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看護師は二交代・三交代とシフト制のスケジュールで働くのが一般的です。新人看護師がぶつかる不安のひとつが「夜勤」というシフトです。夜勤は日勤よりも看護師人数が減り、受け持ち人数が増えるという看護体制になるので1人が請け負う業務が多くなるイメージがあるのではないでしょうか。今回は「夜勤に慣れていない新人看護師」が夜勤への恐怖や不安を乗り切る方法やコツを記事にしていきます。

ちなみに新人看護師はいつから夜勤に入るのかという点に関しては病院に委ねられています。それぞれの病院が取り決め行っている新人指導項目で一般的な看護技術がクリアできたら夜勤へと移行していくので、始まる時期は同期同士でも必ず一緒という訳ではありません。例えば自分の夜勤のスタートが出遅れていたとしても、あまり不安に思わずに目の前の課題をこなしていきましょう。

1.新人看護師が夜勤への不安に打ち勝つ6か条

(1)夜勤の流れを事前に把握しておく

これは大前提かもしれません。夜勤の業務といえば、夕方のラウンドから夕食後薬、眠前薬の配布、歯ブラシや更衣の介助、就寝準備などです。消灯後は適宜ラウンドしたり、オムツ交換をしたりします。その後、起床介助や病院によっては採血、朝食、朝食後薬の配布などあります。基本的に夜勤帯に行う業務は病院によっての大差はありませんが、何時にオムツ交換をするのかフリー業務の看護師はいるのかなどが病院によって変わってきます。慣れるまでは、事前に先輩や既に夜勤に入っている同期に仕事内容や流れを確認しておくとシュミレーションが出来て当日不安に思うことがないでしょう。

(2)前日までに一緒になる先輩に挨拶をしておく

業務内容の把握も重要ですが人間関係も重要です。初めての夜勤の場合には受け持ちをせずに先輩看護師についてまわるだけかもしれません。徐々に慣れてきて受け持ちをする場合でも最初のうちは指導係がついてくれることがほとんどです。一緒に夜勤する先輩に「初めてです」としっかり伝えておくことで先輩もそのつもりで指導の準備や心構えをしてきてくれますし心象も良くなります。事前の挨拶は重要です。怖い先輩であれば挨拶などのマナーを極度に気にする人がいるかもしれません。

(3)急変しそうな患者のピックアップしておく

夜勤が始まる前に、急変しそうな患者をピックアップして頭の隅に入れておきましょう。例えば「熱がある」「今日緊急入院で来た患者」「術後当日」などの患者は急変するかもしれないと覚悟しておきましょう。そうすれば急変した際に衝撃を受けずにスムーズに動き出せるかもしれません。

(4)夜勤へのリズムを整えておく

夜勤中に眠たくなったり体調が悪くなったりしないように、夜勤前はしっかり仮眠を取ってから出勤しましょう。予習をしようと無理して起きておくと、夜勤中に集中力が切れてしまい事故の原因になります。初めての夜勤のときは特に緊張するかもしれませんが少なくとも自分の体調のコンディションを整えておくのは大事です。

(5)出勤中は過度に緊張しすぎないこと

夜勤は確かに看護師の人数が減るので看護師1人にかかるプレッシャーが大きくなりがちです。不安も募り怖い気持ちも出るかもしれません。しかし、過度に緊張しては自分の持っている力を十分に発揮できません。緊張しすぎずリラックスした状態で不安を払拭して臨みましょう。

(6)優先順位を考えるトレーニングをしておこう!

夜勤では複数のナースコールが同時に鳴っても、ほかの看護師も手一杯ということが予想されます。複数のナースコールが鳴った時に何を優先すべきなのかトレーニングしておくことが大切です。例えば、「眠前薬をください」と「急に激しい腹痛が・・・」という内容で2人の患者からナースコールが鳴ったら言うまでもなく後者を優先しますよね。先輩看護師はその繰り返しを行っているので瞬時に優先順位をつけて動けます。優先順位を意識するのも慌てないポイントです。

新人看護師が夜勤をする場合のおすすめの持ち物について補足しておきます。新人看護師にはいろんなタイプがいて例えば以下などです。

①一泊するからと旅行のような大荷物で来る新人看護師
②日勤と同じような荷物しか持ってきていなくて困っている看護師

どちらもかなり極端なのですが、どちらかと言えば荷物はコンパクトに済ませたほうが良いでしょう。夜勤の帰りに大荷物を抱えてかえるのはナンセンスです。しかし、必要なものはしっかり持参しておく必要があります。下記の荷物を参考に支度してください。

《持ち物リスト》
・筆記用具
・テキスト一冊
・スマートホン(充電器)
・ブラウンケットやカーディガン
・水分や食事
・イヤホン
・歯ブラシ、洗顔料、制汗シート、ハンドクリーム
・肌着、靴下など

