今回は有料老人ホームやデイサービスなどの「高齢者施設」への転職をした看護師さんの体験談をインタビューしてきましたので紹介します。高齢者施設といっても民間もあれば自治体などが運営するものもあり、自宅から通うものや最期まで生活する施設など様々です。高齢者施設へ転職しようと思っている方はご参考下さい。
性別 | 男性 |
年齢(転職時) | 31歳 |
転職前の職場 | 都内の中規模総合病院の循環器病棟(正社員) |
転職後の職場 | 都内の住宅型有料老人ホーム(正社員) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 前職の医師との人間関係 |
キャリ姉から一言! | 医師のいない場所で働きたいと住宅型有料老人ホームへ転身した男性看護師! |
元々は中規模総合病院の循環器病棟で働いていたんですね。病院から大幅に性質の異なる施設への転職ですが、物足りなさを感じませんか?
はい(笑)。キャリ姉さんがおっしゃるように、転職時には「なぜ、検査や手術もない、それも介護業務がほとんである高齢者施設へ転職したのか?」と、同じ看護師の友達にも不思議に思われていました。女性看護師のように、結婚や妊娠という大きなイベントがあったわけでもないのに、なぜ今、施設へ転職するのか?一般的に考えると疑問に思うのが普通ですよね。しかも、30代前半で独身男なのに、ホントおかしいですよね。中堅リーダーとしてバリバリ働いているのが一般像ですし、私もそれが理想です。本音を言うと、高齢者施設の勤務は物足りないです。このままでいのだろうかとよく思います。でもなぜ高齢者施設へ転職したか?という以前に、なぜ総合病院の退職を決めたか?があります。
一言でいえば、転職の理由は「人間関係」なんです。某医師との関係の中で腑に落ちないことが色々あったからです。実際に表立って衝突したわけではないですが、心にひっかかることが多くて耐えられませんでした。異動を申し出る方法もありましたが、当時の私はそこまで考えが及びませんでした。
心にひっかかるところをもう少し詳しくお話しして頂けますか?
看護ケアは、医師をはじめ、看護師や薬剤師、理学療法士などと連携してチーム全体で行うものです。そして、ケアを実践するために、チームが一つの輪となりながら、それぞれが各専門知識を発揮していくものだと思うのです。その中で、医師はチームのリーダー的存在ではありますが、その某医師は、自分が〈上〉で他のスタッフは全員〈下〉という姿勢が露に出ており、私はそれを受け入れることができませんでした。それでもその医師と付き合っているスタッフがほとんどでしたから、私だけが看護師というプロ意識に欠けており、人間として未熟だったのかもしれません。しかし、この某医師をきっかけに医師とスタッフの関係について深く考えるようになり、結果的に医師とは対等な関係を期待するのは難しいのではないかと、つまり医師と仕事をすること自体が私には合っていないのではないかと日増しに思うようになったのです。現在は幾分緩和されているらしいですが、医療界の縦割り社会の弊害を感じたわけですね。感受性が強いからこそストレスとして感じたのではないかと察します。仕事そのものは得られるものが多く満足していました。看護師としての成長を感じていました。
成長を自覚している時期に転職されるとは、とてももったいない気がしますが・・・。まあでも人間関係のストレスは本人しかわからないですもんね。では話を変えて高齢者施設へ転職された経緯お聞きしていいですか?
看護師失格で、甘ったれの逃避だと思われるかもしれませんが、一言でいうと、医師が常駐していないからです。当時の私にとって、看護師を続けていくためには、医師に気を使わずに働くことができる職場が必要だと思いましたので、自分を守るための自己防衛反応とでも言いましょうか・・・、病院勤務のように医師に気を使う必要のない施設勤務を選択しました。
いわゆる転職エージェントに登録して検索して、担当者にも相談してという感じですかね。マイナビ看護師をメインで使いましたね。なるべく年収が下がらないことと医師のいない施設がいいということを希望しました。病院勤務に比べると、高齢者施設び勤務は想像以上に地味で刺激のない職場です。でも、検査も手術もなく、看護技術を発揮できる機会の少ない施設勤務の中で、いかに看護師の存在意義を明確にしていくかが施設で勤務する看護師の役割だと思っています。
男性の看護師さんですし体力面など含めて女性看護師と違う輝き方ができるといいですね!インタビューありがとうございました!
