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夜勤専従看護師とは日勤をせずに夜勤だけをする看護師のことです。今回は常勤の夜勤専従看護師について、地域別・勤務先別の求人数、給料相場、夜勤回数と給料の関係について、夜勤看護師の求人がたくさんある「看護roo!」をもとに色々調べました。

また、夜勤専従に関するよくある質問(新人看護師さんや子育て中の方は夜勤専従として働けるのか?)についても紹介しています!夜勤専従に興味がある看護師の方は、ぜひご参考ください!(記事内の数字はすべて2019年9月調べです)

看護師の求人サイト「看護roo!」には夜勤専従の看護師の求人が沢山掲載されています。「常勤」&「夜勤のみ」の条件で絞ると2,600件以上の求人がヒットし、ここから地域別、施設形態別、高給与、などの条件をつけて求人を探すことができます。以下は看護roo!の画面です。

1.夜勤専従の常勤看護師の求人数<地域別編>

まずは都道府県別の常勤看護師の夜勤専従の求人数を調べてみましょう。地域によって求人数に大きな違いはあるのでしょうか?看護roo!のデータは下記です。

都道府県求人数
東京240
神奈川152
千葉122
埼玉161
茨城39
栃木10
群馬28
山形16
青森29
岩手30
宮城26
秋田19
福島25
新潟42
富山40
石川31
岐阜19
福井33
長野37
山梨15
静岡72
愛知164
三重29
大阪169
京都52
兵庫117
滋賀13
奈良28
三重29
和歌山24
岡山26
広島60
鳥取20
島根11
山口34
徳島42
香川58
愛媛26
高知19
福岡71
佐賀44
長崎36
熊本70
大分45
宮崎51
鹿児島58
北海道103
沖縄13

看護roo!の中で夜勤専従(常勤)の求人数が一番多いのは東京の240件、次いで大阪、愛知、埼玉、神奈川、千葉、兵庫、北海道の順で、いずれも100件以上の夜勤専従看護師(常勤)の求人がありました。また熊本も70件と比較的多めです。夜勤専従の常勤看護師は、関東(首都圏)、関西に多く、次いで北海道も比較的多いことがわかります。

夜勤専従の求人数は地域によってかなり違いますが、47都道府県全てに求人がありますので、探しやすい状況と言えそうですね。

*条件を「常勤」に設定して検索しても、一部の求人にはパート・非常勤も含まれていることがあります。詳しくは募集中の施設に問い合わせてみてください。以下も同様です。

 

2.夜勤専従の常勤看護師の求人数<地域×施設別編>

続いて病院・介護施設・クリニックなど、施設ごとの夜勤専従看護師の求人数を調べてみました。以下は看護roo!の数字です。

一般病院/大学病院療養型病院/一般+療養介護施設有床クリニック
合計1,102351755184
東京95517315
神奈川50245411
千葉5824346
埼玉6539466
茨城151093
栃木5543
群馬12292
山形6041
青森65132
岩手16092
宮城11272
秋田8053
福島61153
新潟22760
富山18172
石川19075
岐阜3243
福井13063
長野180163
山梨12020
静岡2112273
愛知4222798
三重72144
大阪80282916
京都319131
兵庫4824338
滋賀3630
奈良15362
三重72144
和歌山9534
岡山14272
広島258115
鳥取11040
島根5060
山口24131
徳島31424
香川151311
愛媛14074
高知15040
福岡2612219
佐賀30291
長崎22373
熊本2913910
大分32047
宮崎222205
鹿児島244167
北海道4212340
沖縄0190

施設別の求人では、一般病院/大学病院が多く全国単位だと1,000件以上、次は介護施設でした。有床クリニックの夜勤専従求人はとても少ないですね。一般病院/大学病院の求人は東京に偏っており90件の求人があります。また大阪も80件と多めです。介護施設は愛知の求人が最も多く、ほかは首都圏の一都4県(東京・埼玉・神奈川・千葉)に集中しています。

