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「輸血」は臨床で行われている一般的な治療です。患者さんの状態に合わせ、全血、血小板、血漿など必要な血液成分が輸血され、看護師は最新の注意を払って輸血を行っています。日本においてこの輸血は、自己輸血を除き全てが献血によって調達されており、その運営・管理は日本赤十字社が行っています。輸血介助が看護師の仕事であるように、献血時の採血も看護師の仕事です。看護師のみなさんの中にも献血をしたことのある方も多いと思いますが、「自分も献血の仕事をしてみたい。」と考えたことはありませんか?では実際に献血の仕事をする看護師の特徴と、求人について見てみましょう。

★献血の仕事

献血の仕事の大部分を占めるのは「採血」です。献血をしたことがある人はわかると思いますが、献血を行う時は、まず少量の採血を行い血液型の判定、ヘモグロビン値の測定、血小板数など採血ができるかどうかの判定を行います。この時の針は21Gで、普通の採血と同じです。その後、献血のための穿刺を行いますが、献血の針は17Gと太くなるため、穿刺の技術が求められます。最初は慣れなくても回数を重ねるうちに上達しますが、献血者は練習台ではありませんので採血血に自信がない看護師や、苦手な看護師は向いていないかもしれません。また、病院での採血と、献血のための採血の大きな違いは、病院は疾病を持つ患者さんに行う「不可欠」なもので、献血は献血者の「善意」によりさせていただいているという点です。そのため献血業務は病院と比べサービス色が濃くなり、献血後の飲み物や粗品の提供など物質面でのサービスと同じように、看護師の献血者に対する接遇も病院の患者さんに対する者とは少し違ってきます。

★どこで献血の仕事を行うか

献血の仕事は大きく分けて、献血ルームのように一定の場所で行う場合と、献血車で巡回をする場合があります。献血車勤務の場合は、行く場所により早出や残業など勤務時間が不規則で、小さい子供を保育園に預けている看護師は時々問題が生じるようです。正職員の場合はルーム勤務希望が叶うとは断言できないため、どうしてもルームでしか働けないないという人はパートとして勤務する方法がおすすめです。就職を決める際には、どこで働くのか?移動はあるのか?などをあらかじめキチンと確認しておくとよいでしょう。

★献血看護師の給与

献血看護師は、日本赤十字社の職員ですから、赤十字病院で働く看護師と同じように、経験に合わせて基本給が決まります。夜勤手当はありませんが、日勤で外来や病棟と比べると軽作業でありながら同等の給与がもらえるという点ではとても安定していると言えるでしょう。またパートも勤務状況により保険や年金、ボーナス制度が適応になる場合もあります。

★献血の仕事に向いている看護師とは

献血の仕事の大部分を占めるのが「採血業務」ですから、採血や注射が苦手な看護師は向いていないかもしれません。採用基準に採血の上手下手はありませんが、献血者から苦情が寄せられることもありますし、なによりも自分自身、勤務することが苦痛に感じると思います。またたとえ採血の腕がよくても、献血者と円滑なコミュニケーションが取れない人は向いていません。最初に書きましたように、献血業務は一般的な病院勤務よりもサービス色が濃い仕事だということを忘れてはいけません。また、基本的に健常者相手の仕事ですが、献血中にVVR(迷走神経反射)により体調が急変したり、出血、神経麻痺などの事故が起こりうることもあります。そのため一般的な看護知識はもちろん臨床経験もあった方がよいと言われているので、新卒ではなく転職看護師が向いているでしょう。

★献血の仕事の求人

献血業務は、日勤のみで給与も安定していることから、子育て中の看護師に人気がある仕事です。しかし、求人数は限られていますので、献血の仕事に興味がある人は、マイナビ看護師などの看護師転職支援サイトなど情報量の多い転職支援サービスを利用し、常にアンテナを張り巡らせておくのがよいでしょう。ハローワークや転職情報誌は、こちらから情報を探さなくてはいけませんが、看護師転職サイトなら、「献血の仕事希望」と伝えておけば、あなたに合った求人が出た時に、すぐにあちらから情報を知らせてくれますから、忙しい人でも効率的に転職活動ができます。また、病院は就職してみないとなかなか内部事情や働きやすさがわかりませんが、献血の場合、自らが献血者となって献血ルームや献血車に行き、看護師の業務内容、接遇、雰囲気を見ることができますから、是非足を運んで自分の目で確かめてみてはどうでしょうか。