性別 | 女性 |
年齢(転職時) | 32歳 |
転職前の職場 | 都内の住宅型有料老人ホーム(正社員) |
転職後の職場 | 都内のデイサービス(正社員) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 上司との人間関係でうまくいく自信がなかった。 |
キャリ姉から一言! | 初めての転職で総合病院から住宅型有料老人ホームへ転職するも2か月で転職決意・・・。デイサービスという新天地で活躍する看護師さん! |
よくある転職パターンだと思いますが転職の理由を教えてし下さい。
一言でいうと人間関係です。直属の上司と上手くやっていく自信がなかったからです。私の性格的なものも大きく関係しているのかもしれません。2か月で退職しました。
どんな性格が影響したのですか?また、上司はどのような方でしたか?2か月というのは相当嫌なことがあったと想像できますが。。
友人からは、完璧主義でプライドが高いと注意されます。自分ではよく分からないのですが、趣味や人付き合いにおいてもその性格がマイナスに影響しているようです。どうにかしなければと思っていますが、指摘される性格が仕事にどのように影響しているのかは分からないままです。
その上司は、私より年下で女性管理者として長く勤務されている方でした。看護師や保健師など医療系の資格は取得しておらず、ヘルパーの資格は取得しているようでした。「年下で看護師でもないのに、いくら上司とはいえ、何故指示を受けなければならないのか・・・」と反発心を自覚した時がありますので、嫉妬心や看護師としてのプライドが上司を否定する気持ちを生み出したのだと思います。
転職すると、立場や役職が今までとは逆転することも大いに有り得ることですので、今までの経験や余計なプライドは前面に出さず、まずは郷に入って郷に従えの精神で仕事をしなくてはなりませんよね。でも、結果的に私は出来なかったのです。
どの業界にもあてはまる光景ですね。ところで、待遇やスタッフ間の人間関係はどうでしたか?2か月で退職される理由は他にもあるのではないかと思うのですが・・・?
高齢者施設に勤務する前の職場は総合病院でしたが、施設勤務の待遇はこんなものだと納得して就職していますので待遇面で不満があったというのはありません(※年収面では下がりましたが想定内というか納得の上です)。スタッフの人間関係もそんなに悪くなかったと思います。本当に上司が嫌だったという一言なんですよね。2か月で退職したと言うと、何か特別な理由があるのはとよく思われますが、私の場合はやはり「郷に入っては郷に従え」ができず、環境に適応できなかったということですね。本来の看護師としての技術や知識を発揮することなく退職しました。初めての転職ということもあったのかもしれません。
なるほど。そして、病院ではなく同じ高齢者施設の分類であるデイサービス施設へ転職されたんですね?どんな環境ですか?
デイサービスに転職する時はマイナビ看護師とかのキャリアアドバイザーに徹底的に相談して、なるべく人間関係が穏やかそうなところとかを厳選してもらったつもりです。どんな上司になるのかとも面接の時に聞きました。病院じゃなくてデイサービスという高齢者施設にしたのは、まあキャリアアドバイザーさんの勧めもあったんですが、病院内の看護チームとは異なる性質をもつチームの中で活躍したいなあというぼんやりした感覚もあったからです。
看護師を取り巻く現状は、勤務場所だけでなく働き方も多様化していますもんね。二交替制や早出・遅出は当たり前になり、夜勤専従看護師や繁忙期のみ勤務する看護師もいます。そんな中で高齢者施設に可能性を見出したのは一つ素晴らし判断じゃないでしょうか。
そういって頂けると助かります。はい、今回の転職経験を活かして向上していければと思っています。デイサービス施設へ転職していまのところはうまくいっていますし、前職と同じ理由でつまずきたくありません。そのために、自分の性格と職場環境という現実と向き合い、目先にとらわれず俯瞰して考えていきたいです。
性別
| 女性 |
年齢(転職時) | 49歳 |
転職前の職場 | 派遣会社登録の看護師(派遣) |
転職後の職場 | 都内の介護老人保健施設(老健)(アルバイト) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師・レバウェル看護 |
転職のきっかけ | 親と夫が病気になり日中に時間をとれる働き方をするため。 |
キャリ姉から一言! | 身内の方が同時に病気になるという苦しい状況でも看護師のキャリアを継続して夜勤専従で活躍する老健勤務の看護師! |
元々は派遣の看護師さんで短期・中期で勤務されてたんですね。そこから老健の夜勤専従のアルバイトですか。いくら手当てが多くても夜勤は避けたいという看護師の方が多い中、なぜ夜勤専従を選択されたのですか?