 

3.夜勤専従の常勤看護師の給料

夜勤専従看護師として働くときの給料はとても気になりますよね。特に日勤ありの2交代・3交代制と、夜勤専従の給料の違いは気になるところだと思います。そこで、看護roo!の求人の中で、夜勤専従の常勤看護師と、2交代の常勤看護師の両方を募集している求人をいくつかピックアップし、給料を比較してみました。

<例1>
神奈川県・総合病院

夜勤専従看護師の給与例は経験年数の記載がありませんが年収は約548万円、一方経験16年の2交代の年収は500万弱で、夜勤専従のほうが年収ベースで50万ほど高いようです。夜勤回数は夜勤専従が10回、2交代は4回の計算です。

<例2>

大阪府・ケアミックス病院

夜勤専従看護師の経験年数は11年、2交代看護師の経験年数は20年であるにもかかわらず、夜勤専従看護師の給料の方が年収ベースでおよそ50万円ほど高いようです。①と同じく夜勤回数は夜勤専従が10回、2交代は4回の計算です。

<例3>
兵庫県・中規模病院

夜勤専従看護師の経験年数は4年に対し、2交代看護師の経験年数は2年と浅いですが、①、②の例と同じく夜勤専従看護師の給料の方が年収ベースで50万円ほど高いようです。同じく夜勤回数は夜勤専従が10回、2交代は4回の計算です。

<例4>

埼玉県・ケアミックス病院

4つ目の例は、夜勤専従、2交代どちらも経験年数10年での給与モデルを比較した場合、夜勤専従の方が年収ベースで約90万も多いという求人です。賞与はほぼ差がありません。

<例5>

東京都・地域密着型病院

最後の例は、夜勤回数12回の夜勤専従看護師よりも、2交代で夜勤4、5回の常勤看護師の方が年収ベースで約40万ほど高いという求人です。月給はどちらも同じですが、賞与に大きな差があり、日勤ありの2交代では賞与84万円に対し、夜勤専従は賞与30万円にとどまっています。このような求人もあるので、必ずしも夜勤専従の方が給料が高いとは言い切れませんね。

<夜勤専従の給料に関するまとめ>

5つの例を出して、夜勤専従の常勤で働いた時と、常勤(2交代)で働いた時の給料を比較しました。結果、4つは夜勤専従の常勤として働いた方が給料が高く、多くの施設が常勤(2交代)よりも夜勤専従の常勤の方が給料が高く設定されていると考えて良さそうです。経験年数にもよりますが、年収ベースで50万~、高ければ100万円ほどの差があります

これらの4例は、2交代と夜勤専従の賞与の金額が同じか、ほとんど差がありません。夜勤回数は夜勤専従だとだいたい10回前後の所が多いようですね。2交代の夜勤は多くが4回程度でした。

夜勤専従看護師の年収は450万円〜550万円位の施設が多いです。手取りにすると年収約370万円〜450万円。月給は手取りで約31万円〜37万円になります。

また、夜勤専従でも常勤ということでボーナス・賞与が出るのも大きなポイントですね。ただし、この賞与の金額によっては2交代制よりも年収が下がるケースもあるようです。応募の際は、月給だけではなく、賞与の金額も注意してみるとよいでしょう。

 

4.夜勤専従の常勤看護師にまつわるFAQ

ここからは「夜勤専従の常勤看護師」にまつわるよくある疑問・質問についてご紹介します。

看護師Iさん
夜勤専従の常勤で働いてみたいと思っているんですが…。私は経験2年目なんですが、新人の看護師でも夜勤専従の常勤になれるのでしょうか?
キャリ姉
求人の募集要項には新人可・経験年数○年以上、などは記載されてない事が多いですよね。でも、全くの新人さんが夜勤専従の看護師として働くのは難しいと思います。やはり基本的な看護技術を身につけ、日勤を問題なく1人でこなせる様にならなければ、雇ってもらえないと思います。
看護師Iさん
1人対応が多いので、新人看護師の夜勤専従は難しいということですね。では夜勤専従の常勤になるには何年くらいの経験年数が必要でしょうか?
キャリ姉
最低3年位は経験年数が必要だと思います。夜勤というのは日勤帯に比べ、看護師の人数が少ないです。その少ない人数で、夜勤の通常業務をこなし、急変があればそれに対応しなくてはいけません。それらのことを全くの新人さんに1から教えるのは大変なことです。

