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看護師といえば病棟で患者さんのケアをする姿が一般的ですが、近年では、病院以外でも看護師の知識やスキルを活かせるデスクワークの仕事が増えています。身体的な負担が少なく、プライベートと両立しやすいデスクワークは、看護師にとって新たな働き方として人気です。この記事では、看護師がデスクワークで働ける職場や、そのメリット・デメリット、転職のポイントを紹介します。

■デスクワークができる看護師の職場

看護師のデスクワークといっても、業務内容や職場環境はさまざまです。以下に、看護師がデスクワークで働ける職場をカテゴリー別に紹介します。

産業看護師(企業看護師)

産業看護師は、企業に所属し社員の健康管理やメンタルヘルスのケアを行う、看護師としての新たなキャリアの一つです。オフィス勤務が中心で、社員の健康相談対応や、予防的な健康指導など、看護スキルを活かして社員の健康維持をサポートします。

  • 主な業務内容
    産業看護師の業務は、社員の健康診断の実施とその結果のフォローが大きな割合を占めます。健康診断で異常値が出た社員へのアドバイスや、病気の早期発見・予防のための健康指導を行います。また、オフィスでの快適な労働環境の維持や、職場内の衛生環境の整備も担当します。ストレスチェックの実施や、メンタルヘルスに関する相談対応、メンタルヘルス研修の企画も業務に含まれます。
  • ポイント
    病棟での患者さんとの対面ケアとは異なり、社員と長期的に信頼関係を築き、予防や健康促進を重視した業務が求められます。看護師経験を活かしながら、一般のビジネスパーソンと近い環境で働くため、新たなコミュニケーションスキルも身につきます。企業によっては社員食堂での栄養指導や、禁煙・運動のための社内プログラム作りなど幅広い業務に携われることも魅力です。

保険会社のアドバイザー

保険会社でのアドバイザーは、加入者の健康を守る立場から保険の活用をサポートする仕事です。看護師としての医療知識をもとに、保険加入者への健康アドバイスや、保険金の給付に関する判断を行います。

  • 主な業務内容
    主に、加入者からの健康相談や保険に関する問い合わせ対応を担当します。例えば、疾病予防のアドバイス、既往症のある方への健康指導、治療方針の説明など、医療現場で培った経験をもとにしたアドバイスが求められます。さらに、保険金給付の際には、医療記録や診断書を確認して適正な支払いを判断するなど、専門的な知識を活かした業務も行います。
  • ポイント
    電話やメールでの相談対応が多いため、直接患者さんに会うことはほとんどありませんが、患者さんの話を的確に聞き取り、正確に伝えるコミュニケーションスキルが重要です。また、保険や法律の知識も必要となるため、医療と保険の両方の知識を活かして働きたい方に適しています。勤務は基本的に平日のみで、残業が少なく、働く時間が安定していることも魅力です。

医療系ライター・コンテンツ作成者

医療系のライターは、看護師としての経験と知識を活かして、医療や健康に関する記事やコンテンツを作成する仕事です。医療機関や医療系のウェブメディア、製薬会社などが発信する情報の執筆や編集に関わります。

  • 主な業務内容
    医療や健康に関するトピックの執筆や記事編集、医療機関のウェブサイトやパンフレットのコンテンツ作成、患者さん向けのリーフレットの制作など、多岐にわたります。読者は一般の方や医療関係者が多いため、専門的な内容をわかりやすく、時には面白く伝えることが求められます。また、時にはSNSでの情報発信や、動画コンテンツのシナリオ制作に携わることもあります。
  • ポイント
    オフィスや在宅での勤務が多く、時間の融通がきく場合が多いため、育児や介護と両立しながら働けるのが魅力です。特に、書くことが好きな方や、人に伝えることが得意な方には向いている職種です。また、フリーランスとして活動することもできるため、キャリアを自分のペースで築いていきたい方にもおすすめです。