理由は1つで、家庭の事情です。夫と私の母親が同時期に病気になり、日中の時間、拘束されることなく家事や介護ができて、かつ仕事も続けるためには夜勤専従へ転職するしかなかったからです。そして常勤は無理なのでバイトがよかったです。夫が通院する病院は自宅から離れていましたし、病状上、私が付き添う必要がありました。母親は、緊急入院し検査や手術が重なり、長期入院と在宅療養が始まりました。妹達や訪問看護師の協力を得て何とか調整しましたが、徐々に日中仕事をすることが体力的にも時間的にも難しくなり夜勤専従を考えるようになったのです。
そんな中、転職エージェント(マイナビ看護師・レバウェル看護)に登録していたんですが、丁度いいタイミングで、自宅近くの高齢者施設で募集の知らせがありました。早速キャリアアドバイザー経由で事情を相談してみると、仕事ができない日をまず特定してシフトを組んで下さるとのことでしたので、ここの夜勤専従看護師として働くことに決めました。
事情を考慮してシフトを組んで下さっているのはいいですね。
はい。仕事に対するストレスは少なく、夜勤による疲労もそれほど感じないのでありがたいです。収入はかなり減りましたが、看護の仕事に関わり続けていますので、「またいつか落ち着いたら、何でもやって稼ごう」と前向きに考えるように心掛けています。
ところで、夜勤専従の人間関係や待遇面などはどうですか?アルバイトなので正社員の常勤看護師とはまた雰囲気も違うかとは思うのですが。
スタッフのほとんどが介護職の方で、夜勤でペアを組むのもヘルパーさんです。このような職場環境は初めてですが、どの方も一生懸命で熱心です。正職員として二交替制で働いている看護師もいますし、医務室に勤務している看護師もいます。夜勤は17~9時まで、1回2万円後半という感じです。今の私は1ヶ月に数回働く程度で、収入はわずかな額です。今後、状況が安定してくれば、もう少し勤務数を増やすことも可能ですし、空いた時間に派遣での単発の仕事もこなしていこうと思っています。
素敵な職場ですね。介護老人保健施設(老健)は病院勤務と違った新しい環境ですね。これからもしばらくは夜勤専従で介護老人保健施設で働くんですか?
夫の方は無事回復し問題なく解決すると思いますが、母親の介護は今後もまだ続きます。ですから、生活に合わせやすい派遣や夜勤専従看護師としてしばらくは勤務すると思います。それに、これまでの私の職場は同じ職場で正職員として長く働き続けることが当たり前の社会でしたが、今の職場は人生に対する考え方や生きる意味がとても重視されているように感じていまて、私の中で働き方を見直すきっかけになりました。以前の私なら、正職員でない自分を卑下し、とにかく早く正職員として働くことを常に考えていたと思います。でも、今は考え方が変わりましたね。非正規の仕事を掛け持ちすることに抵抗はありません。むしろ、医療や福祉の現場を幅広く学ぶことができ、何事に対しても柔軟に対応出来る力がつくのではないかと思っています。専門性を追究したい方には不向きかもしれませんが、私のようにあれもこれも万遍なくこなしたい方にはお勧めの働き方だと思いますよ。
転職しやすくなった社会環境や多様性を認める風潮はまさにおっしゃる通りですね。柔軟な社会になってきたと私も感じます。これからもお母さんの看病など苦労も多いでしょうが看護師としてもぜひ活躍し続けてください。
性別 | 女性 |
年齢(転職時) | 46歳 |
転職前の職場 | 都内の訪問看護ステーション(非常勤) |
転職後の職場 | 都内のデイケア施設(正社員) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 訪問看護ステーションの非常勤は意外と過酷だった。同じ場所でできる画一的な仕事がよかった。 |
キャリ姉から一言! | 元々は非常勤で訪問看護ステーションで勤務していたものの、待遇面や激務度で今一度仕事を見つめ直し、自分に合ったデイケア施設にたどり着いた看護師! |
デイケア施設に転職されたんですね。高齢者施設が随分と増え、デイケアも求人件数が多いですよね。訪問看護ステーションの非常勤から転職されたきっかけを教えて下さい。
贅沢な意見なんですが、
もっとゆったりと仕事をしながら収入も得たかったからです。子供は小学生から高校生まで3人いて、それほど手はかからなくなりましたが、教育資金はまだまだ必要です。途絶えることなく収入を得ることができて、なおかつもう少しゆっくりとした環境がいいなあと思っていました。