教えている最中は教育係として人を配置する必要もあり、その人員を確保することも大変なのです。なので3年くらいは日勤と夜勤を普通に行う業務を行う事をおすすめします。基本的な看護を身に付けてから夜勤専従の常勤に応募するのが良いと思います。経験が長ければその分が考慮され、お給料も高く設定される事がほとんどです。

看護師Iさん
最低でも3年は経験を積んで、1人対応ができるようになってから望ましいんですね。今は日勤も夜勤も頑張ります!ところで、経験豊富な看護師さんだと年齢的にお子さんがいる方も多いと思います。子育てしながらの夜勤専従の常勤はできないのでしょうか?
キャリ姉
子育てしながらでも夜勤専従の常勤は出来ますよ。最近は24時間稼働している託児所を併設している施設が沢山ありますので、自分が仕事の間は子供を預けて働く事が出来ます。施設に併設されている託児所は普通の保育園等よりも発熱や風邪の時も預かってもらえる事が多いようです。また託児所は施設のすぐ側にある事がほとんどですので送り迎えも楽です。

ただ、託児所は「働いている時間だけ預かる」というのが基本ですので、夜勤が終わったら子供を迎えに行って、その後は自分でみる必要があります。夜勤明けの疲れた体で、元気な子供の面倒を見なければいけません。その辺を上手くやりくりできれば、お子さんがいても夜勤専従で働けますね。

看護師Iさん
子育てをしながらでも夜勤専従の常勤は可能なんですね!では、夜勤専従の常勤として働くことのメリットとデメリットにはどんなことがありますか?
キャリ姉
メリットは、多くの施設が常勤(2交代)よりも夜勤専従の常勤の方が給料が高く設定されているので、沢山稼げるということですね。パートやアルバイトではボーナスは出ませんが、夜勤専従の常勤という事でボーナスが出るのは大きなポイントです。常勤であれば、有給や夏季休暇もあり、福利厚生が利用出来るのも大きなメリットです。

夜勤専従のデメリットとしては、常勤なので、委員会や勉強会、会議などへの参加をする必要があるかもしれないということです。これらは、大体日勤が終わった後に行われる事が多いので、夜勤明けや休みの日でも、必要なら参加しなければならないかもしれません。

デメリットとして挙げましたが、会議等に参加する事で、普段は関わりの少ない日勤常勤の人と話す機会にも繋がると考えれば、デメリットでは無いかもしれませんね。

 

夜勤専従の常勤看護師は夜勤が得意で経験豊富な方におすすめ!

看護roo!の求人をもとに、夜勤専従の常勤看護師の求人について調査してみました。関東・関西の病院や介護施設には夜勤専従の常勤看護師の求人が比較的多く見つかり、2交代制よりも夜勤専従の方が給料が高いことが多いようです。常勤であればボーナスが支給され、有給や夏季休暇があり、福利厚生が利用出来るのも大きなポイントです。

夜勤ばかりするのは疲れそうと思うかもしれませんが、日勤と夜勤をする方が身体的には疲れると思います。夜、働く事が苦手でなければ、夜勤専従という働き方を考えてみてもいいかもしれません。ただし、最初はその施設に慣れるために一定の期間(1ヵ月程度)、日勤で働く事をお願いされるかもしれません。その辺は施設によって違いますので、興味のある求人があれば問い合わせてみてください。