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看護師が自身の卒業学校とは違う県へ就職するケース、また転職で県をまたぐケースは決して少なくありません、ただやはり県外へ就職・転職する方が向かう先は、東京、大阪、愛知、福岡、宮城など、人口の多い都市が目立ちます。中でも「東京」は県外就職・転職者の中でも毎年高い人気です。上京に対しては「明るい」「大変そう」「楽しそう」「若者」など、メリットについて様々なイメージがあるかと思います。今回は上京する看護師についてそのメリットや職場探しのコツ、志望動機や面接のポイントなどに触れて看護師の上京の実態を解剖していきたいと思います。

1.看護師が上京する理由で多いものは?

上京して都会の生活に憧れる看護師はたくさんいるでしょう。もちろんメリットも多いわけですが、なかなか決心がつかない方や家族・親族などから反対をされている方も多いでしょう。では実際に上京する看護師はどんな理由で上京してきたのでしょうか。実際に上京してきた看護師に理由を伺ってみたので下記にまとめます。

(1)都会に暮らしたかったから(田舎の地域性が合わなかった)

(2)求人数や症例数も多くて可能性が広がると思ったから

(3)実家を離れ自立したかったから

(4)求人を見ると給与が良かったから、または福利厚生が整っている気がしたから

(5)せっかく国家資格を取ったから田舎に留まりたくなかったから

というわけで様々な理由がありますね。看護師国家資格を持っているからこそ可能性は広がり、ある意味自由な働き方ができるのはメリットとも言えます。都会で働いてみて挫折したとしても日本全国どこでも求人ニーズが高い看護師は上京することに、ためらいが少ないのかもしれません。

転職組ではなく新卒で上京する方は以下のような点は意識しましょう。

(1)家族の意向をしっかり聞いてみること

家族から反対されたまま上京するのでは、後味が悪く上京先でつまづいた時にひとりで抱え込むことになってしまいます。実家にお住まいの場合、家族としっかり話し合ってから上京に挑戦しましょう。

(2)引越し費用について確認すること

上京費用について、病院によっては支度金制度というものがあります(後述で詳しく記載)。しかし、自分が就職したい病院が明確であり、かつ支度金制度がない場合には上京資金が充分であるかしっかり確認しておきましょう。

(3)新卒でも求人サイトを使うべきなのか

一般的な看護師求人サイトは転職者向けがメインです(新卒看護師は病院ごとに一括で大量募集している場合が多い)。ですが中には看護学生用の求人・合同説明会情報ページが存在しますので、そちらもメリットがありますので利用するようにしましょう。

2.看護師が上京する時の志望動機や面接のポイント

看護師が上京するときの志望動機は抑えておきたいポイントのひとつです。例えば上京理由が「プライベートを充実させたい」「出会いの場を広げたい」など、仕事面に全く関係のない自分のメリットのみを伝えても面接官には響きません。

「患者がたくさん来るのでたくさんの症例を見て糧にしたい。また地方では出来なかったプライベートの充実もさせたい。」

「地方ではスキルアップのために資格取得をしようとしても開催地が遠く受験できないから、日本の中心地の医療現場で働きたいまた、そうゆう場で看護師同士の出会いの場を広げたい」

など「公私共に目的があります!」と伝えるのがベストです。

看護師が上京する時の面接成功のポイントについても補足します。「上京する場合の面接で良くある質問」ということでまとめてみました。

・なぜ、上京しようと思ったのか ※上記の志望動機と絡めて答えましょう。

・上京する上での不安はあるか

・上京後何年くらいこの地で働くのか、またその理由は何か

・上京に関して家族の反対はないか

・上京する土地に友人や縁はあるのか

志望動機など基本的な質問についてはおさえておきましょう。その他の項目も答えられるようにして自分を採用するメリットを伝えられるようにしましょう。また、転職組の方で求人サイトを利用する場合には担当のキャリアアドバイザーが面接練習を実施してくれる場合もあります(遠方の場合電話練習も可)。自身から積極的に申し入れしておきましょう。

