看護師がデイケアでパート・アルバイトをした体験談をご紹介！

デイケアの利用者さんが朝来たら、まずは全員の血圧、脈拍、体調の悪い人は体温などのバイタルチェックをして、それを簡単なボードに記載します。その後は、患者さんと一緒に歌ったり、看護師がメインになって、座ってできる簡単な体操などをしました。足腰が弱っていて、特別な支援が必要な人には、その人専用の運動プログラムに従って、マンツーマンで、歩く練習をしたり、足上げの練習などを行いました。その間に、ほかの皆さんが介護士さんのお手伝いのもとでお風呂などに入るので、お風呂に入った後の傷や、褥瘡(床ずれ)などの手当てをします。

お昼時は、全員分のお薬の配薬と、飲ませることまできちんと行うのは、看護師の仕事です。糖尿病の方は、血糖値チェックも行います。だいたい、日中のお仕事はこのくらいで、お年寄りが家に帰る時間になったら、お見送りをします。ご家族への連絡が必要な患者さんに対しては、ご家族への連絡ノートなどに、日中のバイタル情報や、日中の様子などを記載して、ノートを書お渡しします。全てが終わった後に、血圧や脈拍などを記録した簡単なボードからカルテへの看護情報の転記を行います。これでデイケアの看護師のパート業務はだいたい終了です。

ご高齢の利用者さんへの体操の方法や、大きな声で元気に、どうかけ声をかけたら一緒にやってくれるか、などを学んだりしました。基本的にデイケアは、そこまで症状の重くない高齢の利用者さんがいらっしゃるので、看護師側の精神的負担などが少なかったのがよかったです。

私は週3日ほどのパートで、毎日出勤しているわけではなかったので、翌日の看護師さんへ分かりやすいようにカルテを書くのが、勉強になりました。あとは介護士さんの方が普段の利用者さんを知っているので、その方からの情報共有なども勉強になりました。

私は人前でとても緊張しやすい体質なので、大勢のご高齢の利用者さんの前で、大きなかけ声をかけながら体操をするのが、すごく緊張をして大変でした。利用者さんの中には、そんな私に気を使ってか、頑張って！などと声をかけてくださる方や、一緒に数を数えてくださる方もいらして、助かりました…。

あとは、やはり人のお命を預かるお仕事なので、毎日具合があまり良くない利用者さんや、高齢なので急に具合が悪くなる利用者さんもいらして、そういった方への対応の仕方、責任感が重くかかる仕事ではあります。看護師の仕事上、仕方ないのですけどね…。