日本赤十字社は、1877年に博愛社として発足しのちに日本赤十字社が誕生したという経緯があり、人道博愛の理念に法って敵味方に関係なく救護活動を行うという精神で支えられています。日本赤十字社は国際赤十字委員会に属し、各国赤十字社と強調し、国際赤十字の事業の発展に貢献する責務があることが、日本赤十字社法で定められています。ネット上には赤十字病院の看護師の口コミなどは少なく今回新しく口コミ調査をしました。
ここでは日本赤十字社の赤十字病院に勤務経験がある看護師(36歳)にインタビューしたものをまとめています。赤十字病院の給料・年収や待遇が気になる方、勤務経験の口コミをチェックしたい方などはご参考下さい。
1.赤十字病院の看護師になるには?他の病院との違いは?
赤十字看護専門学校 15校 |
日本赤十字看護大学 6校 |
日本赤十字短期大学 1校 日本赤十字社助産学校 1校 |
また赤十字は平成16年度から、看護師養成キャリアラダーの導入を取り入れています。ここの看護師が自らの専門性と技術の向上を目指していける仕組みです。あと赤十字は独自の看護師研修センター(日本赤十字社幹部看護師研修センター)を本部のある東京で運営していて、日本看護協会の認定を受けた質の高い認定看護管理者の教育課程が受けられます。教育体制も万全かと私は感じています。
2.赤十字病院の看護師の採用時期は?年収・給料は高い?
また赤十字病院は、ユニホームを職員に貸与してくれ、洗濯は病院負担で行ってくれます。ナースシューズやストッキング、ソックスなどは無料で支給してくれます。また病院によっては、職員寮を提供しているところもあるので、各病院の福利厚生の内容をよく調べて就職に臨むと便利です。
看護師になって15年余りが過ぎました。赤十字医療センターで7年間働き、そこから病院を渡り歩いて看護師として15年余り働いた経験を経て感じたことですが、赤十字で学んだ人道博愛の精神、高いレベルの看護教育(実習時間は3年間を通して1000時間余り)で学んだ基礎知識、 卒後教育で得た高いレベルのクリニカルな知識と技術で、自身がどれだけ救われたか計り知れません。どの職場に行っても、日本のどの土地に行っても恥ずかしくない看護師になれる土台の構築ができたと感じています。赤十字の人道博愛の精神は、 差別を許さない奉仕的精神、患者に対して「愛」を持って接することができる看護師としてなくてはならない姿勢や看護観を育ててくれたと思っています。
そして給料の話で言えば生活面では安心と安定が得られました。子育てをしながらシフトをこなしていけるよう、病院直営の保育園が責任を持って夜間を問わず子供の安全と身の回りの世話をしてくれました。子供が熱を出してしまった時など、院内の保育園から勤務先に内線が入り、子供の安否を随時報告してくれたり、救急受診が必要な時は、勤務中にも関わらず子供を同院の救急に受診させてくれたり、女性看護師に対してのサポートが充実しているなと思いました。そして日赤独自の年金基金制度や各種の福利厚生事業(上記の表参照)があることで、一生涯の安定を確保する準備ができたことなどは大きな安心にもつながりました。
また、国際性豊かな組織である赤十字は、希望するスタッフを国際派遣に動員できるよう研修や訓練を提供しています。看護基礎過程では英語の授業が必須でカリキュラムに組み込まれています。卒後も英語の試験を無料で受けさせてくれる機会もありました。国際的なキャリアアップもできるという点では、とても独自性があって面白かったです。一旦赤十字で教育を受けると、一生涯赤十字の看護師であるというアイデンティティーが出来上がります。そのため、日頃から国際情勢への関心が高まり、国際赤十字社の活動を目にすることで、将来もっと幅広く国際看護師して活動ができたらいいなと夢も広がります。
以上から、赤十字看護師を目指すことでついてくる特典は数かぎりないと行っても過言ではありません。今から看護師を目指している人や転職を考えている人はぜひ赤十字の一員になることも選択肢の1つに入れて、国内外幅広く活躍してください。