!病棟勤務から企業の健康管理室へ転職!
性別 | 女性 |
年齢(転職時) | 35歳 |
転職前の職場 | 都内の大学病院の内科病棟(正社員) |
転職後の職場 | 都内の通信会社の健康管理室(正社員) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 保健師の資格を活かして働きたかった。保健師の資格を無駄にしたくなかった。 |
キャリ姉から一言! | 保健師資格を存分に活かしながら、病気になる前の健康維持を全力でサポートしたいと考える看護師! |
あ、でもそう言うと、将来性のある行動をとっているように聞こえますが、実際にはそこまで深く考えずに、漠然と思っていただけです。大学病院で働くうちに「自然とこの患者さんたちが病院に来なくてもいいような健康面のサポートができたらいいな」と思うようになってきたというのが実際のところでしょうか。たぶん、ちょうど両親の年齢と近い患者さんが入院してくるのを見て、自分にできることは何だろと思ったことも大きいと思います。
そして二つ目の業務は、年1回行う健康診断のフォローです。健康診断の結果で、メタボ判定を受けた人や、異常値が見つかった人をサポートします。メタボへの対策は継続的な支援が必要なので、運動量や食事量などを定期的に声掛けをして、いかに脱落させずにキープできるかに注力します。再検査が必要な異常値が見つかった方には、専門の病院を紹介したり、日常生活で気を付けることなどを伝えたりします。このように今の職場の仕事は現場で健康を支えている!という実感が持ちやすい業務なんです。
2.手術室勤務の激務で体調不良に!夜勤がない医療機器メーカーへ転職!
性別 | 男性 |
年齢(転職時) | 32歳 |
転職前の職場 | 都内の公立病院の手術室(正社員) |
転職後の職場 | 都内の医療機器メーカー営業部(正社員) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 夜勤が多く体調不良(突発性難聴など)になったため。 |
キャリ姉から一言! | 体験を活かしたアドバイスを行い、医療現場で本当に必要とされる情報を提供する頭脳派営業ナースマン! |
3.腰痛でも仕事ができる!看護師の仕事を生かした電話対応サービス業に転職!
性別 | 女性 |
年齢(転職時) | 28歳 |
転職前の職場 | 地方の市立病院の小児病棟(正社員) |
転職後の職場 | 地方の健康食品販売会社の健康相談コールセンター(アルバイト) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 出産を機に腰痛が悪化したため。子供ともっと一緒にいれる時間の融通のきく職場がよかったため。 |
キャリ姉から一言! | コールセンター未経験!時間をかけて相手に寄り添うことにやりがいを感じる、頼れる電話対応ナース! |
最初はクリニックなどの正社員の仕事も探していたんですが、転職エージェントのマイナビ看護師の担当の方から、子供向け健康食品を販売している会社が、顧客からの健康相談の電話対応看護師を募集しているという話を紹介してもらいました。それを聞いた時に「これだ!」と思いました。小児病棟に勤務していた経験を活かしたアドバイスもできるし、何より自分も母として悩みを抱える親御さんの相談に親身に対応できると思ったんです。それに電話対応であれば、座ったまま仕事もできますし、腰痛に悩まされることもありません。募集条件としては正社員ではなくアルバイトという枠でしたが、子供を保育園に送り迎えするのにちょうどいい時間の設定だったので、転職することにしました。
それができた上で初めて相談への対応になるんですが、相談内容は多いのは割と決まっていて、喘息発作を避ける方法、皮膚のかぶれの対処、発熱時の対応など日常的に起こる比較的軽い症状への相談などですね。それらについてはある程度の回答がマニュアルにまとめられていて、小児病棟を経験していない看護師でも回答可能な体制になっています。さらに、もしマニュアルにないような重篤な症状の相談や、判断できない病状の相談については、提携する医師に確認してから折り返しの電話を行うことで問題なく解決できる仕組みになっています。
最近、母親が不安を抱えたまま孤立し、どこにも相談できない状況にあるという話をよく聞くので、そういった場合には受けた相談内容だけにこだわらず、思いを吐き出してもらうことにしています。それが同じ母親として自分にできることだと思っているので。話を聞くことがメインの業務になりますので体力はそんなにいらないですし、私のように少しゆっくり働きたいと考えている看護師さんには向いている職場だと思います。
4.看護知識を活かして活躍する記者ナース!医療系情報WEB配信企業へ転職!
性別 | 女性 |
年齢(転職時) | 37歳 |
転職前の職場 | 都内の大学病院の救急外来(正社員) |
転職後の職場 | 都内の総合出版社の医療部門(正社員) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 看護師の経験を活かして別の分野での活躍したかった。 |
キャリ姉から一言! | 自分の可能性を追い求めて、日本も飛び出し活躍。情熱が溢れる記者ナース! |
看護師の中には「病院で病棟勤務をしたけど自分には医療現場は向かない」「二交代制の勤務はこれ以上は難しい」など病院勤務に限界を感じる人も少なくありません。そんな看護師資格保有者に人気なのが一般企業への転職です。一言で「一般企業」と言っても上記で紹介した事例もありますし、その他にも多数の看護師募集求人があります。もし本気で一般企業の看護師求人を探したいのであれば、マイナビ看護師などの看護師転職エージェントの利用は必須です。一般企業の求人は競争率が高くあまり世の中に出回らないのでスピーディーな情報収集が必要なので転職のプロと最新情報を共有しながら賢く転職活動を進めましょう。