大阪府堺市堺区の看護師求人情報(浅香山病院・耳原総合病院・清恵会病院・クリニックなど)

浅香山病院は、大正11（1922）年に創設された精神科を中心とする「堺脳病院」と、1940年に開設された「浅香山保養所（旧浅香山病院）」が1961年に合併されてできた総合病院です。地域では長年「精神病院」というものに対して偏見視されてきた側面もありましたが、現代病としての精神疾患への認識が一般化してきたことに加え、2013年には新しくきれいな一般病棟がオープン、近年では地域に根ざした高度先進医療を受けられる頼れる病院として高い評価を得ています。

浅香山病院の看護師採用情報は、公式HPの採用情報ページに掲載されています。既卒者は随時募集中で、パート勤務も可、一般科・精神科の他、手術室、関連施設の介護老人保健施設での勤務、訪問看護、グループ病院の人工透析センターでの勤務など、さまざまな職場での求人募集があります。40歳くらいまで(訪問看護は50歳くらいまで)の年齢制限があるので応募の際は注意が必要です。福利厚生は充実しており、保養施設や院内保育施設、職員寮、クラブ活動、職員定期検診、家族の通院手当などがあります。

浅香山病院の一番の強みは95年の歴史を持つ精神科看護の実績でしょう。精神科はじめ各科に認定看護師もおり、認定資格の取得バックアップもあります。精神科がメインのため緊急の受け入れ頻度は比較的低く、休みなどは取りやすいようです。大卒者の初任給は20万程度と基本給はやや低めのようですが、マイペースに長く勤務しやすい病院だと言えます。

耳原総合病院は、一般病棟の病床数は区内で一番多く、差額ベット料の無徴収、無料・低額診療制度などを取り入れ、「無差別平等の医療」を謳っている病院です。緊急・入院患者も積極的に受け入れています。1953年創立で老朽化した施設を2015年に一新して改装されたため、現代的でとてもきれいな病院です。同仁会グループとして近隣に多くのクリニックを開院しており、地域との連携を密に取り合っています。また、がん拠点病院として通院中でない人も通える「がん相談支援センター」やがん患者・家族のためのサロンも開催するなど、地域に対してオープンに関わっています。

耳原総合病院の看護師採用情報については、公式HPの採用情報ページで確認できますが、現在は募集を行っていないようです。ただし民間の看護師転職サイトに情報が掲載されているので、最新情報や詳細は病院に問い合わせてみるのが確実でしょう。福利厚生は大変しっかりしており、各種保険完備はもちろん、単身者寮（ワンルームマンション）、優待診療制度、夜間保育制度などのほか、サークル活動や直営保養所、全国20ヵ所の契約リゾートホテル、契約スポーツ施設など、区内の病院の中では最も充実しています。

耳原総合病院は、地域に開かれた病院という特性上、忙しく残業も多いと思われますが、教育制度も新人研修から中堅研修までしっかり整っています。認定看護師もおり、高度な看護に接することができる病院です。長く勤務を続けながら確実にキャリアを積める環境だと言えるでしょう。

清恵会病院は、堺市の救急医療の充実を目指して1970年に設立された病院です。総合病院である「清恵会病院」の他、総合リハビリと人工透析を中心とした「清恵会三宝病院」、通院透析の専門クリニック「清恵会向陵クリニック」、訪問看護・リハビリテーションの「清恵会訪問看護ステーション」を運営。また介護事業や、看護師育成コースなどがある医療専門学院も運営しています。小児科のインターネット予約もあり、時間外受診も快く引き受けてくれる、地域の強い味方です。

清恵会病院の看護師採用情報は、運営元の社会医療法人清恵会HPの職員募集ページで確認できます。常勤、透析室のほか、看護学校の教員も募集しています。常勤看護師の初任給は30.4万(各種手当込)で、経験年数によって加算されます。在職中や、ブランクのある経験者でも参加できる病院見学会が月に2〜3回開催されており、グループの中核である2大施設「清恵会病院本院」と「清恵会三宝病院」を見学することができます。福利厚生は、退職金(2年以上勤務)、診療費補助、保育所、職員用社宅など充実しています。

