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「女性の仕事」というイメージの根強い看護師ですが、最近は男性もその領域にしっかりとした地位を築き始めているようで、男性看護師の求人も見かけるようになりました。とは言え、全体の95%が女性、残りの5%が男性というこの比率を見てもわかるように、まだまだ男性看護師の全体への浸透率は低いというのが現状です。

しかし、昨今の不況に伴い、サラリーマンを辞めて看護師を目指すと言う男性や、卒業後の進路に看護学校を選択するという男子学生も急速に増え始めており、今後の男性看護師の割合増加には大いに期待できそうです。

そこで、これから看護師を目指そうという男性や、すでに臨床現場で活躍しているけれど転職を考えているという男性看護師のために、男性看護師として活躍するために役立つ情報をお届けしていきましょう。

★男性看護師がいる事のメリット

臨床の場では、患者さんの体位を変えたりベッドから移動させたり、点滴などの薬剤を運んだりと、力を必要とする作業が非常に沢山発生しています。また、精神科などに多い「暴れてしまう患者さん」を抑えるには男性の力が頼りになります。こうした「力を必要とする作業」の際に、男性看護師がいるというのは非常に心強く、頼もしい存在として重視されています。

他にも、女性ばかりの職場特有の陰湿な雰囲気やいじめなども、男性看護師がいる事で緩和されるというデータがあり、男性看護師はそこにいるだけで雰囲気を良くしてくれるという不思議な存在でもあるようです。

★男性看護師の活躍の場

これまで、男性看護師の活躍の場と言えば「精神科」「整形外科」「救急」「オペ室」「ICU」等がほとんどで、あからさまに「力仕事担当」といった印象がありました。しかし最近では、病棟に配属される男性看護師も増え始めており、その活躍の場は確実に広がりつつあります。これにはさまざまな理由がありますが、女性にはない男性ならではの気遣いができるという点や、若い男性患者などから受け入れられやすいという点は考慮する上で大きなポイントとなっているかもしれません。

★男性看護師は離職率が低い?

男性看護師の特徴として挙げられるのが、男性の離職率の低さにあります。 女性の場合、結婚、妊娠などによって退職をする事が多くあります。 仕方のない事ですが、病院側としては正直なところ、相当な負担となります。 また、幼児を子育て中の場合には、子どもが急に熱を出したり具合が悪くなったりということは少なくありません。 そんなときの急な遅刻や欠勤は、双方にとってかなりの負担となってしまいます。妊娠をすることのない男性は出産による退職の可能性は全くなく、結婚をする事で家族を養う立場になり、一層仕事に対して打ち込む方が多くなります。 遅刻や欠勤がほぼなく、やめる可能性が低い。 それこそが男性看護師が増え、男性看護師が活躍する病院が増えている理由でもあります。

★男性看護師と女性看護師の比較

医療従事者、看護師として男性と女性のどちらが向いているのかといった疑問を抱くこともあります。 一概に答えを出すことの出来ない難しい問題ですが、看護と言う仕事に対しては男女双方にそれぞれメリットとデメリットがあります。

男性の場合、物事を理論的に考える傾向にあり、看護と言う業務自体を理屈で考えることがあります。 それは結果として業務の効率化などに繋がり、業務上の利点に繋がることも少なくはありません。 しかし、時にそれは冷たいといった印象を持たれることにもなります。 また、女性に比べて肉体機能は男性の方が優れていると言うのも事実で、患者の移送など体力を使う場面や精神病棟など患者が暴れる可能性のある場所への勤務などは男性看護師の方が向いていると言えます。

女性の場合、男性とは違って情緒的に物事を考える傾向にあります。 感情的と言ってもいいでしょう。 仕事の効率面で劣る部分はあるかもしれませんが、その分、親身になって看護と言う仕事をこなすため、患者からは手厚い看護をしてもらったなどの印象を受けることもあります。 ただし、コミュニティの中でグループや派閥といったものを作りたがるのも女性の特徴であり、政治的思惑のない部分で仲良しグループなどを作って、グループ外の人間に対して辛く当たるなどして、それがイジメにつながることもしばしばあります。 そのため、看護師の転職理由として挙げられている人間関係などの原因になっているのも主に女性看護師である事が多くあります。

