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病院はすでに怪我や病気になった患者を治療する場所で必然的に医療行為が必要になり、働く看護師も命の現場として緊張感のある仕事をする事になります。 しかし、病院だけが看護師の職場ではなく、現代では様々な場所で看護師が必要とされています。

すでに病気や怪我をしている方をケアするのではなく、病気などを未然に防ぐという仕事をする事が出来るのが空港での看護師の仕事になります。 国際便の空港には、毎日多くの方が渡航・帰国をしており、人の往来が激しいのはご存知のとおりです。 中には海外から訪れる観光客も多く、帰国をした日本人や海外から訪れる観光客の中には危険な病原菌を持った方なども稀にいます。 そうした方々の安全を確認するというのが空港で働く看護師の仕事になり、いわゆる検疫官の仕事(エアポートナースとも呼ばれる)になります。

国家公務員として働くことになるため、収入面で安定し、多くの人が病気になる可能性を排除する事が出来るとても大切な仕事です。 医療の現場と言う環境とは程遠いかもしれませんが、人の健康を守るという意味では病院での勤務と何ら変わることはありません。

■空港での看護師の仕事と必要なスキル

空港での看護師の仕事は検疫が主だった仕事になります。 サーモグラフィーなどによるチェックや採血などによる感染症の有無の確認などを行い、旅行者や帰国者の安全を確認することになります。空港で検疫官として働く看護師には病院での勤務とは違ったスキルが必要になります。 病院での勤務の場合、診療科ごとの知識、経験などのスキルが必要になっていましたが、検閲官として必要になるのは主に疫病などに関する知識と食品衛生法に関する知識になります。 医療に関しての知識、経験はそれほど必要なわけではなく、どちらかといえば病原菌や食品の安全に関する知識が重要になってきます。

海外からの帰国や海外旅行者の中には病原菌の蔓延している地域から来る方も多く、中には伝染病に感染した状態で国内へ入ってくる方も少なくはありません。 感染症の多くは体内に入り込んだ後に潜伏期間を置いて発症するものになりますので、国内へ入った時点では体調の異変を感じることはほとんどありません。 その状態で何かしらの感染症に感染していることを見抜くためにも感染症に関しての知識と、その法律に関しての知識が必要になります。 また、食品に関しても同様で、日本国内へ持ち込むことが困難な食品なども存在します。 それらを的確に判別するだけの知識が必要になってきます。

あと検疫官として空港で働くためには、相応の語学力も必要です。 海外からの旅行者を相手にする事も多いため、日本語だけを話せればいいということはありえません。 最低でも日常会話が出来る程度の英会話能力は必須であると言えるでしょう。 逆に臨床看護に関しての知識と経験はあまり必要ではないため、検疫官を目指すのであれば検疫官に必要なスキルに絞って勉強をする方が効率的です。

 

■空港で検疫官として働くための試験

検疫官になるには求人を見つけ応募が出来たとしても、病院看護師のように面接を受ければ採用不採用が決められるというわけではありません。 空港で働く検閲官は国家公務員として扱われるため、厚生労働省で行なわれる採用試験に合格をして、初めて検疫官として空港で働くことが出来るようになります。 そういった意味では、看護師の転職としては随分と敷居の高い求人であると言えるでしょう。

最新の募集では下記のような情報が厚生労働省のHPに掲載されています。給与は月給で19万程度ですので病院看護師と比べると見劣りしますが身分の安定という意味では抜群の信頼度です。

上記のように、検疫官になるためには厚生労働省の採用試験を受ける必要があります。 厚生労働省のホームページを確認すれば分かりますが、書類選考、面接と経て、レポートの提出をし、その上で合否が決定されます。 病院への転職よりも難易度が高いですから、十分に対策を講じておくことが必要です。

 

■空港で働く看護師のメリット

1. 国際的な環境で働ける

空港は、さまざまな国や地域から訪れる旅客やスタッフが集まる国際的な場所です。そのため、多様な文化や言語に触れながら働けるのが大きなメリットです。多文化理解やコミュニケーションスキルの向上が期待できます。

  • 具体例
    国際線ターミナルで働く際、英語や他の外国語を使って旅客に対応する機会が多くあります。また、外国人旅行者やスタッフの急病や怪我への対応を通じて、異文化理解を深められるでしょう。

2. 応急処置スキルが磨かれる

空港内では、急病や怪我、緊急時の対応が求められることが多くあります。旅客の中には、長時間のフライトや時差の影響で体調を崩す人も多く、看護師としての迅速な判断力と応急処置能力が試されます。さまざまなシチュエーションでの対応力を高められる点が大きなメリットです。

  • 具体例
    空港内で発生する急病(例えば、心臓発作や脱水症状など)に対し、迅速に応急処置を行う必要があります。また、国際線利用者の健康管理や、長時間フライト後の疲労による症状への対応も含まれます。

3. 多様な患者層に対応できる

空港には、旅客、空港スタッフ、航空会社のクルー、さらには空港近隣の地域住民など、多様な患者層が訪れます。このため、幅広い年齢層や背景を持つ人々に対する医療ケアが求められます。

  • 具体例
    家族連れや高齢者、ビジネスマンなど、多様な患者に対応することで、看護師としてのスキルの幅が広がります。また、空港スタッフやフライトクルーなど、健康状態が厳しく管理されている人たちに対する健康管理のサポートも行います。