訪問看護師の仕事は私にとって想像以上に気を使う仕事でした。非常勤だから楽と思うかもしれませんが、私が勤務していた訪問看護ステーションは非常勤だと件数をこなせば収入アップにつながる仕組みで、非常勤で勤務時間が短い私はそれほど件数をこなすことができませんでした。月給もそんなに高くなかったです。収入と体力とを天秤にかけたときにバランスが取れていないのではないかと思い始め、次第に体力面と精神面に限界を感じるようになり仕事へのモチベーションも下がってきました。
そんな中、マイナビ看護師のキャリアアドバイザーから高齢者施設(デイケア)の正社員の仕事を紹介されました。これは、施設内での業務で、予め定められた画一されたスケジュールをこなせばよいので、これなら前職よりも幾分楽に仕事ができると思って面接を受け、40代後半でしたが採用されました。そして若干ですが収入アップもできました。
前職は非常勤でも過酷なシステムですね。転職されたデイケアの職場での具体的な業務内容を教えて下さい。また、訪問看護師業務と比べての違いなどの感想を聞かせてください。
デイケア施設は、利用者の方が朝施設に訪れて一定のスケジュールをこなして夕方帰宅されます。
大まかなスケジュールは、バイタルサインや体調チェック→入浴→昼食と内服→個々の自由時間およびレクリェーション→おやつ→帰宅準備となります。その間、看護師は施設内で病状や薬の管理、内服や点眼チェックなどを行います。外科的に創がある方はその処置もしますし、インシュリン注射をされている方のお手伝いもします。すべて予め主医師の指示を確認しておきます。何か急変が起きた時は、家族や主治医に連絡して指示を受けます。ですが基本的に病状や身体機能が安定している方がほとんどなので、大きな急変やトラブルは今のところ経験はありません。医療面以外では、食事介助や入浴介助、季節ごとのレクリェーションの企画もします。
訪問看護業務は車で移動しながら訪問し、個々の利用者に合ったケアを行います。非常勤は1件の訪問につき○○円、それにプラスしてガソリン代が支払われます。公用車は主に1日にこなす件数の多い正職員が使用しますから、私のように非常勤は自家用車を使用するというのがその訪問看護ステーションのルールでした。収入アップさせようと思ったら訪問件数を増やさなくてはなりません。所長が気を使って下さって、ステーション近くの短時間で終わる利用者の訪問を私に割り当ててくれたりしましたが、それこそ時間を気にしながら目まぐるしく移動しなくてはならず、体力的に無理を感じ、長くは続きませんでした。今、デイケア施設で勤務していて思うことは、私の性格には、1フロアでできる画一的な仕事の方が合っているように思います。
では今のデイケアの方が向いてそうですね。しばらくはデイケアで頑張る予定ですか?
今の職場には看護師スタッフは4人いますが、みんないい人で人間関係も良好です。今もしかなり給与面でもっといい職場あればそちらへの転職を考えるかもしれませんが、今の段階では体力面を最重視してということと、また自宅からも近い職場ですし、今のデイケアで頑張ろうと思います。いずれにしても、今の職場のような高齢者施設の方が私には合っていると思いますので、今後転職する時はこの分野に絞っていくと思います。
性別 | 女性 |
年齢(転職時) | 66歳 |
転職前の職場 | 地方都市の県立病院(正社員) |
転職後の職場 | 地方都市の特別養護老人ホーム(特養)(アルバイト) |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
転職のきっかけ | 定年退職 |
キャリ姉から一言! | 県立病院を定年まで勤めあげた後に、老後を豊かに良く生きるために、特養の夜勤専従のアルバイトへ転職したベテラン看護師! |
定年退職されてからの転職ですね。再度仕事を始めたきっかけは何ですか?
定年後にもっと自分の生活を楽しみたいと思ったからです。今までは、家族のため、患者さんのためにと思って働いてきました。そうすることが私の使命だと思っていましたので、看護師を続けることに喜びも感じていました。そして、正職員として定年までなんとか勤めあげることができたことには大満足しています。でも、これからは、自分のために時間を使って楽しみたいと考えるようになりました。そのためには、お金も必要です。それで職場を探していたところ、特別養護老人ホーム(特養)の夜勤専従看護師の求人を見つけたので再度仕事を始めたという形です。
夜勤専従看護師を選択した理由を教えてください。年齢的に体力持ちますか?