夜勤に持って行く荷物を少し解説すると、まずは筆記用具やテキストなど日勤で持参しているものは一通り持って行くのが良いでしょう。さらに、スマートホンに関しては長時間の勤務なので充電器を忘れずに持参してください。夏場でも夜は冷房で冷えることがあるのでカーディガンなどあれば対策になります。

休憩時間には仮眠を取る場合もあります。いったん眠ってしまうとなかなかスッキリしないかもしれません。そんな時のために歯ブラシや制汗シート、ミントタブレット、洗顔などで気持ちを切り替えるのもアリです。また夏場は下着や肌着を交換する人もいます。眠らない人はすぐに振り返りが出来るテキストや音楽を聴けるイヤホンを持参される方もいます。

食事や飲み物に関しては大きい病院だと24時間のコンビニが併設されていたりしますが、中小規模だと22時に閉まるなんてこともあります。夜でも動き回るのでしっかり水分を持参することと、小腹が空いた時に血糖値を上げてくれるチョコや飴玉なんかはお守りかわりに持って行くのも良いでしょう。病院の設備に合わせて持参物を調整して行きましょう。

2.新人看護師の夜勤に関するよくある質問

ここからは「新人看護師の夜勤に関するよくある質問」ということで追加情報をまとめていきたいと思います。神奈川県で今年病院看護師になった「夜勤に不安を持つ新人看護師A子さん」が抱いた疑問をまとめています。これから初めての夜勤に挑戦する1年目の方です。

夜勤に不安を持つ新人看護師A子
夜勤に慣れていない新人看護師へ向けた参考書などありますか?私はまだ病院夜勤に出ていなくて怖い部分も多くて・・・。
夜勤に不安を持つ新人看護師A子
参考にします。ありがとうございます。私はまだこれから夜勤経験を積むわけですが、中には「何度夜勤をしてもつらい」「どうしても身体に合わない」という看護師もいると思います。でも一方で「今の給与は夜勤してるからこそ保証されている・・・」と悩んでいる看護師もいるのではないでしょうか。もし私が夜勤に適性がなくて、仮に日勤だけの勤務で働いた場合、生活を成り立たせるのは難しいのでしょうか?今後夜勤の有無を含めていろんな選択肢を検討しておきたいです。
キャリ姉
看護師の夜勤やその他手当のついていない基本給与額を看護協会のデータを元に見てみると、「高卒+3年課程卒の新卒看護師」で約19.8万円、「大卒の新人看護師」だと20.6万円です。これだけみると新人看護師は他の職種と比較して決して裕福とは言えませんが平均的な生活は遅れるのではないでしょうか(これに加えて資格手当、住宅手当、地域手当て、皆勤手当などが病院によって数万円手当支給されます)。夜勤をすればこれに夜勤手当が加わりますのでもちろん夜勤をした方が看護師の生活を豊かにしているという点は否定できないんでしょうが、経済的に明らかに困窮するという可能性は低いと言えそうです。
夜勤に不安を持つ新人看護師A子
たしかに仮に日勤専従だとしても生きていけなくはないか。でもそもそも新人が働けて夜勤がない部署って相当少ないですよね?外来やクリニック、福祉施設がメインになってくるのでしょうか。これらは仮に私が病院に嫌気がさしても転職できるのでしょうか?
キャリ姉
ためしにマイナビ看護師で「夜勤なし×新卒歓迎×東京都全域」で求人検索をしてみました。検索結果は144件もの求人が見つかりました。

キャリ姉
ここでいう「新卒歓迎」とは広義で第二新卒くらいまで含んでいるのではないかと推測されます。もしA子さんが今の病院の夜勤に耐えられなくても「夜勤なし」で受け入れてくれる可能性が高いです 。

そもそも24時間機能していないような、デイサービスなどの福祉施設しか募集がないのかと思いきや、そのうち27件は病院という結果になりました。しかもそのほとんどが病棟での募集です。つまり病院によっては日勤勤務のみでも病棟経験がつめるということです。転職サイトを使用すればお住まいの地域に求人があるかどうか検索できます。またキャリアアドバイザーが非公開求人のから紹介してくれることもあるので有効的に活用してください。ちなみにジョブメドレーでも「日勤のみ×新卒可」の検索ができますし、ベネッセMCMでも「新卒・第二新卒可×日勤のみ」という検索が可能でした。

 

新人看護師で夜勤が怖い方へ!適性は人それぞれと考えよう!

夜勤をこなすことは看護師の第一関門、しかし乗り越えていける人とそうでない人がいるのが現実です。働き方改革が騒がれている現代で、夜勤を強要されて身体を壊していては本末転倒です。この記事を読んで夜勤への不安が少しは解消され方や、夜勤なしの条件で転職活動を奮起された方、感想は様々だと思いますが、それぞれの方が充実した看護師ライフを送れるようにしましょう!