4. シフト勤務の柔軟性が高い

空港は24時間稼働しているため、看護師もシフト制で働くことが一般的です。そのため、日勤・夜勤を選んで働くことができる場合があり、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。また、病院に比べてシフトが定期的で、計画的にプライベートな時間を確保できるケースもあります。

  • 具体例
    子育て中や他の仕事と両立したい看護師にとって、比較的融通の利くシフト制度が魅力となります。特に深夜や早朝のシフトを選ぶことで、日中に自由な時間を作ることができます。

5. 仕事のバリエーションが豊富

空港で働く看護師は、病院の看護師とは異なる業務に携わることが多いです。旅客やスタッフの健康管理、検疫サポート、緊急事態の対応、さらには感染症対策など、幅広い業務を経験できる点がメリットです。

  • 具体例
    検疫業務や国際的な感染症(新型コロナウイルスなど)対策に携わる機会もあり、看護師としての知識やスキルを幅広く磨くことができます。

 

■空港で働く看護師のデメリット

1. 夜勤や不規則なシフトが発生する

空港は24時間稼働しているため、看護師も夜勤や早朝勤務を行うことがあります。このため、勤務時間が不規則になり、生活リズムが崩れる可能性があります。特に、夜勤の負担は身体的・精神的に大きいことがあります。

  • 具体例
    深夜や早朝のシフトでは、家族との生活リズムが合わなくなることがあり、健康管理が難しくなる場合もあります。また、時差ボケのある旅客の対応など、通常の病院勤務とは異なる疲労感が生じることもあります。

2. 医療設備が限られている

空港内の医療センターや保健所の設備は、病院のように充実しているわけではなく、限られた機器や薬品で対応しなければならない場面が多いです。そのため、必要に応じて救急車を手配したり、近隣の病院に搬送するケースが増える可能性があります。

  • 具体例
    急病や重篤な患者が発生した際、空港内の設備だけでは対応が難しく、緊急搬送を迅速に手配する必要があります。看護師としての判断力と、外部の医療機関との連携が求められるため、プレッシャーが大きいことがあります。

3. 緊急対応のストレスが多い

空港は多くの人が行き交う場所であり、急病や怪我の発生頻度も高いです。そのため、突然の緊急事態に対応するストレスが大きいことがあります。特に、海外からの患者や外国語を話す旅客に対応する際には、コミュニケーションの難しさも加わり、さらに負担が増すことがあります。

  • 具体例
    心臓発作やパニック発作、または事故などの急病に対する対応が常に求められ、迅速かつ的確な対応が必要です。これに加え、多言語対応ができるかどうかが大きなポイントとなり、対応が難しい場面も発生します。

4. 医療従事者としての独自のキャリアが積みにくい

空港での看護業務は、特殊な環境であるため、病院やクリニックでの看護業務とは大きく異なります。そのため、将来的に他の医療施設で働く際、病院勤務での経験と比べてキャリアアップに不利になる可能性があります。

  • 具体例
    病院での専門的なスキル(ICUや手術室など)の経験を積みにくいため、再び病院勤務に戻りたい場合には、その経験が直接活かせないケースも考えられます。特に専門分野でのキャリアアップを考えている看護師にとっては、経験が限定されることがデメリットになるかもしれません。

5. 外国語対応の難しさ

空港は国際的な場所であり、外国語を話す旅客への対応が必要になることがあります。特に緊急時や医療的な処置が必要な場合、言葉の壁が大きなハードルとなり、対応がスムーズに進まないケースがあります。看護師が英語や他の言語を理解していない場合、通訳を介したコミュニケーションが必要になり、業務が複雑になることがあります。

  • 具体例
    英語や他の言語で病状や必要な処置を的確に説明することが求められるため、語学力が必要になる場面があります。特に、緊急対応時には、すぐに対応できるかどうかが問われるため、ストレスが大きくなります。

 

■検疫官以外で看護師が空港看護師(エアポートナース)として働くには

空港で働く看護師として検疫官を目指すには上記のように狭き門ですし、採用時期も限られます。「エアポートナース=空港で働く看護師」というもう少し広義の意味で捉えれば、例えば成田空港であれば日本医科大学成田国際空港クリニックなどの空港にあるクリニックで勤務するというのも1つの手段です。

日本医科大学成田国際空港クリニックは成田国際空港第2ターミナルビル地下1階にあって、一般診療や救急診療はもちろん人間ドックや歯科治療まで行っています。例えばここで働きたかったら検疫官になるための厚労省の試験を受けるというフローではなく日本医科大学系列の看護師採用に応募するという流れになります。ちなみに成田空港第1ターミナルには医療法人社団國手会空港クリニックもありますので成田空港勤務であればここも候補になります。

 

このようにエアポートナースとして空港併設の医療機関で勤務したい場合はマイナビ看護師レバウェル看護などの大手の転職サイトに登録しましょう。空港で働くにも常に求人があるわけでもないので、何の根拠もなく毎日サイトをチェックするのは不毛です。せめて時期がいつ頃求人が出そう・・・などの情報だけでもわかっていれば負担は少なく済みます。マイナビ看護師のような転職サイトでは、空港関係の募集情報はいち早く入って来るため登録しておけば連絡がもらえますのでオススメです。


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