看護師が定期検診のバイトをした体験談をご紹介！

大学職員の定期健康検診のアルバイトでした。その時の検診のアルバイトは受付業務・身体測定・視力検査・血圧測定・採血・腹囲測定・聴力測定の７つの業務内容に分かれており、私は血圧測定を担当しました。

主な業務内容は文字通り血圧測定をして個人の検診表に記入をするというのが主なものです。しかし、細かく再診基準が決められているため何度も図りなおさないといけなかったり、検診表への記入の仕方にも細かな決め事があったりと、その日初めて定期検診業務を行った私には戸惑うことがとても多かったです。

また、問診票の記入漏れをチェックする必要もあり、１～２時間で100人以上の血圧を測りながら問診票をチェックし、記入漏れがあればお客様に直接問診しその場で記入していかなければなりませんでしたし、ある特定の薬を飲んでいるかどうか何歳以上の男性にだけ聞かなければならない（その薬を服薬中は特定の検査データに影響がでてしまうため）等もありました。慣れない私は最初の1時間は確認抜けや記入漏れ等のミスが多発してしまいました。

ただ、当時一緒のスペースで血圧測定を担当していたパートの方に伺うと、検診会社によって問診票のチェックは行わなくて良かったり、本当に血圧を測るだけで良かったりと業務内容にもかなりの差があることを教えていただきました。

それまでは一般病棟でしか働いたことがなく、数時間の間に数百人の人間を相手に対応するという経験がありませんでした。そのため、最初は一人あたりの時間配分が分からず私の担当で人が止まってしまうということもありました。定期検診では何百人という数をこなさなければいけないため、仕事は丁寧に確実に行いつつスピードも大切にするという意識をもって業務にあたることを学ぶことができました。また、数をこなしていく内にその作業にも慣れ、中盤からはかなりスムーズに業務にあたることができるようになったと思います。

そうですね、私のように今まで一般病棟勤務ばかりで、外来等沢山の患者様と接したことのない看護師であると、まず対応しなければならない人の多さに最初はかなり戸惑うと思います。また、業務内容も「○○測定」とだけ聞くと普段の病棟で行うような業務を想像してしまい、実際の業務内容との差に戸惑い慌ててしまうと思います。もちろん経験しなければ分からないことではありますが、病棟とは違うということを意識して臨んだほうがいいと思います。

そして勤務地も非常に様々で、駅周辺の良アクセスのところもあれば、車やバイク等の交通手段がなければ行きにくい場所もあり、通勤に2時間近くかかるような場所もありました。通勤が大変な場合もあるということは、頭に入れておいたほうがいいと思います。