競馬場の医務室に看護師の求人あり！バイト体験談を紹介

競馬場の近くには住んでいるものの、普段競馬とは無縁の生活をしているので、最初はどんな場所なのだろうと緊張していました。
おっしゃる通り最初の時は体調を崩したお客さんの対応をするのだと思っていましたが、実際は運営組織側の職員さんや騎手の方と接することが多かったです。朝出勤すると、まず騎手の方たちの健康チェックがあります。形式的なもので騎手の方たちは慣れていますが、診察の補助をする私は単発アルバイトですし、診察する医師も医局から派遣されてきている単発アルバイトなので勝手が分からずあたふたする場面もありましたが、まあおおまかはルーティーンのような感じです。
競技が始まってからは、体調不良を訴えるお客さんの対応がメインですが、1日勤務して数件でした。競馬場という場所柄か、あまり柄のよくないお客さんも多いのですが、診察は医師が行うため特に怖い思いをすることはありませんでした。
私が勤務した日は何もトラブルもなく平和に終わりましたが、落馬やお客さん同士の喧嘩（アルコールの入っている人も多いのでイザコザは色々あるようです）による怪我などがあると処置もありますし、場合によっては病院へ搬送ということもあり大変なようです。年に数回はそのような日もあるそうです。
勤務時間の大部分が待機時間だったため、同じくアルバイトに来ていた医師と話したり、持ち込んでいた看護研究を進める時間もありました。ちなみに昼食は職員食堂で食べられたのですが、部外者感があり寂しかったです。味はとても美味しかったです。

病棟看護師の経験しかなく狭い世界しか知らなかったので、こんな業界もあるのかと最初は思いました。普段関わることのない職種の方と接したり、知らない世界の裏側を垣間見ることができて楽しかったです。私の勤務日は特にトラブルもなく、看護師として何かできたわけではありませんが、世界は広いなあと思いました。
待機時間が長いので、退屈に感じる人には向いていないかもしれませんが、看護研究を進めたり、読書したりする時間もあり、少しお得感もあるアルバイトでした。

競馬場という場所柄、客層が必ずしもよいとは言えません。気性の荒いお客さんや、アルコールが入っているお客さんも多く、不躾な言葉を投げかけられることもありました。しかし基本的に医務室での対応なので医師が同席しており、患者さん（お客さん）と直接やりとりするのは医師なので、そこまで怖いことはありませんでした。
日給は看護師バイトとしては高くも低くもありませんが、もし雨天などで途中でレースが中止になった場合は、9割まで終わっていても給与が半額になるということでした。もしそのような日に当たってしまったら嫌だなあとは思います。