私は、太陽がまぶしく感じられる晴れた日が大好きです。洗濯物を思いっきり干したり、ドライブやガーデニングをしたりして、太陽の心地よい光を思う存分味わっています。太陽の日差しが無いと元気が出ない性分なのです。ですから、働くのであれば、夜働いて日中は好きなことができる夜勤専従の仕事は私に合っていると思いました。夜勤勤務は敬遠されるのが当たり前ですが給料の高さも目を見張るものがありますし。
夜にお金を稼いで昼に好きなことをということですね^^
そうです。夜勤専従看護師の求人があったおかげで、私はとても助かりました。月に数回勤務していますが、そこそこまとまったお給料額になります。また、私は場所を選ばずどこででも眠れるタイプなので、仮眠時間にしっかり寝れば翌朝仕事が終わってからも日中を有意義に過ごすことができます。今の働き方は私にぴったり合っていると言えますね。
看護師転職エージェント経由で仕事を見つけたんですか?
はい。一応マイナビ看護師には登録していましたね。求人検索には役に立ちますね。
自分に合った転職先として「特別養護老人ホームの夜勤専従の求人」を見事に探し当てたようですが、最初から夜勤専従限定で探していたんですか?夜勤専従以外に転職先の候補はありましたか?
日中の時間を自分のために使いたいという目的がはっきりしていましたので、夜勤専従の求人限定での検索ですね。今働いている特別養護老人ホームを見つけてからは、他へは目移りすることはありませんでしたが、それよりも、夜勤専従看護師の求人は結構沢山あって、どこにしようか迷ったというのが正直なところです。夜勤専従の求人で言えば高齢者施設の他に、大小問わず病院の求人はかなり出てますしね。
夜勤専従の求人確かに多いですよね。今は夜勤専従専門の看護師転職エージェント(ナイトナースなど)とかもあるくらいですので。それで今は転職後に得た自分の時間をどのようにして楽しんでいらっしゃいますか?
先ほどもお話ししましたように、ドライブやガーデニング、そして夜勤明けには図書館やデパートへ立ち寄っています。デパートでも平日はお客さんが少なくてゆっくり見て回れますし、眠気が襲ってきてもうとうと休むスペースがありますから安心です。また、前職では大きな病院で正職員でしたから、夜勤明けでも勉強会やミーティングなどで忙しく、家でもそれらの資料を作ったりしていましたので、常に仕事モードでした。しかし、今は、本当に時間に余裕がありのんびりできます。緊張のほぐれ方が全く違いますね。転職で得られた時間とお金を無駄にしないように、有効に使っていきたいと思います。
前職の県立病院の正社員勤務と今の特養の夜勤専従アルバイトで、待遇面や人間関係の比較はいかがですか?
前職は県立病院で正職員、今は高齢者施設の非常勤ですから、待遇面では、前職の方が恵まれているのは一目瞭然です。数字だけを見て考えると、お給料面や福利厚生面、社会保障などとにかく手厚い待遇です。人間関係では、前職では大きな組織であるがゆえの問題もあり、悩むことも多くありました。高齢者施設の組織は小さいからと言って問題が無いわけではありませんが、今のところ人間関係で深く悩むような経験はしていませんが。人間が集まるところには問題が起こるのが普通だと思っていますので覚悟はあります。これもこれまでの経験から学んだことです。
高齢者施設への看護師転職のポイント
看護師の就業先は病院やクリニックだけではなく、老健・特養・デイケア・デイサービスなどの「高齢者施設」でも多くの看護師が活躍しています。高齢者施設の看護師の特徴としてはコチラの記事でも紹介がありますが、比較的ベテランの看護師さんが就業するケースが多く、上記でいうと転職体験者K子さん転職体験者L子さんのように40代での高齢者施設への転職例などは多く、もっと年配の方で転職体験者M子さんのように定年後に再就職する人もいます。
それで実際に高齢者施設の求人を探すとなると、病院・クリニックに比べると圧倒的に少ないですし自分で見つけるには限界があります。そこで高齢者施設へ看護師が転職をする際に使って頂きたいのが、マイナビ看護師などの看護師転職エージェントです。看護師転職エージェントを使えば希望の条件で高齢者施設の採用情報を集めてきてくれますし、実際に入職するまでの諸々のサポートを提供してくれます。利用料は無料ですので気軽に利用してみましょう。