公立学校共済組合病院とは？看護師として転職するメリットなど

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★公立学校共済組合病院とは？

公立学校共済組合病院というと、難しくて聞き慣れない病院名です。それもそのはずで、全国の主要都市8か所にしか設置されていませんがどれも規模の大きな総合病院です。公立学校共済組合病院は組合員である公立学校の教員の方とその家族に対する福祉事業のひとつとして設置されている病院ですが、もちろん、一般の方も他の病院と同様に受診できます。以下に8病院の一覧を掲載します。

公立学校共済組合病院は組合員や地域のための病院らしく、診療科目が多くて交通の便がよく、看護師をはじめ職員に対する研修制度も充実していること等、特徴ある病院です。ただ、看護師の転職という点で言えば、病院数が少ないため応募できる方は限られてきますが、チェックする価値は十分あると思います。

★公立学校共済組合病院の看護師として転職するメリット①専門ジャンルの経験を積みやすい

公立学校共済組合病院は、一般的な診療科だけでなく専門外来や専門病棟も多いのが1つ特徴と言えます。例えば東北中央病院には鼠径ヘルニア外来や脊椎外来があったり、関東中央病院には数少ない心臓血管外科の病棟があったり、他の病院ではあまりない専門施設があるところもあります。ということは、医師も専門医が多いということになり、それに伴い、研修会や看護研究などで他では経験できないことを勉強する機会が多いということになります。ニッチなジャンルや特定ジャンルで看護経験を積みたい方にはメリットがある病院と言えます。

★公立学校共済組合病院の看護師として転職するメリット②教育制度が充実している

また、看護師の教育制度もレベルが高いです。特に、新人看護師育成にあたっては、厚生労働省の新人研修ガイドラインに基づいた研修プログラムだけでなく、クリニカルラダーシステムを導入し、段階を踏みながら必要な技術や看護師としての精神を学ぶことができるようにプランを立てているところが目立ちます。

研修は、院内だけでなく、院外研修も積極的に参加できるような配慮がされています。認定看護師や専門看護師の資格取得のための一部費用負担や仕事と学業が両立できるようなシフト組みなど、看護師としての成長を妨げることのないように、いろいろ工夫された制度があります。近くに看護大学がある病院は、大学と連携しながら看護師育成のための研究と研修に取り組んでいるほどで、充実した育成カリキュラムと言えます。

このように、共済病院は成長する機会を与えてくれる病院ですが、得た知識をただ自己完結するだけでなく、アウトプットする機会もあります。市の広報などにも掲載されていますが、毎月のように市民公開講座や出前講座を開き、広く市民の方に健康の大切や病気予防の啓発運動をしています。もちろん、看護師も講演者として壇上に立ちます。患者さんだけでなく、一般の方をも対象にして指導やアドバイスしていくわけですから、プレゼンと同様です。好奇心旺盛でキャリアアップやスキルアップを目指している方には、とても魅力的な職場と言えるでしょう。

★公立学校共済組合病院の看護師として転職するメリット③雇用条件は良好

待遇が比較的いいというのも特徴かと思います。お給料面はもちろんですが、福利厚生面や休暇制度なども十分満足できるのではないでしょうか。特に、公休・レク休・有休などしっかり取得できるところが多いです。忙しい業務と院内外の研修でややもすると疲弊してしまいそうですが、きちんと休める職場であればそれも乗り切ることができるでしょう。ONとOFFをしっかり分けることができれば、仕事にやりがいを感じ、そして看護師としてやりたいことも見つかるはずです。

例えばマイナビ看護師に関東中央病院の求人掲載がありますが「若手研修に定評」「寮・借り上げ住宅あり」「託児所あり」「4週8休以上」「車通勤可」「住宅補助あり」などの項目にチェックが入っています。都内なので「車通勤可」というのはあまりメリットを受ける人は多くないでしょうが、家賃補助があったり(最大27,000円／月とのこと)借り上げのマンション(病院から徒歩5分圏内で広さ1DK～とのこと)があったりするのは有難いですし、90％以上が女性という看護師の仕事にとって「託児所あり」というのもメリットは大きいでしょう。月収としては27.5万円～と表示されていてこれに各種手当がつくことを考えると好待遇の看護師の雇用先と言えるでしょう。