皆さんは企業検診などの採血のアルバイトをしたことがありますか?検診は全国各地で定期的に行われますし求人も多く看護師には人気のアルバイトです。今回は、検診の中で特に採血業務を経験した看護師の方に体験談をインタビューしてきましたのでご紹介します。
1.採血スキルを上げたい!企業検診の採血のアルバイトに挑戦!
性別 | 女性 |
年齢(検診アルバイト経験時) | 29歳 |
現在の職場 | 地方の市民病院の外科病棟(正社員) |
業務 | 検診車に乗って企業の検診に同行し看護業務(主に採血)を行う。 |
使った転職エージェント | マイナビ看護師 |
検診アルバイトのきっかけ | 検診ナースの内容に興味があり、特に採血業務を行いたかった。 |
キャリ姉
検診での採血のアルバイトをされたんですね。具体的な仕事探しの方法と業務内容教えて下さい。
検診(採血)アルバイト経験者A子
仕事探しは、マイナビ看護師に以前から登録していて担当スタッフと面識があったのでマイナビ看護師経由で紹介を受けました。
アルバイトの内容は検診車に乗って、企業の検診に同行し、ナース業務を行うというものでした。まずはどういった対象者がいるかをざっと資料提供していただき、当日の流れを確認します。看護師同士で分担が決められており、受付、問診、身体測定、心電図、X線などの担当がありました。私はその中でも、臨床経験があるということで、採血担当になりました。元々採血を希望してバイトに応募していたというのもあります。採血が苦手という人は他の業務に変更もできるようです。
後は来る人来る人を採血するという仕事ですが、これがなかなか大変でした。もちろん若い年齢の方が多いのですが、中には血管がなかなかない人もいて、人手もいない中で中々のプレッシャーでした。また、採血中に気分不良になる方もいるので、その対応も冷静かつ手早く行う必要があります。私が実際にアルバイトをした時は、30程度の人数を対象に採血しました。かなりの集中力が必要となり、終わったときはくたくたになりました。また、針刺し事故や検体の取り違えが起こらないよう留意する必要もありました。私が行った時は午前中だけの業務で、朝10時から昼ごはんなしの14時くらいに終了しました。検診ナースの中でもなかなか集中力もいる業務内容だったと思います。
キャリ姉
なるほど。集中力が必要ですね。検診の採血アルバイトに参加して得られたこともあったのでは?
検診(採血)アルバイト経験者A子
実は正直採血業務が苦手であまり自信がありませんでした。しかし、今回アルバイトの経験を通して多くの採血業務をこなす中で、自分の自信につながったかと思います。そもそも応募しようと思ったきっかけも採血業務をやりたいという気持ちもあったんです。色々な血管を一度に拝むことはなかなかないので、自分のスキルアップになったと思います。血管を見る目が一気に養われました。あとは、どうしても失敗しないで、とプレッシャーをかけてくる人にはあえて自信満々で対応するなど、対応策も身に付けることが出来たように思います。
キャリ姉
検診(採血)アルバイトで苦労したことは?
検診(採血)アルバイト経験者A子
一番は自分以外も忙しく、人手が足りないので、自分の手に負えない場合は頼る人がいないということです。またアルバイトということで、もちろんその日初めて会う人たちばかり。困ったり分からなかったりしたときも相談しづらく感じました。また、採血中気分が悪くなった場合、休む場所がなく、簡易で急いでその場で作りました。事前にそういった準備をしておいてくれればありがたかったのですが、なかなかアルバイトだけではそこまで気が付かないのが現状なのかと残念に思いました。
キャリ姉
確かに臨機応変な対応が検診(採血)アルバイトには求められるんですね。