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腰痛が悪化して病院勤務を断念!特養勤務で「自分らしい働き方」に出会えた!

腰痛が原因で転職した看護師Aさん
性別女性
年齢(病院から特養へ転職した当時)28歳
転職前の職場400床越えの総合病院・循環器内科病棟勤務・茨城県・二交代勤務
転職後の職場特別養護老人ホーム・茨城県・日勤常勤(シフト制、オンコール対応あり)
使った転職エージェントナース人材バンク
転職理由持病の腰痛が悪化し病院勤務が難しくなったため退職

キャリ姉
元々は茨城県内の総合病院の病棟勤務勤務なんですね。まず前職の仕事内容や給与面の話を聞かせて下さい。
腰痛が原因で転職した看護師Aさん
前職は400床越えの総合病院(循環器内科病棟勤務)で、入院患者に対する身体看護と診療の補助を担当しておりました。病棟の入院患者の特色として集中治療から脱したばかりの急性期の患者さんが多く毎週入退院が激しい部署でした。基本給は経験年数(退職間近で経験年数7年目)相応であり、20万/月はもらっていました。夜勤手当や調整手当、オンコール対応や残業手当で働ける分にはそれなりに給料が高くなっている感じでした。一番稼いでいたある月の給料は基本給が月額201,700円、その他の夜勤手当や残業手当や調整手当や職務手当などで110700円でした。これとは別に年間ボーナスが924,940円だったので年収で言えば約500万程度でした。
キャリ姉
年収500万といえば茨城県の看護師の年収相場としては高いかもしれませんね。待遇としては悪くないと思いますが退職・転職された理由は?
腰痛が原因で転職した看護師Aさん
私の退職・転職理由は持病(腰痛)の悪化からでした。もともと看護学生時代から腰が悪く治療をしていたのですが、中堅からベテラン層が退職や異動で抜けたタイミングでリーダー業務を自分がこなすことが多くなり、先生とのやり取りも増えてきて気を使う場面も増え、腰痛を悪化させたような感じです。また新人教育などフォローするのに残業も多くなり激務が続いたのも腰痛に悪かったです。前の職場では一人の担う役割が多すぎて仕事が回らなくなっていたのは事実としてありましたが、それでも人間関係は全体として非常に良好で、いい環境で勤められるのはとてもありがたいことだと思っていました。腰痛の悪化から徐々に看護業務ができなくなった時も上司にその旨は相談しながら勤務を続けていましたが、それでも治療を続けても歩けなくなる程に腰痛が悪化してしまいました。仕事に穴は開けられないため杖や車イスも使用しながら業務に従事していましたがとうとう手術をして病欠するまでに至りました。一応そこから腰痛は改善して復職はできたのですが、以前の忙しさについていけないと感じたため転職を考え始めました。仕事を辞めることを考え数ヵ月後には退職となりました。
キャリ姉
職場の人間関係はよかったけど持病の腰痛が原因ということなんですね。腰痛でも働ける職場を見つけるにあたりどのように求人を探しましたか?やはり持病持ちでの転職はハードルが高いのでしょうか?
腰痛が原因で転職した看護師Aさん
以前一度転職活動を経験していましたので、持病を持っての就職活動はかなり大変だと覚悟していました。面接までこぎ着けてもやはり腰に爆弾を抱えている以上雇う側としてもネックになるのは明確です。私自身も心配の種でしたので、ナース人材バンクという転職サイトに登録して相談しました。登録し求人検索をして、サイトのキャリアアドバイザーにも介入していただき連絡を取り合いました。心配な要素も伝えた上で私自身の今後の仕事のキャリアやプライベートな結婚等についても細かく今後の計画も踏まえて真摯に対応して頂き今の職場を紹介して頂きました。
私の場合は腰痛でも働ける場所があれば御の字でしたので転職にあたり多くは望んではいませんでしたが、少なくとも基本給は落とさず現状維持したいなあという希望はありました。また日勤ですむ働き方を探していました。人間関係も良好なことに越したことはありませんでしたが、そこばかりは仕事してみないとわからないとは思いましたので、腰痛の話と年収の話と日勤専従の話を条件として転職エージェントに伝えて転職活動を進めました。
キャリ姉
最終的に病院を退職して特養に転職されたかと思いますが特養の仕事内容や給料はどうですか?
腰痛が原因で転職した看護師Aさん
私が転職したのは100床の特別養護老人ホームで夜勤はないがオンコール対応のある施設勤務です。施設としては大きい規模の施設となり、デイサービス、ショートステイも併設されており施設のわりには医療処置の多い方も対応可能な限り受け入れていくそんな方針を持った施設です。基本給は前職と同等額をもらえました。ただその分、夜勤手当や残業手当などは激減しているので年収としては300万程まで減りました。年収で言えば200万くらい下がりましたが、以前のような忙しさはなく持病の悪化を心配しながら仕事をすることはない上に職場の方が気を遣って下さり肉体労働も無理のないように勤めさせていただけるので明らかに給料は減りましたが健康には変えられないと思いました。また、仕事中も時間に追われるということもなくワークライフバランスのとれた働き方もでき、新しい資格勉強なども着手することもできたためプラスの点も多いです。
キャリ姉
腰痛をケアしながらワークライフバランスを保ちながら働けるのは素晴らしいことですね。転職してよかった点と悪かった点を改めてまとめて頂けますか?
腰痛が原因で転職した看護師Aさん
「転職してよかったこと」
1つ目は今回の転職の理由でもあった「持病の悪化」から抜け出せたことです。身体的な負担が減るこのような業務内容でも看護師として働ける勤め方があるのだと大変勉強になりました。
2つ目は夜勤なしで日中起きて夜間は寝てという規則的な働き方が出来ることです。オンコール対応ではありましたが当番制で担当日以外はぐっすりと夜間寝入ることができます。夜勤業務がいかに命を削っていたのか分かったような気がしました。急変を気にせず寝れる幸せを初めて感じました。
「悪かったこと」
1つ目はやはり給料が下がったことです。しかしメリットを相当感じているので200万程年収が下がっても全く文句はありませんし、むしろ勤められることに感謝です。
2つ目はまたいつか病院勤務に戻りたいという思いもあり、今後勤めるに当たっての不安があるということです。施設自体がそもそも医療行為がほぼない職場なるので今まで毎日していた点滴や採血等が月一回程に減ったのは不安です。
キャリ姉
腰痛に限らず持病を持ちながら今後転職したい看護師さんへメッセージを。
腰痛が原因で転職した看護師Aさん
私の場合はもともとからだが弱くそこも踏まえながらメンテナンスにも気を遣っていましたが、看護師は体に負担がかかる仕事なのでやはり大変だと今でも感じます。でもなんとかやっていけています。持病と付き合っていく働き方を探すのに大変時間がかかりましたが今の職場は十分満足できています。自分の望む全ての条件は満たすことはできないですが優先順位を決めて仕事を選ぶのが大事かと思います。看護師の仕事は人の命を預かる仕事、人の生き死にに対峙する仕事ですが、看護師としてのあなたを求めている方はたくさんいますから、もし今の職場で苦しい点などがあれば思い悩む前に一度無理はしていないか考えてみて下さい。後悔しない看護師人生応援してます。