 臨床試験(治験)コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターは、製薬会社や医療機関と連携し、治験の進行やデータ収集をサポートするデスクワーク中心の職種です。新薬や治療法の開発に貢献するため、看護師としての専門性が活かされます。

  • 主な業務内容
    治験参加者への治験内容の説明、インフォームド・コンセントの取得、患者さんの経過観察、データの入力と管理、治験プロトコルの進行サポートなどが主な業務です。患者さんへの説明やフォローアップのほか、医療機関のスタッフや製薬会社との連絡調整も必要なため、社内外の関係者とコミュニケーションを取りながら業務を進めます。
  • ポイント
    新しい薬や治療法の開発に携わるやりがいがあり、医療現場の経験をデスクワークで活かせるのが特徴です。また、治験に関する知識が求められるため、臨床だけでなく、製薬や医療機器に興味がある看護師にとって新たなキャリアの可能性を広げることができます。

コールセンター看護師(医療相談窓口)

コールセンターでの看護師業務は、電話やメールを通じて、患者さんやその家族の健康に関する相談に応じるデスクワークの仕事です。健康保険組合や製薬会社、医療機関が設置する相談窓口で活躍します。

  • 主な業務内容
    電話やメールでの相談対応が中心で、患者さんの症状に合わせたアドバイスを行います。病院受診の必要性の判断、薬の服用方法、健康管理に関する相談など、多岐にわたる健康に関する疑問や不安に対応します。また、必要に応じて医師への相談や、他の医療機関への受診を促すこともあります。
  • ポイント
    直接患者さんと会う機会は少ないですが、声だけのコミュニケーションで信頼関係を築き、適切なアドバイスを行うスキルが求められます。勤務時間も比較的安定しており、夜勤がない場合も多いため、家庭と仕事の両立を図りたい方にとって働きやすい環境です。

訪問看護ステーションの管理業務

訪問看護ステーションでの管理業務は、オフィスでのデスクワークを中心に、訪問看護師のサポートやスケジュール管理を行う仕事です。現場の臨床業務ではなく、事務的なマネジメント業務を担当します。

  • 主な業務内容
    訪問看護師のスケジュール調整、ケアプランの作成、訪問先の利用者へのサービス説明、事務手続き、シフトの作成、スタッフの育成・指導などが業務に含まれます。現場の看護師と利用者の間に立ち、スムーズにサービスを提供するための調整役として働きます。
  • ポイント
    現場の看護師経験がある方は、その知識を活かしてマネジメントに挑戦できるため、キャリアの幅が広がります。また、オフィスワークが中心のため、体力的な負担も軽減されることから、落ち着いた環境で働きたい方に向いています。

医療機器メーカーのメディカルアドバイザー

医療機器メーカーでのメディカルアドバイザーは、医療機関での看護師の経験を活かし、医療機器の使用方法の説明やトラブル対応をサポートする仕事です。基本的にはオフィス勤務のデスクワークが中心です。

  • 主な業務内容
    医療機器の使用方法の指導、トラブルシューティング、製品導入のサポート、製品に関する問い合わせ対応などを行います。医療現場での知識を活かし、病院やクリニックのスタッフとコミュニケーションを取りながら、機器の使用方法や注意点を伝えます。また、医療機器の使い方やメンテナンスについてのトレーニングを実施することもあります。
  • ポイント
    新しい医療技術や機器に触れながら、現場とは違う視点で看護師のスキルを活かすことができます。オフィスでの勤務が中心で、安定したシフトで働けるため、ワークライフバランスを大切にしながら働きたい方に最適です。

 

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デスクワークでの看護師職は、今までのキャリアとは違った新しい働き方の可能性を広げてくれます。身体的負担を軽減し、安定した働き方を求める方や、看護師としての経験を別の分野で活かしたい方は、ぜひデスクワークの看護師転職を検討してみてください。自分に合った働き方を見つけ、新たな環境で看護師としてのスキルを発揮しながら、充実したキャリアを築いていきましょう。