Category
神奈川県鎌倉市は人口約17万人です。観光地としての知名度が近年急上昇している都市のひとつであり、年間2,000万人近い観光客が訪れる賑やかな街です。観光客は多いですが、夕方以降は閑静な住宅街に色を変えるため大都会で生活するよりも暮らしやすいという特徴があります。また湘南方面へアウトドアに出かけやすくショッピングはJR線を利用すれば約1時間で都内へ到着するという様々な方面へアクセスしやすい立地です。
そんな神奈川県鎌倉市ですが、人口は平成22年を境に減少傾向にあります。年齢別にみると年少人口・生産年齢人口は減少する一方で、65歳以上の老年人口のみが増加し、少子高齢化が進みつつあります(参照「鎌倉の人口」「鎌倉市人口ビジョン鎌倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略」)。令和元年8月1日現在の人口は172,238人、JMAP将来推計人口によれば、今後も人口減少と高齢化が進み、2045年には15万人を切り、全体の4割が高齢者となる見込みです。今後の人口減少によって医療機関が減ることも想定され、看護師のニーズも変動する可能性もあります。
鳥取県鳥取市は2019年9月現在、約19万人の人々が暮らす鳥取県の県庁所在地です。豊かな自然と新鮮な食材が豊富な鳥取市は、住みたい田舎ランキングで毎年上位に入っています。手厚い医療サービスの提供や移住者のための就業支援を行ったりして、市を挙げて移住者のサポートに積極的に取り組んでいます。
鳥取県鳥取市の人口は2005年頃をピークに減少傾向にあり、令和元年7月31日現在の人口は187,398人です(参照:「鳥取市の人口・世帯数」「鳥取市人口ビジョン」)。JMAP将来推計人口によれば今後も人口は減り続け、2045年には15.7万人にまで減少、特に生産年齢人口の減少が顕著であるようです。市は早くから人口減少対策に取り組み、既に一定の成果をあげていますが、今後出生率の上昇と転入の増加で人口減少のさらなる食い止めを目指しています。しかし現状の予測通り推移すれば人口減少による医療機関の減少なども考えられ、看護師のニーズが低くなる可能性もあり得ます。
青森県八戸市は、青森県の東に位置しており、太平洋に面していることもあって、古くから工業や漁業で栄えている市です。冬の雪は少なめであるものの、凍りつくような寒さが印象的。また、アイスホッケーやスケートなどのスポーツが盛んであるため、「氷都」とも呼ばれているのが八戸市です。
青森県八戸市は人口減少と高齢化が深刻です。平成17年3月の合併により人口は249,530人となりましたが、その年をピークに年々減少が続き、平成30年には約2万人減少の230,365人(参照:八戸市統計情報・人口のうつりかわり)。最新のデータをみると令和元年8月31日現在は228,348人と更に減少しています。JMAP将来推計人口によれば今後も人口は減り続け、2045年には16.2万人にまで減少、高齢者が全体の45%を占めるという予測です。八戸市内には400床以上のいわゆる大規模な病院も多くありますが、今後の人口減少によって医療機関が減る可能性もあるでしょう。それに伴い看護師のニーズも下がる懸念もあります。
山口県宇部市は、瀬戸内海へ半島状に突き出ている人口16.4万人ほどの工業都市です。古くから良質な採炭地として知られ、現在でも瀬戸内工業地帯の一角を担う有数の工業地帯です。大手化学総合メーカー宇部興産の拠点もあり、南部を貫く港湾道路からは延々と広がる工場地帯を目にすることができます。宇部興産創業者の名を冠した渡辺扇記念館や寄付によって整備された宇部市ときわ公園は、市民にとっては憩いの場となっています。
山口県宇部市の人口は、平成7年をピークに減少が続いています。令和元年9月1日現在の人口は164,482人ですが、今後さらに人口減少が進み、2040年には13.9万にまで減少するとの予測もあります。老年人口のみじわじわと増加し、生産年齢人口は大きく減るため、少子高齢化も深刻です。(参照:「宇部市人口ビジョン」「宇部市住民基本台帳人口」「JMAP将来推計人口」)医療の需要に関しては、宇部市は人口10万人当たりの病院数が全国平均よりも多く、直近は大きな影響はなさそうですが、今後の人口減少によって医療機関が減る可能性も否定できません。看護師の需要もそれに準じて変動することが考えられます。