清恵会病院は急性期医療を中心とした病院で、夜間の小児救急受け入れも行っているため、絶え間なく救急車が来る病院です。そのため、必然的に看護師もかなり忙しく働かなければならない環境だと思われます。しかし緊急オペ等の件数も多く、高い医療技術に触れながら急性期看護を実践で学ぶことができるのは魅力的だと言えます。教育体制もきめ細かいプログラムが準備されており、プリセプター制度のほか、ブランクのある方を対象とした「カムバック研修」や、認定看護師資格取得の支援、院外研修参加への支援なども実施されています。

阪堺病院は、整形外科を中心に、スポーツ外来や健康増進のための施設として1961年に設立された、地域での評判が高い病院です。院内にメディカルフィットネスクラブがあり、リハビリからアスリートのパフォーマンス向上まで、広い目的に対応しています。整形外科に特化している印象が強いですが、内科など他の疾患でも気軽に通うことができ、病床数も140床（一般52床、地域包括ケア病棟60床、回復期リハビリテーション28床）あります。

阪堺病院の看護師採用情報は、公式HPの看護師採用ページに掲載されています。常勤の中途採用のほか、非常勤の外来、夜勤専従アルバイトも募集しています。初任給は約32万と記載があるので、経験者はこの額をもとに経験が考慮される形になるでしょう。外来は時給1,750円～、夜勤は1回24,000円～となっています。結婚休暇・育児休業休暇制度の他、奨学金制度、資格取得支援制度などがあります。併設の保育所があり、満1歳から、場合によっては2ヶ月から利用することができます。見学会、インターンシップは随時受付しており、県外や遠方から勤務している方も多いそうです。

阪堺病院は整形外科に特化した病院なので、周術期から退院までの一連の看護ができ、「整形外科」を学ぶには最適の環境です。患者は予約なしでも気軽に行ける病院なので混雑時には忙しくなってしまいますが、比較的小規模な病院ながら、急性期医療から手術、リハビリ、地域包括ケアまでトータルで学ぶことができる環境があるのは魅力です。教育制度も充実しており、実践力を身に付けながら着実にキャリアを積み重ねていける体制が整っています。看護管理者、専門・認定看護師、エキスパートナースになるための支援や、教育委員による院内研修やインターネット配信研修があるのも特徴的です。

堺近森病院は、南大阪の中心的な透析医療機関として1978年に開設された病院です。透析ベッド数は堺市内一番。通院患者は夜間・休日問わず24時間透析を受けられる他、透析通院患者に特化した送迎サービスや個別栄養指導、臨時透析の受け入れなど、充実の設備環境を誇ります。透析がメインですが、内科・外科・リハビリテーション科、歯科口腔外科、放射線科もあり、各科で専門医が地域のクリニックや基幹病院と連携を取り合い、最善の治療が受けられるよう考慮してくれるので、地域の人々も気軽に通院しています。

堺近森病院の看護師採用情報は、HPの求人情報ページにて確認できます。病棟と透析室で常勤看護師を募集しています。病棟は3交代制で給与34万円以上、透析室は30万円以上でそれぞれ経験加算があります。週休2日制（病棟はシフトにより変動あり）で、年末年始、育児休暇、特別休暇など、休日はしっかり取れる環境のようです。基本給も地域内平均よりも高く、寮や託児施設の紹介制度もあります。

堺近森病院は透析がメインのため、広範な医療技術や急性期医療に接する機会は少なく、比較的限られた疾患に接することの方が多いかもしれません。しかし透析に関する勉強会を毎月開催しており、質の高い看護について学べる環境が整っています。ワークライフバランスをとりながら長く勤務したい方には最適だと言えるでしょう。