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乳児院で看護師の求人があるということを知らない人は、意外に多いことでしょう。 看護師であっても、乳児院で働けることを知らない人は多いものです。 乳児院とは、何らかの事情によって両親と生活できない赤ちゃんが預けられる児童福祉施設で、いわゆる孤児が集められるところです。 原則として児童養護施設は1歳以上の児童を養育していますが、乳児院では基本的には1歳未満の乳児を養育しています。ただし、必要に応じて1歳未満の乳児だけでなく就学前までの年齢の子供を預かる事も可能となっています。

乳児院には保育士や児童指導員のほか、属託医、看護師の配置が児童福祉施設最低基準で義務付けられています。 終始気をつけていなければならない乳幼児を預かる施設ですから、医療に関してのサポートが不可欠になります。 そのため、乳児院の求人案件でも看護師の募集は多く、赤ちゃんが好きな看護師に人気の高い職場となっています。 ただ、看護の対象が乳児であるため、医療という現場とは少々違いますが、いざと言う時のためにいつでも看護師としての能力を発揮することが出来るだけの知識と経験は最低でも必要になります。

★乳児院における看護師の配置義務

子供を預かる施設として保育所などがあります。 以前は保育士などのスタッフがいれば問題はなかったのですが、食中毒やインフルエンザ、他疾患などにかかった場合などに即座に対応することが出来る医療のエキスパートの存在が不可欠であると言うことがあり、厚生労働省が保育所、乳児院への看護師、属託医の配置を義務付けることになり現在に至ります。

乳児院は乳幼児期の子供を預かることになる施設ですので、通常の保育所よりも更に気を配った管理が必要になります。 物を言うことのできない乳幼児が相手ですから、体調不良などの際には専門の医療関係者の判断が必要になるケースも多くあります。 そうした場合に配置されている看護師や属託医が的確に判断をして、即座に対応することが出来る環境を作り、子供を守ることが出来るようになります。

乳児院における看護師の配置人数は、10人を超えない施設を除き、0歳児から1歳児までの児童を預かる場合には、1.6人で1人以上の配置、2歳児では2人に対して1人の配置、3歳児では4人に1人の配置と言う基準が定められています。 ただし、看護師の人数を揃えるというのは、現代社会において相当に難しい問題であるため、保育士、児童指導員をもってこれに代えることが出来るという救済措置も用意されています。 それでも乳児院への配置義務に変わりはありませんから、ある程度の看護師を確保しなければならないのも事実です。

★乳児院での看護師の仕事

病院で働く看護師は、主に入院患者のケアや来院した患者の案内などがメイン業務になります。 病院と言う医療の現場で働くため、常に何かしらの医療補助の仕事がありますが、乳児院での看護師の仕事は病院のそれとは大きく異なります。

小児科をイメージしている方もいるかもしれませんが、乳児院での看護師の仕事は、乳幼児の健康管理が主だった業務になります。 病院のような医療補助などの仕事はなく、乳児院へ預けられている乳幼児の体調を管理し、異変を感じた際には即座に近隣病院と連携をして処置をする事が出来るように体制を整えておくことが重要な仕事になります。 乳児院には生まれて間もない0歳児から1歳児、2歳児と言った乳幼児が集められており、特に0歳児の場合には少しの環境の変化などで体調が変わってしまうこともあるため、常に気を配って体調管理をしなければなりません。 また、インフルエンザなどの場合にも適切な対応をして、他の乳児への感染を最小限に防ぐなどの役割もあります。

乳幼児の健康管理以外にも雑務や事務などの仕事はありますが、メイン業務となるのは乳幼児の健康管理であると言うことを忘れずに仕事をしなければいけません。

★乳児院で働きたい看護師のための求人

乳児院における看護師の配置基準の確立など、乳児院で働きたい看護師にとってはより転職しやすい環境が出来上がったと言えますが、逆にこれは恵まれない子供が増えているという現状をも物語っており、あまり喜べる話ではないのかもしれません。また、あまり大々的な求人が出る事も少ない乳児院ですので、求人探すには困難を極めるかもしれません。しかしこうした中でも、乳児院への就職を希望する看護師はマイナビ看護師のような転職サイトを利用する事でスムーズに希望通りの求人を見つける事が出来ると言えます。

子供は甘やかすのではなく甘えさせてあげる事で大きく成長していきます。乳児院で生活している子供たちは、甘えさせてくれる人を必要としています。看護師としての健康管理・体調管理だけでなく、心のケアとして甘えさせてあげられる環境を作ってあげる事も必要かもしれません。