3.地方から上京する看護師へ求人選びのコツと福利厚生のポイント

地方から東京への転職は、求人探しから土地勘のない場所での面接など想像しただけでも大変なこと満載ですよね。看護師の転職や就職活動に、今や必須となりつつある求人サイトですが、「状況に特化した」特集やホームページは存在するのか調査しました。

すると「上京したい看護師」に向けての情報提供しているページがありました(マイナビ看護師ハートフルスタッフ)。ページ内では上京する看護師へ求人サイトのキャリアアドバイザーがどのようにサポートしてくれるのかや、応募から採用までの流れについてなど簡単に説明されています。数ある求人サイトの中でも状況に特化したページがあることは、安心材料になりますね。

上記のような転職サイトを使って職場を選ぶことはもちろん推奨できますが、その先の具体的な就職先はどう選べばいいでしょうか?いくつかアドバイスしたいと思います。

①上京費用を出してくれるところを選ぶ

上京でネックとなるのが上京費用です。遠方である、かつ新年度4月からの就職となれば引越し費用の相場も高くなりがちです。しかし、上京する看護師向けに支度金(病院によっては赴任費、渡航費などと呼び方は違いますが)という手当があります。

東京都内の病院ホームページで支度金を明記している病院を数個ピックアップしてみました。

新京浜病院 http://www.keihin-hospital.jp/job/recruit/

東京都済生会中央病院 https://www.saichu.jp/jobs/nurse/requirements/

関東中央病院 https://kanchu-kango.net/recruit/216.html

至誠会第二病院 http://www.shiseikai-daini-hosp.jp/nurse_employment.html

佼成病院 https://kosei-nurse.com/recruit/celebration.html

また、就職活動で求人サイトを利用していれば、キャリアアドバイザーへ「支度金あり」を探していることをお伝えください。キャリアアドバイザーが抜粋して提示してくれます。この「支度金」という制度を上手く活用すれば金銭的な課題はクリアできそうですね。

②帰省するための長期休暇や夏季休暇に対しての福利厚生を確認しておく

上京ということは、首都圏に実家がある方とは違い「帰省」というイベントが年に数回あるかと思います。そのため年間休日数や夏季休暇の有無、リフレッシュ休暇の有無などを確認しておきましょう。近年、法改定で有給休暇が全く取れない現状は改善しつつありますが、まだまだ看護師は人手不足です。上京したのは良いものの里心がついて辞めてしまったり、精神的ダメージを溜め込みすぎないように帰省できそうな休暇はあるかどうかは就職前に把握しておきましょう。

③故郷で何かあった時に力になってくれる病院を選ぼう!

例えば自信が長男(長女)であり、地元の両親が介護が必要になった時に退職して故郷に帰るのではなく、一旦在籍したままで介護休暇を取得できる病院を選ぶ人もいます。介護休暇は名前ばかりの福利厚生になりがちなので、取得実績があるのかどうかなど、事前に把握できると良いですね。

あとこれはかなりレアケースですが、自然災害で実家が被災地になる可能性も捨てられません。地元の両親の生活確保のために自分の負担が大きくなりすぎないために、「お見舞金制度」をもうけている病院も少なくなくなってきました。自分の被災も家族の被災も補償してくれるような手厚い福利厚生も存在するので、しっかり確認してみましょう。

 

看護師の方で上京して活躍したい方へ

上京をするということは実家や住み慣れた田舎を離れ自分で生活を営んでいくことが必須となります。もちろん、家族ですから遠方からでも支援をしてくれる場合もありますが、自立心を鍛えるチャンスとも言えます。光熱費の相場を知り、役所で行うべき手続きを知り、自宅に起こったトラブルを自分の力で解決していきます。それは実家にいたら「しなくても良かった」ことかもしれませんが、社会の常識を学ぶきっかけになります。

また、都会に住むことでプライベートの充実も期待できますね。流行の最先端に触れること、娯楽施設がたくさんあること、衣服や雑貨も不便しないこと田舎では味わうことのなかった充実感を得られるかもしれません。出会いの場を広げることが出来るのも都会ならではですね。本気で上京を考えている方はマイナビ看護師などの転職エージェントを使いながら賢く転職活動を進めましょう。