男性看護師と女性看護師の双方にメリットとデメリットがあり、それらを補いながら仕事をする事でより効率的で献身的な看護と言うサービスを提供することが出来ます。

★男性看護師に多い悩み

女性が全体の95%を占める看護師の世界。男性看護師は残りのたった5%しかいないのですから、各職場に必ず数名の男性看護師がいる…とは考えにくい事がよくわかります。良くて数名、男性看護師はいないという病院があるのも不思議ではありません。そんな「超少数派」の男性看護師ですから、大半を占める女性看護師からは想像もできない・予測すらできなかったような悩みを抱えている事も少なくありません。

更衣室がない:ごくわずかな人数しかいない男性看護師のために、更衣室を用意してくれるという病院は、ほとんどないようです。たいてい、倉庫などで着替えを済ませるという涙ぐましい努力をしていると言います。

相談相手がいない:右を見ても左を見ても女性ばかりという病院。仕事をする上での悩みが発生しても、腹を割って話せる相手、何でも相談できる相手が職場にいないというのも男性看護師にはよくある悩みです。

将来への悩み:資格自体は有望なものの、年齢を重ねて中高年になった時、年下であろう医師に命令される事に耐えられるか…など、将来への悩みが多いのも男性看護師ならではです。

給料および昇給等:看護師としての給料で果たして家族を養っていけるのか、子供を大学まで行かせてやるなどができるのか…等、一家の大黒柱としての悩みも多いようです。

いじめ:ごく少数しかいない男性看護師にも、女性看護師によるいじめが発生しています。男性看護師の場合には、2極化するようで、極端にかわいがられるか、極端にいじめられるか、のどちらかだと言われています。

この他にも、キャリアアップや結婚などに関する悩みが多いのも、男性看護師ならではなのかもしれません。

★男性看護師の求人の探し方

看護師の求人は、他のどの職種の追随も許さないというほど良い状況が続いており、それこそ「溢れ返っている」という表現が適しています。また、看護師の求人では募集する人材の性別に関して特に制限を設ける事もしていませんので、男性看護師の応募は基本的にはできると言えます。ただ、婦人科などの場合には患者さんの嫌悪感等が懸念されるため、女性看護師の採用を優先的に行う事や、女性看護師しか採用しない事もあります。

また、将来的な部分も考慮した求人探し、収入を考慮した求人探しなど、男性看護師には女性看護師とは違った視点で求人を探す必要があるのも事実です。ところが、一般的な求人票では、男性看護師の求める条件について詳細に記載されている事はまずありません。というのは、「入ってみなければわからない」ものばかりだからなのです。例えば昇給について、求人票にはたいてい「年1回」などと記載されているだけで、どれくらい昇給するのか、確実なのか、などはわからないのです。また、将来についても「入ってからの働きぶりで考慮」が一般的で、過去の前例などについて記載されている事はないのです。

こうしたことを考えると、一家の生活を背負う男性看護師・一生働いていくであろう男性看護師だからこそ、その求人探しには慎重になる必要があり、そしてそれらに対応できるのはマイナビ看護師のような看護師転職サイトしかないと言えるのです。もちろん、こうした看護師転職サイトなら、男性看護師ならではの悩みも解消できる求人が見つかります。

女性のように、出産を機に辞めるかもしれない・いつかまた復帰するかも…というのとはわけが違います。一家を養えるだけの収入が確実に手に入り、そして管理職などの役職に就ける事こそ、男性にとっては必要な事と言えるのです。そのために必要なのは、優良な求人を見つけ出す事。男性は特に、転職の失敗は許されない事が多いので、プロの力を借りるのが無難と言えるでしょう。